Commentary on NGMP (Provisions, Committee)
NGMPをどう読むのかについて、好きな所を拾っての解説を書きます。
連載予定。
In article <ngmp6.5.part1.20040724@fj-news.org>,
committee@fj-news.org wrote:
○NGMPを最初に書いた人
:Original-author: kono@csl.sony.co.jp (Shinji Kono)
NGMPを最初に書いた、現在、琉球大学の三つ編みの先生(もはや
ソニーではない)を記念した1行です。
○『fjの参加者』とは?
:ニュースグループ管理の手引き(第6版)
:1.1 fjとNGMP
:fjのNGを購読する者を「fj参加者」(または単に参加者)と呼ぶ。
『fjの参加者』は、日本での『国民のみなさま』の様に用いられます。
ただ、『参加していない人』は関係ないんだね。ちなみに、『投稿者』
じゃないことに注意。投票だけ参加して読むだけ、てな人もいます。
現実的には、議論の組み立てに参加して投稿しないと、自分の意見は
反映されないんだけれど。
○『fj』という名前をつけたのは大先生。
:[解説] fjとは「From Japan」の略である。決して「For Japanese」で
:はない。ただし、本手引きに定めるニュースグループでの公告、委員会
:への連絡、および委員会から参加者への連絡には日本語を使用するもの
:とする。
fjは結果として日本語グループになっていますが、別に日本語で無くても
よい。日本人向けでも、日本語むけでもありません。しかし、委員会業務
はフランス語でされても面倒なので、日本語だけに限定してあります。
○fjの管理主体は、『サイト管理者と委員の集合体』。
ここの条項は、『管理主体』を完全に免責するためのものです。要するに、
『責任は無いが、権限はある』ということですね。単なる一般ユーザーは、
『責任はあるが、全権は無い』==『発言内容のあらゆる意味での責任は
投稿者個人にあるが、管理主体は投稿を削除する権限がある』ということ
です。投稿するのは『権利』ではなくて、『特権』であって、それは、管
理主体により与えられているものだ、ということです。
:1.2 fjと管理主体
:委員会の構成員(以下単に委員)およびfjを購読しているサイトの管理者
:を併せたものをfjの管理主体と呼ぶ。
:fjに投稿された記事に関する責任はすべてその記事を投稿した個人にあ
:り、管理主体にはない。
:ただし、管理主体は記事の内容が著しく不適切であると判断した場合、
:その投稿を削除するための適切な処置を講じることができる。
○『管理委員会==公選の管理人の集合体』。ニュースグループ改編案件の
進行役は『管理人==ある1人の委員(もしくはその代理)』であって、
『委員会==集合体』ではない。
NGMPで『委員会は』と書いてあると、委員の過半数の賛成を必要とします。
『管理人は』と書いてあれば、指名された該当管理人個人が決断します。また
管理人は委員で無くても構いません。代理人は、委員会の議決権はありません
が、管理人としては全ての権限を持っています。委員会が指名して、あなたが
納得すれば、あなたが今日から管理人になる、ということです。
:2. 管理委員会
:2.1 委員会の組織
:委員会の決定は委員の過半数の賛成を必要とする。
:委員会は委員の中から管理分野ごとに管理人を指名する。
:管理人は不在その他の理由がある場合、委員会の承認のもとに、代理人
:を指名できる。代理人は委員でなくてもよい。委員ではない代理人は委
:員会の決定に際しての議決権はない。
○fjの中で、NG管理グループは委員会直轄地。
これもNGMP6で付け加えられたもので、NG管理グループを委員会が独断で
管理できるようにするために作られたものです。NG管理グループがなくなる
とCFD自体が行えなくなるので、特に保護されています。
:2.2 委員会の業務
:委員会は分野ごとにその分野のNG管理に関する議論をおこなうグループ
:を指定する。これをNG管理グループと呼ぶ。どのNG管理グループをどの
:分野のNG管理に用いるかは委員会が指定する。
:[解説] NG管理グループの例としてはfj.news.group、fj.news.group.*、
:fj.news.policyなどが挙げられる。
○委員会の本分は、ニュースグループのリストの管理とコントロールの発行。
