"おいらはMac" <whiteboard21@mac.com> wrote in message
news:bnign2$11hvbe$1@ID-205905.news.uni-berlin.de...
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> "J_Saita3 premium" <J_Saita3@hotmail.com> wrote in message
> news:3f9ca4fa_5@news.premium-news.net...
> > ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
> >  期間限定付、ディベート用護憲派 J_Saita3 premium Saita3
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> まず、憲法には大きな13条と小さな13条があるわけではありまっせん。ノミか
ら
> 見れば13条は常に大きく見えるでしょうし、ナポレオン法典と比べて見ればとて
も
> とても小さくしか見えないでしょう。
>
> さて、現憲法13条に関しては改正を殊更主張しようとは思いません。
>
> 第13条「全て国民は個人として尊重される。生命、自由及び幸福追
>      求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない
>      限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」
>
> これの何処が要改憲なんですか?これを改憲したいと言う人の意見をむしろ聞かし
て
> 頂きたいですな。で、「改憲の立場から見ればどうなる」って、あ〜た、どうにも
な
> らないですよ。そのまんまです。そのまんまとしないで何かごちゃごちゃ言いたい
奴
> がごちゃごちゃ言えばいいんでないかって事だけですな。それで何か問題でも?
>
> よって、この条項は、たとい自衛隊の関係を改憲の立場から見た時にも、改正の必
要
> は無い。
>
> 以上。

改憲論者が憲法13条を軽く見ているなら、とんでもない、憲法意識といわざるをえ
ません。
改正の必要がないというだけでは、改憲は9条のためにするだけ。この意識は、近代
民主主義憲法の最大の命をかえりみない憲法感覚です。このようなものたちが、改憲
と騒いでいるその神経にこそ、憲法を語る資格などない証拠です。

13条には歴史のエッセンスが詰まっています。
ここにはロックの思想があります。
「人間は、自然状態のままでは社会も身分もなく制約もないので皆、平等。自由にい
かなる契約も結べる。
国家や社会というものはこの自由平等な人間が、社会契約を結んで生まれたもの。人
間は国家や社会はなくても暮らしていけた。だが、経済活動が活発化して人間同士が
契約を結んで社会を作った(社会契約論)。

したがって、国家権力は人民の同意と契約で作り上げられたものであるため、国家権
力は人民に奉仕するためにある。もし、国家権力が人民を不幸にするならば、人民は
この契約を改めることができる。革命で新しい政府を立てて良い。」
ここに「人権」が確固たる根拠を持つに至った。
基本的人権は国家や政府ができる以前からあった人間の権利なのである。生命、自
由、財産、この三つが基本的なロックのあげた権利。さらにロックのがき的なところ
は、労働によって生活資源が増加する事を発見したこと。(私有財産の発見。私有財
産が労働により増える。それまでは資源は有限でただ奪い合うものとみなされてい
た)。まさに、ここが近代資本主義の歴史的な始点。国家や社会がなくても所有権が
ある。(天賦の権利)
国家といえども個人の所有権には介入してはならないという思想の誕生。

憲法は「国家に対して、国民の権利をまもれと命令を下したもの」である。

改憲により、9条を変えて、戦争による紛争解決という手段を国に命令することは、
国家、社会誕生以前から人間に天賦の権利として与えられている生命、自由、財産へ
の介入であり、「国家に対して国民の権利を守れと命令を下している」憲法13条に
違反している。これは決定的な矛盾である。よって、改憲により戦争にる紛争解決
は、国民の生命、自由、財産への国家の介入にあたるものであり、許されない。
なお、戦争放棄は日本国憲法の専売特許ではない。「国策遂行の手段としての戦争放
棄」は1928年の不戦条約にもある。世界128カ国の憲法に平和条項があるとい
うではないか。(文春新書「日本国憲法を考える」西修)


















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