KGK == Keiji KOSAKAさんの<cdb19b$n8i$1@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から
>>>> ここで評価値は正当かでなければ不当かしかありません。「PならばQ」とした
>>>> ところで、P,Qが2値であれば裏も逆も成り立ちます。

一応解説。
「犬ならば哺乳類である」は哺乳類のカテゴリが多値(犬、猫、牛、馬、…)な
ので「犬でなければ哺乳類でない」は成り立たない。
10円玉で「数字が書いてあれば裏」は「数字が書いてある面とない面」と
「裏と表」のそれぞれ2値なので「数字が書いてなければ裏ではない」は成り
立つ。

>>> そんな無茶な。
>>> 
>>>> たとえば、
>>>> ・Y染色体を持つなら男である
>>> 
>>> というのから、裏の、
>>> 
>>>> ・Y染色体を持たなければ男ではない
>>> 
>>> を導くことはできません。
>>> 第一の命題には、Y染色体を持たない男が存在しないことは含まれていません。
>
>> #では存在するのだろうか?
>
>もし存在しないとしても、それは第一の命題から導かれることではありません。
>何か別の前提が必要です。

いいえ別の条件などは不要です。
もし存在するとすれば「命題:Y染色体を持つなら男である」が偽であるという
だけのことですね。この命題が偽ならその裏が偽であることに不思議はない。


>>> 例えば、ある箱の中に、赤い球、青い球、青いサイコロがあったとします。
>>> 色は、赤と青の二値、形も球とサイコロの二値で、「P,Qが2値であれば」と
>>> いう条件を満します。
>>> 
>>> しかし、
>>> ・色が赤であれば形は球である。
>>> という命題は正しいですが、その裏の、
>>> ・色が赤でなければ形は球でない、
>>> という命題は、青い球の存在のため、間違いになります。

>>> よって、「P,Qが2値であれば」という条件を満すだけでは、裏が成り立つと
>>> は限りません。
>
>> そりゃ、恣意的に選択された至極狭い範囲内で*偶然*そうなっているというだ
>> けの話で、
>
>もちろん、そうなるように前提を選んだわけです。

つまり、

wackyの<40bdd1e9$0$19836$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp>から
$つまり、「2値であること」以外に【余計な条件】を付け加えているのはKGK氏
$の方であるわけです。

そのまんまじゃん。

>> 本来的には色と形の間に支配的な関連性が存在するわけではありま
>> せんから、そもそもの「色が赤であれば形は球である」という命題の正当性自
>> 体が非常に怪しいものであるわけですよ。
>
>上の前提に従う限りは完全に正当です。

では、その前提に従った上で同様の指摘をしてみましょう。
条件は
1.その箱の中の世界に限る
2.色は赤色と青色の二値だけが存在する
3.形は球体と立方体の二値だけが存在する
だけですよね。
それ以外に世界を律する条件がないのであれば、その世界に存在する物体は
・赤色の球体
・赤色の立方体
・青色の球体
・青色の立方体
の何れかであるわけです。
つまり、その世界にも赤色の立方体も存在しうるわけで「ある箱の中に、赤い
球、青い球、青いサイコロがあった」のは*タマタマそうだった*のか「KGK氏
が一つ隠した」のかは知りませんが、*世界の全てを表している訳ではない*で
すよね。
#意図的に配置された組み合わせを「それ以外に在り得ない」かのように述べ
#たってのがこの詭弁の種明かしです。
従って、そもそもの「色が赤であれば形は球である」という命題自体が偽であ
るわけですよ。「2値であること」以外に「ある2値同士の組み合わせは存在
しない」といった【余計な条件】を付け加えない限りは…。

-- 
wacky