河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

fj.soc.politics には珍しい話題だ....

In article <ege4l0$56b$1@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>, "GON" <gon@mocha.freemail.ne.jp> writes
> 日本の近くである程度の規模の核爆発が起こったのなら
> 岐阜県の神岡鉱山にあるスーパーカミオカンデで
> 結構な量のニュートリノフラックスが観測されるのでは
> ないかと思ってますがどうなんでしょうか?

身近な「ある程度の規模の核爆発」っていうと、やっぱり、太陽の
核融合でしょう。観測にかかったのも、太陽、あるいは、超新星の
ニュートリノです。

もちろん逆二乗則には乗るんですが、ニュートリノ自体の反応がほ
とんどないので、太陽からのものでさえ、ほとんど観測されてない
状況です。あまりに見つからないので超新星のものを検出するまで
ニュートリノの質量はないんじゃないかと思われていたようです。

あとは数値の桁の問題なんですけど、(核融合と核分裂の反応の
差には目をつぶるとして...)

    太陽と北朝鮮との距離の比  (1.5x10^8km / 5.0x10^2km )
    太陽のエネルギーと、数百トン程度の爆発の比  (3.9x10^26 W / 8.4x10^10 J)

の問題になります。原爆はJかよ... 原爆の爆発の時間にもよるん
だけど... 3秒ぐらいかな? だとすれば、2.8x10^10 W ぐらいか? 

ってなわけなんで、ちょっと足りないようですね。水爆だと、4x10^16J
とか書いてあるな。

> ニュートリノとぶつかった水中の電子の運動量を測定することで
> 爆発の規模やどんな核分裂によって生成されたのかなどある程度
> 推測できるのではないかと想像しますがどうなんでしょう?

検出できたとしての話だけど...  時間差で計るんだろうなぁ。
少なくとも三つは必要ってことだと思う。原理的には地震波
の測定と変わらないね。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科