いいじまです。

> Shell のところを /bin/sh に変
> 更したら正常にアクセスできるようになりました

とりあえずは解決おめでとうございます。

                                ☆

以下、補足説明です。

> 「ここで異状」はなかったのですが次の手順を行い 

これ、人間の目から見て正常に表示されるだけではダメなんですよ。
特定の書式に厳格に従った出力をしてくれないと、WinSCP2 は受け付けません。

たとえば、
・ファイル名以外の部分に日本語が出ると、完全にアウト
・ls -a で出力されるファイル名の後ろに、ディレクトリを表す「/」や実行フ
 ァイルを表す「*」が出ているだけでもアウトの場合あり
です。

で、世の中の環境は必ずしもその「特定の書式に厳格に従った出力」をしないの
で、WinSCP2 は、「Clear aliases」「Clear national variables」というオプ
ションを用意しています。

前者は、たとえば ~/.cshrc で「alias ls ls -aF」と書かれていたような場合
に困る(ls は対して困らないけど、「alias mv mv -i」なんかが設定されてる
と本当に困る)ので、ログイン直後に「unalias ls」「unalias mv」を実行させ
るためのものです。このコマンドはシェルが csh 系でも正常に処理されます。

問題は後者の「Clear national variables」で、これは強制的に英語表示にする
ためのものなのですが、「LANG=C ; export LANG」といったコマンドを実行しま
す。この書き方は、/bin/sh、bash、zsh では意味を持ちますが、csh/tcsh では
これではダメで、「setenv LANG C」といった感じで実行しなければいけません。

#「『LANG=C ; export LANG』だけでなく『setenv LANG C』も実行してくれ」
#と作者にリクエストしましたが、却下。まあ、WinSCP2 からは /bin/sh を使
#うように設定すればいいだけのことなんですが。そんなわけで、私が書いた
#http://www.sodan.ecc.u-tokyo.ac.jp/2002/article/tips/ssh/winscp.shtml
#には、事情の詳細は書きませんでしたが、その設定を指定してあります。

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> あまり詳しくないので入門書の例題スクリプトを使えるように Shell をいつも
> csh にしているしだいです

私も csh 派です(正確には tcsh ですが、FreeBSD ではどちらでも同じです)。

ただ、システム管理用のスクリプト(/etc の下にあるものとか)は /bin/sh で
書かれているので、いつかは sh 系の書法も少しは覚える必要が出てきますね。
私は現在、tcsh のない環境(csh はあるけど、カーソルキーでのコマンドヒス
トリーとかの機能はついていないので、コマンドを自分で入力する目的には使い
物にならない)も一部で使っているので、そちらのために bash を勉強中です。

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飯嶋 浩光 / でるもんた・いいじま   http://www.ht.sakura.ne.jp/~delmonta/
IIJIMA Hiromitsu, aka Delmonta           mailto:delmonta@ht.sakura.ne.jp