現在、日本の国会議員の選出方法は
単純小選挙区制が主です。
そして、この制度では次のようなサイクルが働きます。

(0)
第二野党が当選するには第一野党が当選するのに必要な分より多くの票が必要。
このため、第二野党へ一票を投ずる場合の選挙結果への影響は
第一野党へ一票を投ずる場合より小さくなる。
一方、与党への一票は、
全ての野党へ一票ずつ投票する行為を過不足無く打ち消すので、
全ての野党へ一票ずつ投票するのと等しい影響力を持つ。
つまり、
確保している票が多い党ほど、選挙結果への一票の影響力が大きい。

(1)
愚かな有権者は与えられた票を有効に使おうとする為、
一票の選挙結果への影響が小さい
つまり確保している票が少ない党は票を集めにくくなり、
一票の選挙結果への影響が大きい
つまり確保している票が多い党は票を集め易くなる。

(2)
(1)より、大きい党はより大きく、小さい党はより小さくなる。

(3)
(1)へ戻る。

(1)(2)(3)サイクルによって、
小政党から順に小選挙区からいなくなり、
選挙が成り立つ最低限の政党数…二党にならざるを得ません。
先の衆議院選の結果を考えれば、
その二党とは自民党と民主党です。
改憲の発議は必至でしょう。

もっとも、憲法に関しては国民投票の壁があります。
しかしその他に関しては、
二党が合意しさえすれば
有権者にはどうしようもありません。

> ファシズムの道をいくことになる。

二党が合意しさえすれば簡単でしょう。