河野真治 @ 琉球大学情報工学です。こっちは、少しはまともじゃん。

In article <3f364ca2_1@127.0.0.1>, "SEO Shirou" <sessha@myself.com> writes
> 出来ない理由というのは、予算が、本来の使途目的以外の勘定科目で使われること
> で、予定と実績のつじつまが合わないから追求されるという理由ですか？

ま、そういうことでしょう。どうも監査ってものが存在しない、つ
まり、予算は必ずぴったり消化されるっていう時代があったみたい
ですね。

> これは、粉飾だからではないでしょうか。実際に設備投資に使われた金を設備投資
> したところで当然ですし。予算で費用の予定だったカネを設備投資に実際は使ったと
> いうのであれば、設備投資が粉飾でないわけです。よって法的には問題にならない。

税金が絡むとそうはいかないみたいよ。とはいえ、設備/費用が確
実に予想できるわけでもなく... で、おそらく監査がないから食い
違いが出たときに修正する手段がないんでしょう。部分的な監査は
あったりするんだけどね。結構いい加減。企業でも大きな差がでる
と文句を言われます。が、結構緩い。国立大は異常。でも、異常だと
思っている奴は少ない。そこしか知らない人が多かったからでしょう。

> さらに、河野氏が備品を買ったとする。もはやこれは資産。費用なんかじゃない。費
> 用の範疇で考えてると決算できない。科学研究費の場合ならおそらく、資産について
> は一つ一つナンバリングしてシールでも貼って数えねばならない。しかし、河野氏は
> どうやらそんな方面には神経はいってない。

だから科研費かどうかは関係ないんだって。何べん言ってもわから
んやつらだなぁ。

残念ながらシール貼りはやらされます。消耗品かどうかとか、旅費
がどうのこうのとかわかってなきゃ文句も言えないだろ。通ると思
うから文句を言うわけさ。実際、いくつかは通るからね。

> ますね。結局、比較優位の問題。アルバイトでも臨時職員でも、誰でもよいからその
> 辺のことを専門にしてくれる人に任せられればそれが一番。ところが、事務職員がそ
> の専門と来ている。ここで、神経さかなでの日々というのが実態では。

その辺ってシール貼(備品管理) かぁ? それを全部事務がやってり
ゃいいってか? それのどこが大変なの? 君には大変なのかも知れん
が... が、事務がやらずに僕等が(教授とか助教授)がやっている
ことは事実だけどね。

何も知らんくせに、良く実態とか口に出来るな。

> しかし、これでは、問題は一面過ぎて、余りに、些細過ぎる。少なくとも、東大の副
> 学長が解任されるような科学研究費補助金の不正のような問題は、こんなレベルの話
> じゃない。われわれ日本国民は、科学研究費補助金なる勘定科目以外に何があるのか
> さえ知らない

科研費は費目じゃないです。自分で申請してみれば簡単にわかる
よ。申請書は、そこら辺(WWW)にあるんで読んでみれば?

ちなみに東大の副学長のは「カラ出張」でしょ? 数年前まではぜん
ぜんチェックしてなかったんだから結構あると思いますね。おおや
けに出たのは、誰かが脅したからでしょう。たぶん、カラ出張だと
言ったのは脅された部分じゃないんでしょう。

>。しかも、莫大な予算がつくものもいくらでもあるようですね。このよ
> うな研究費、および、補助金なるものの、予算化のメカニズムと執行のメカニズムを
> 知りたいわけです。

それらは公開されてます。結構ぶ厚い本。調べてないのは君達だろ?

細かい使い方がどうなっているかは実態を見ないとわからないけどね。
といっても監査もないのに、どうやって調べる?

僕的には(おそらく他の研究者もそうだと思うけど)、年間200万円
程度あれば学生10人規模の研究室では備品/消耗品とか旅費とは十
分足ります。海外旅費だとちょっと足がでるけど。その程度の予算
を管理するのに人手は必要ないです。(実際に出るのは、旅費に使
えない50万円程度。学校によるけど) 研究所だと公立か私立かと関
係なくそれくらいはあるのが普通でしょう。なんだけど大学では残
念ながらない。これは民間から来ると結構驚き。

この十倍になると専任がいないとダメだってなところでしょう。も
ちろん、実験とかで巨大な設備がいるときは別。それは別に申請す
るわけね。

---
Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus, 
              PRESTO, Japan Science and Technology Corporation
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科, 
           科学技術振興事業団さきがけ研究21(機能と構成)