谷村 sakaei wrote:
> 
> 小泉総理では戦後左翼の作り上げた非常識を完全に打破できない。

この点が、小泉総理に課せられた通過儀礼のようなものになっています
ネ。いわゆる大衆迎合主義と言われるものの背後に隠れている朝日−毎
日系の反日工作の危険性や、ジャーナリズム一般に特有の脆弱性、この
二つを払拭しないと、保守派としては安心できないわけですから。

もっとも、靖国参拝、拉致問題、イラク戦争、有事法制など、驚嘆すべ
き自己流を発揮、打破のための円滑化という環境は、なぜか小泉政権下
で整ってきました。しかも、出しゃばらないように、気を遣いながらで
す。今後は、教育問題で一定の指導力を発揮する方向ならば、文句の出
ようはないはず。

ところが、構造改革推進には元々、「戦後左翼の進歩主義による体制の
民主的変革」及び「投資家の市場への関与による体制の民主的変革」と
いう二つの思想と戦略を根拠に支えられている一面があります。いずれ
も朝日派の思想であり戦略なんです。テレビ朝日とかの。外圧とか。

だから、まず、改革を進めながら、その前者の左翼的意図を骨抜きにす
るために、行財政改革に石原軍団を充てたのかもしれませんね。保守派
の流儀で。もっとも、テレ朝の左翼的意図は、石原軍団に反米を期待し
ているわけですが。

「戦後左翼の作り上げた非常識」は克服されつつあるわけです。フジテ
レビとか、田原総一郎氏の功績ですね。田原氏は自らを反権力と称して
戦後左翼ふうになってしまいましたが、皮肉なことに、その番組作りが
世論の右傾化に寄与した最大の功労者の一人です。

問題は、後者。「投資家の市場への関与による体制の民主的変革」を主
題とした風評や振幅の大きなことのある動き、これへの対応でしょう。

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