In article <seu15k3lng.fsf@astec.co.jp>,
Takuya KUDO <kudo@astec.co.jp> wrote:

>他の案としては YAMAHA あたりがだしているセットになったものがあります。
>それも検討したのですが大きさの自由度がないのが難点かな、と思っています。

YAMAHAのといえばアビテックスでしょうか。
http://www.yamaha.co.jp/product/avitecs/
http://www.avitecs.com/index.html

身近な設置例としては、マンションの自室で生ホーンや電気ギターの練習を
している知り合いがいますが、さすがに夜間〜深夜は無理みたいです。
古いタイプなので狭くて暑くて、とうてい音楽鑑賞の可能な環境ではありません。

ところで、先のフォローで「消音」と意味ありげに強調したのは、こういう場合、
「遮音」と「吸音」、そして「制震」とをわけて検討するほうが明解だと思うから
なんです。

>うちは6階立ての5階なので、そもそも無謀なんです。

こういう環境でもって「プライベートルームライブハウス化」とくれば
ふつう如何にして遮音するかが一番問題となる部分かなと思います。

プラッターエコーの処置はどちらかといえば仕上げのチューニング領域ですが、
例えば厚手のカーテンで対応できるのは高音域の「吸音」が主目的で、
盛大に音漏れするやっかいな低音域に於ては遮音や吸音の効果は
ほとんどありません。

基本的には、部屋全体を外部構造とアイソレートした遮音壁で包んだ上で、
ルーム内特性を整えるためマスに応じた吸音を施すのが一般的でしょう。

他の方のフォローにあるように、リスニングルームは多少ライブな感じにして
おくと、長時間疲れないまま音楽を楽しめると思います。

モニタリングする場合は逆となり、デッド&フラットな環境でモニタからの直接音で
検聴しますから、とても緊張を強いられることとなり、非常に疲れる空間です。
デッド環境なので同等の音圧感を得るための音量も余計に必要になることから、
遮音特性もよりシビアになります。

集合住宅のオーディオ環境に話を戻すと、構造以外の実際に手をつけられる
部分はあまりなくて、部屋の中での吸音&制震がメインになることが多いのでは
ないでしょうか。

よくあるのは、壁や天井に「吸音材」をぺたぺた貼付けた結果、中音域〜高音域が
デッド&ドライ&プアになってしまいバランス最悪→音量不足感からさらにアンプ出力を
上げて隣戸に筒抜けとなる低音域がますますうるさく暴れて低品位になるというもの。

心地よいと感じるリスニング環境はそれぞれ違うものですが、マンションなどの
場合は特に近隣との問題もあって、よりいっそう難しいと思います。

あまり参考になるようなサイトがみつけられなくてとりあえず、
http://www.salogic.com/home.htm

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sora