谷村sakaei wrote:
> Kaz Hagiwara wrote
>> 小泉首相の最近のガンコ一徹な言動は、それを知らずにやっている
>> というよりは、現在の中国共産党政権の置かれた位置を重々承知の
>> 上でのパフォーマンスと見るのが常識的です。知らずにやっている
>> ならただのバカですが、常識的には外務省があつめた情報をもとに
>> アメリカのブッシュ政権とコンタクトを取り合いながらやっている
>> と見るべきでしょう。そうやって、中国共産党政権の取り得るオプ
>> ションの幅を狭めていき、反日、反米、反台湾へと、逃げ場のない
>> ところへ追い詰めて、それで何かするつもりなのかもしれません。
> 
> そこまで考えている?

うーん、ちょっとフィクションぽかったですね。でも、つい三日前
もアメリカとEUが繊維問題をめぐって中国に対してセーフガード
を発動したことに対して中国系の新聞が敏感に反応したばかり
(*1)ですし、アメリカがEUとともに経済的側面から中国を刺激
しにかかっていることに対して中国政権は相当いらだっています。

*1 <http://jp.chinabroadcast.cn/151/2005/06/05/1@42739.htm>

アメリカが最終的に中国に対してどういう戦略構想を持っているか
不明ながら、中国がアメリカの東アジアにおける最大の「仮想敵
国」であることは事実です。これまでのアメリカ歴代政権のやり方
から見て、中国に対してもアメリカは「詰め将棋」をやっている可
能性が高いと見て不思議はありません。

日本がこうしたアメリカの動きとまったく独立に行動するというこ
とは常識的にありえませんし、特に小泉政権になってから、政治、
経済、軍事にわたって、アメリカとの連携が強化されていますか
ら、アメリカの東アジア戦略に呼応して、側面から中国共産党政権
を刺激(してある方向に誘導)する役割を小泉政権が担っている可
能性を考えてみたわけです。

トンデモかもしれませんが、アメリカってのは、ウラからいろいろ
手を回してトンデモなことをやる国ですので。

萩原@グリフィス大学