Kiwiです。今観てきたところです。

"maki" <iam@an.email.ne.jp> wrote:

|以下ネタバレありなので、見てない方は絶対絶対絶対!!観ないで下さいね。
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|単刀直入にお聞きしますが、
|座頭市は結局は「めくら」なのですか?
|私はめくらだと思いました。

脚本上はそれで正解のようですよ。


|最後の台詞、確か
|「いくら目ぇひんむいても、みえねぇものはみえねぇんだよっっ」
|と言って石につまづいてズッコケますよね?
|それがどんでん返しというか、たけし流のオチで
|「結局見えないんじゃん!」ってことなのかと思ったのですが。。。


「めくらの方が人の心は見えるんだよ」という台詞とセットなんでしょ
う。(めくらの方が人の心は見えるけど、)蹴躓いてしまう石は「いくら
(めくらが)目をひんむいても見えないのよね」、的意味。

編集があまり綺麗にまとまってないのでわかりにくかったのですけど、
この映画のクライマックスは、正義のヒーローである「人の心が見えて
いるめくら」が「悪いやつら」を完膚無きまでにぶったぎる格好になっ
ていて、もの凄く格好よかったけど、エピローグではそのヒーローがずっ
こけて終わる、という演出だったように思います。

この点はあまり難しく考えてもしょうがないんじゃないかなー。
それよりも、芸人としてのタケシのサービス精神、というか
「人の心が見える??←んなアホな」というツッコミ精神というか
なんやかんやいってもこれまでリアリズムを追求してきた北野武として
の照れ笑い、という感じのエンディングだと受け止めておけばいいので
はないかと。

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Kiwi / 川島  貴 <kiwi@do-z.net>
http://cinemasaloon.com/