河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

これも古いんだよな。柾悟郎で、日本SF大賞なのか。1995年。もう
10年近く前の本なのか。その頃の fjは賑やかだったけど。

こういうのって近未来の設定にしたいのはわかるんだけど、そうすると
なんとなく合わない気がする。

ビィーナス・シティっていう仮想空間で、一種の脅迫事件があって、
それが、ネットの神々とかといろいろあって... で、関与している
のが、OLの女の子と、外国人の上司(ジムさん)ってわけですね。

ヴィーナス・シティの中の話は悪くないです。うまく処理している
と思う。メインフレームとかは古い気もするが、今のネットワーク
・ゲームだって、そんなものだしな。

体感インタフェースみたいなの(マイノリティ・リポートとか、ペ
イチェックみたいなやつだね。あるいはJ.M)が出て来るんだけど、
あんまり、説得力ないかな。探しているのがテキストデータだった
りするし。ただ、ビジュアルには、そういうのが必要なのかも。

でも、近未来の日本の方がなぁ。日本人の外国人嫌いをもっと深く
扱うつもりなのかと思ったけど、なんか、皮相的にしてしまってい
て、それが男性の限界なのかって感じもしました。

どうして、現実世界の方で解決しなければならないのかってのも、
不思議。ネットのことはネットで解決するものだろ?

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