yam wrote:
> "kaz hagiwara" <kazhagiwara@yahoo.co.jp> wrote in message
> news:3F0BB927.93E44FD0@yahoo.co.jp...
> > アメリカ軍にとっては、敵味方の区別がつきにくい最悪の状況になりつつありま
> > す。
> 
>  自衛隊を送る我々にとって、まさにうってつけの状況と言えるでしょう。

「我々」の中には入れてほしくない者ですが。

このままの状態がイラクに続くとすると、今後の可能性として、大まかに、

1 イラク支援法案は可決しても、「交戦地域」の解釈でまたひともめして、
  結局行かず仕舞い
2 政府が「危険である」と判断して、行かせずに終わるか、あるいは、は
  るか後方、または洋上での任務に終始する
3 無理して行かせて、けが人、殉死者を出す結果となる

がありそうですが、その「うってつけの状況」となるには、3の結果となるのが
最低条件でしょう。ただし、3の場合でも、

3a けが人殉死者の出た後即座に撤退する
3b けが人殉死者を出してもイラクにとどまる

の選択はありうるわけで、この場合3bの選択をしたときのみ、「武器の携行を許
すべきではないか」という世論がわき起こる可能性が考えられます。

しかし、けが人、殉死者を出して、さらに、武器携行を許してまで現地に自衛隊が
留まる強い理由はちょっとなさそうですし、武器携行を許すについては、法案改正
の手続きが必要になりますので、「イラク支援」にはもう間に合わないでしょう。
逆に、武器携行を許さないままイラクにとどまらせる、という選択もまた、ちょっ
とありえそうもない。

すると、考えられるのは、「今度自衛隊を海外に出すときには」という条件のもと
で「武器携行許すべし」という方向の法案が出されることです。その「今度」は、
それを演出するアメリカにかかっているわけですが。

萩原@グリフィス大学