#新規環境のテストを兼ねた投稿です。

地名ということになると「留守」の元々の意味を意識するべきかも。
「留まって守る」という漢字の意味を考えれば明らかなんだけど、
「留守」という語彙の本来の意味は現代でいうところの「留守番」です。
つまり「留守番」というのは本来は「留守を実行する番」という意味。
「留守居」というのも「留守を実行するために居る」という意味。

ところがそれが
「留守状態を管理する番」「留守状態の場所に居る」
という意味に解されて「留守状態=不在状態」となったらしい。
チョコチョコっと検索してみたところ、
鎌倉時代にはそういう意味の変化が起こっていたようです。

「留守を預かる」という表現もありますが、
これも本来は「留守する仕事」を預かるという意味だったのが、
「留守状態=不在状態の家宅」を預かるという理解に変わったようです。

                                戸田 孝@滋賀県立琵琶湖博物館
                                 toda-takashi@biwahaku.jp