河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <3F1EA436.6BFCA38E@yahoo.co.jp>, Kaz Hagiwara <kazhagiwara@yahoo.co.jp> writes
> > つまり、秘書給与制度の目的には少しも資さないような一般第三者による流用とは
> > 訳が違う。
> という点に強い根拠があるなら、社民党あたりから、秘書給与制度を修
> 正する法案を提出して流用を認める方向で提案してももいいわけです。

これは各政党も問題は認識しているんですよね。ただ、どう手直し
するかってのには及び腰らしいけど。

そもそも、一人一人手弁当で仕事しているような所に、いきなり、
1000万円で人一人雇えって言われても困るのは当然... 奥さんに頼
むのが良いんだろうけど... そして、それは「まったく問題ない」。
一方で、そのお金を人件費以外に有効に使ったりすると「犯罪」な
わけだろ。

> その場合「泥棒の開き直り」の謗りを受けるかも知れませんが、「議員
> 秘書給与」と「政治活動資金」の区別の存在が国会議員にとってそれほ
> ど無意味なものなら、国会で多くの賛同を得るかも知れません。

最初に、用途を限定して細分化された予算が、非常に一般的な活動
である政治活動にそぐわないのは当然ですよね。その一方で、その
細分化された予算の使われ方の効率みたいなものは重視されないん
だよな。

役所の予算をもらってみれば、そのあたりの大笑いなところは、す
ぐにわかるわけだけどさ。何故、そうなるかも割りと簡単にわかる。
つまり、

       文句を言われないお金の使い方

をしてもらいたいだけなのさ。それが有効に使われるかどうかと
関係なくね。例えば、

       人件費なら、それがどんなに役に立たない人物に払われても良い
       設備費ならば、それがそこあれば、どんなに使われなくても良い
       消耗品なら、20万円以下なら、なんでも良い

というわけなの。

科研費なんかでも、

       うだうだ言わずに自由に使えるお金をよこせ

って思うことが結構あります。別に、それで成果が上がればいいん
じゃないの? 何に使ったか記録して公開すれば、それでいいじゃん。
どれが資産で、どれが消耗品だとか、税金だなんだは後で計算すれ
ばよろしい。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus, 
              PRESTO, Japan Science and Technology Corporation
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科, 
           科学技術振興事業団さきがけ研究21(機能と構成)