古寺@話を戻せそう...と思ったポイントが有ったのに、前投稿で忘れてた、
です。

NS-1がどうたらで、とにかくシフトアップだけを頻繁にしたいという、手段
が目的の動機が有ったと思うんですが、250なら迷わずマルチ推奨かも(^^;

で、やはり前記事でのフォロー部分は「250のマルチ」に帰結する問題だっ
たんでしょうか?

EBATA Toshihiko さんwrote:
> 
> From article <40A24C86.95B945D@sp8sun.spring8.or.jp>
>         by Masahiko_KODERA <kodera@sp8sun.spring8.or.jp>
> 
> > この理屈(主に慣れで程度問題)でいえば、よっぽどのなんらかの演出で、
> > およそ普通の感覚のシフトアップでは遅れてしまうくらいの設定でなけれ
> > ば、今の時代売ってる250マルチも額面通り走るように走らせればよいの
> > だと思うんですが...

#今でも同クラスの主流として(予想に反して)残っちゃってるんで、ひょっ
#として極端な設定はもうしてないのかな、と予防線を張ったりしたんですが(^^;
 
> 額面どおりってのがどこからかってのがむずかしいですが、ふつ〜に街中で流
> していても常時6000rpmぐらい回る世界ですから少なくとも10000rpm以上は要

はい、同クラスツインでも類別的には高回転型で40PSから表示してたような
ZZ-Rが(前出の6速で180km/h越さない設定も影響してるとの推測付きで)、
50km/h道路で当たり前のように6速入ったり、Golf(車)の15000rpm程度
の感覚(振動、音などからの負荷の掛け具合認識)で5000rpm平気で回ってる
くらいですし、そんなものが有ろうかと。
「額面」というのはまあ、メーカー側の商品アピール的な速さ順というか(^^;

> 求されそ〜です。これをゼロ加速ですぐに出すのは、いくらすかすかだけど回
> 転だけはやたら上がるエンジンでもツラいんじゃないでしょうか。

いえ、ゼロ発進だとやりようが有るんですよ(^^; それこそ10000rpm近辺
からの半クラスタート(ぉぃ)... お前出来るかと言わると、どーなんで
しょうけど(ぉぃぉぃ)。実際のところ中型バイクらしい加速を与える程度
の、繋ぐ前にワッと回転を上げておいての半クラスタートをやるのに、それ
ほどシビアな教材じゃないですよね。2stでイキがってひっくり返るリスク
が有るとかに比べて手加減楽というか(手加減考えなくともというか)...
ただ、4気筒250こんな速いぞみたいなイメージで売っていて、それを常用
してクラッチやら寿命どれくらいよ?みたいな、商品に対する懐疑心はずーっ
と有りました。
2気筒でもこのクラス、スポーツとして残っているのはいずれも相当なビッ
グボアショートストローク系ですから、程度問題で全体傾向は近いんです
よね。

んで、250程度のボリュームしかない4stでの違和感でもう一点、下が無い
反面、ノンスナッチ速度は上がらないか、むしろ単室容積がミニマムなマル
チだとなおさら下がってるような気がしませんか?
400以上だと流れが滞っている交通流のなかで、速度維持程度のトルクを出
し入れしてる場合(積極的な加速では無いの意)とか、その段でのエンブレ
に失効感が有るところから、スナッチを生じない範囲だったら丁寧に開けれ
ば速度維持程度は引き出せますよね。
250だと高回転ツインでもこれが「非対称」な感じで。閉じていてノンスナッ
チ領域としてはまだ下に余裕が有るところでも、反転ジンワリ開いたあたり、
中速域(それこそ5000rpmとか)で不整な領域を跨ぐケースが有ります。
マルチだと、閉じ局面でノンスナッチは上のクラスと同等程度に錯覚させら
れて、うっかりそのまま開けようとした時のフンニャリ感が尚更大きいかと。
EXUP付きのヤマハ(ギヤもGSX-Rなどよりずいぶんマシな配分だったかと)
と、1-2年遅れのCBRでアイドル(高くしてあったが)発進できた妙なトルク
感が出てへぇ〜と思ったことが有るんですが。
車速の乗りとか実用面では過渡応答が重要で、となるとミニマム4気筒は原
理的に不利な要素を抱えている分、本質的に厳しいだろうなとは思います。
'89FZR試乗車で「このレベルが1年早く出てれば維持費浮いたのに」と思っ
た経験では、それまでの250レプリカが表面的なパワーウエイトレシオ競争
も有って、小さく軽く作ったライディングポジション上方の違和感がより
大きかったせいかもしれません(それこそ、高回転全開をするには恐い姿勢
のが有った)。当時、500km/日程度のツーリングを良くこなしたので、む
しろポジション重視だったかも。

もう一点別の見方をすると、同じ排気量でも高回転を多少捨てれば下が扱い
やすく実用性が増すという一般論は、ボア・ストローク・気筒数といった根
本要素をいじらなくては、非常に狭い範囲でしか通用しないんじゃないかと。
どういうことかというと、250で残っている希少な普通のスポーツをどうし
ても4気筒で提供したいなら、今の性格付けだったら四輪で主流化したロン
グストローク×4でもいいんじゃないかと。
けど、そもそもこのクラスのエンジン設計を根本的に見直す余力はどこにも
ないんでしょうから、レプリカ時代の遺産を継承し続けるんでしょうね。
ツインながら45PSで設計されていたエンジンを継承している現ZZ-Rにし
たってそうです。VTよりショートストロークエンジンを積んでますからどっ
かで見直した方が良いでしょうに。
現状ではそれぞれ、存在自体が奇跡なのかも(^^;