河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

二つ費すほどの作品でもないんですが、少し、書き残したので....

終り方が「いきなり終る」って感じになってるみたい。力尽きました
なのかな。

南極の方の「宇宙からの物体X」も、あれで終るはずないし、月の
巨大構築物も、これからどうなるかに興味があります。なんで、こ
こで終る? 

でも、なんか意表を付かれて終るって感じじゃないんだよね。あ、
やっぱり、ここが限界かっていう感じ。二人で書いているから、打
合せながらやっているはずなので、最初からこういうように終らせ
るつもりだったんでしょうけど。

ナノマシン(ナノバグ、ナノロボット、まぁ、いろいろ呼び方はあ
るけど)を宇宙にばらまくっていうのはいいんだけど、ちょっと、
宇宙の広さを甘く見てない? 銀河の宇宙の密度は割合に高いんだけ
ど、恒星の密度ってあまり高くないから、地球と月に降り注ぐ程の
密度で宇宙にばらまくには、かなりばらまく必要があると思う。狙
って、打ち込む、あるいは、軌道修正しながらってことになると、
やっぱり、カプセルみたいなのにいれた方がいいんじゃないかな? 
太陽風にさからってナノマシンが重力で地球に落ちるって、なんか、
直観的に変な気がする。

ベアの「天空の劫火」では、かなり巨大な機械を送り込んで来る
わけですけど(大半は仮想質量という設定なんだけど)、恒星間
の移動だと、やっぱり、それくらないとだめなんじゃないかな。

ナノマシンって、まだ「セントラクドグマ」がないんだよね。分子
数個では知性を持ちようがない。やっぱり、ウィルス、あるいは、
単細胞レベルでしょ? 大きさ的には。もっと大きくすると、自己複
製の仕組みがかなり複雑になってしまう。単細胞でも自己複製の仕
組みはかなり複雑。ウィルスは単純だけど複製は細胞レベルに寄生
しているわけだし。

だとすると「複製をおこなう比較的大きくて複雑な機械」と、
「小さくて単純な機械」っていう二段構成の方がいいんじゃない?
赤血球とかも赤血球自体が直接増殖するわけじゃないよね。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科