Re: 主装置とPBXの違い
"Takeshi SUYAMA" <tsuyama@be.to> wrote in message news:bocnc0$bcu$1@news-est.ocn.ad.jp...
> Shiino Masayoshiさんの<bocg65$1e1i$1@mozart.shiino.taito.tokyo.jp>から
> >それよりも、CES と PBXが、持主 (キャリアか利用者か) 以外に何処が違うか
> >の方が不思議です。
>
> CESというのもあるのですね。キャリアが所有するPBXということで
> しょうか?
キャリアが所有して企業が賃借するPBXもあったりしますが、それはともかく、
CES(セントレックス・サービス)は、「局側に設置した通常の交換機」に内線相互
接続などのオフィス用機能を付加したもの。個々の内線電話機は外線接続の可否に
関わらずすべて局交換機から1本づつ加入者線が引かれ、通常の電話番号を持って
います。複数地域の局交換機を利用した専用線接続や、受付台(交換台)の設置など、
PBXと同様のサービス機能を網羅しています。
PBXは交換機本体が利用者の構内に設置されるのが、CESと最も違うところですね。
最近は電話システムとコンピュータシステムを統合(連携)させた「CTIシステム」
が流行りです。こういうことが自在にできるのも、CESにはない利点でしょう。
一時期「PBX」という呼称をやめて「音声ノード」などと呼ぶメーカもあったよう
ですが、最近はまた「IP-PBX」という形でよく見かけるようになりました。
ちなみに局交換機は「ノードシステム」と呼ばれています。
オフィス向けのIP電話については、キャリア側・ISP側のIP電話装置で実現する
「IPセントレックス・サービス」もあります。今後の主力になりそうな気配。
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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