これが、委員の本業です。ここでのコントロールはもちろん、
newgroup, rmgroup, checkgroupsの三つを使って行います。
:委員会は参加者の意見を尊重しながら、以下の作業をおこなう。
: a) NGリストの管理
: b) NGの作成、廃止に関するコントロールメッセージの発行
○NGMP改訂は委員会の専権事項。
NGMPの変更の仕方は、この項にしかありません。
NGMPの変更は委員会提案(実際には、NGMP担当、現在は大先生)で
行われ、CFA/CFVで承認されます。NGMP変更には形式、期間はあり
ませんので、CFRは意味がありません。改訂の提案を委員会の専権に
するためにCFSも行えません。CFDがありませんから、期限切れ裁定
もなく、いかなる場合でも『fj参加者』の合意なしには改訂されない
ことになっています。
:委員会は参加者の意見を尊重しながら、以下の事項について提案できる。
: c) 本NGMPの変更。
:これらの提案事項は後述のCFXのうち、CFAないしはCFVの形式でNG管理
:グループで公表され、その成立をもって承認されるものとする。
:[解説] 委員会がその提案事項を公表し承認を求める手続きは、CFDを経
:ずにCFXのみの形式を取る。したがって、承認までの所要期間は2週間
:(CFA)または3週間(CFV)である。CFAに異議が出された場合、CFVに進んで
:もよいが、提案事項を取り下げてもよい。
○moderatorの管理は委員会の専権。ニュースグループの改編手続きでは
moderatorを指定できないし、しない。
後のCFDの提出の部分を読むと分かりますが、moderated groupの場合、
moderatorは誰か、CFDでは指定しません。実際にはmoderatorを委員会
と相談の上CFDを出すのが普通です。
NGMPではどうmoderationを行うのか、決めてありません。moderator
が好きなように行います。
:委員会はfjのNG群のモデレーターのリストを管理する。モデレーターの
:就任および退任は委員会の同意を必要とする。モデレーターの変更があっ
:た場合には、委員会はNG管理グループにこれを告知する。
○委員の選挙は勝手連の投票管理機関による。管理機関の正統性は誰も
保証しないし、していない。
委員会は選挙で正統性を与えられます。しかし、その選挙を管理する
人達は?だ〜れも正統性を与えていません。『私がやります!』と言って
くれた人がやるだけです。
:2.3 委員の選出
:委員の選出に際してはfj参加者は3名以上から成る投票管理機関を組織
:し、選出投票を管理する。
○委員にはNGMPの知識と、NGMPを執行する意志が必要。
従って、wackyは委員になれません。(笑)
:候補者は、本NGMPに規定される委員としての行為を遂行する能力と意思
:を持つことが要求される。
○委員は4選禁止。しかし、お休みすれば、またできる。
:連続して就任する場合は3回を限度とする。連続しない就任については
:回数の制限はない。
○委員の業務は委託できる。実際にコントロールを送りだすのは委員で無
くてもよい。
:委員会は必要と認めた場合、委員会の指名した人物に委員会の業務の一
:部を委託することができる。ただしその場合でも委託した行為に付随す
:る責任は委員会が負うものとする。
○委員の解任(リコール)は誰でもできる。リコールの選管も、勝手連。
三人揃えば誰でもできる。リコールには理由が要るが、どんな理由でもよい。
リコール投票は委員会は管理しないし、告知等の制限は全くない。
:2.4 委員の解任
:fj参加者は委員の解任動議を提出する権利を持つ。動議はNG管理グルー
:プにおいて公表されなければならない。
:解任動議においては、その理由を明示しなければならない。明示されて
:いる限りにおいて、動議提出に際して理由の適否は問わない。
:動議の提出者は、3人以上からなる投票管理機関を組織し、その旨をNG
:管理グループにおいて公表しなければならない。投票管理機関を組織で
:きない場合、動議は無効となる。
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松田@NY
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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