東風 のメッセージ:

>  北の核開発以降、明日にでも日本が核攻撃を受けるが如き投稿を見かける。
>  益して、北を作ったのはアメリカと言う者までいる。

作用反作用の法則がある通り、現在の傍若無人な金正日チンピラ政権を作った要因の一つが、ブッシュ極道政権であることは間違いない。しかしチンピラにもチンピラとし生き残りを掛けた知恵はあろう。仮にチンピラが核攻撃を日本に仕掛ければ、チンピラ政権は報復核攻撃を受けて一瞬にしてこの地球上から消え去る事位想像できるはずだ。その意味において、北が明日にでも日本に核攻撃を仕掛けて来るのではないかと右往左往する連中に対する批判は正しい。

では北は日本に対してこのまま何もしてこないかと言えば、それも又楽観論に過ぎる。六カ国協議は喩え再開されたとしても、行き詰る事は目に見えている。交渉が膠着し、究極の瀬戸際外交を北が展開しようとすれば、一瞬にして自らが消し去られる対日核ミサイル攻撃は選択しないだろうが、時間を掛けて交渉可能な対日テロ工作に打って出る可能性は十分にある。北が日本海側に居並ぶ日本の原発を複数同時制圧し、交渉が決裂すれば原発を爆破すると恫喝すれば、日本政府は手も足も出なくなる。こうなれば必然的にアメリカも北の意向を完全に無視できなるであろう。

いずれにせよ、ローカルなチンピラと広域暴力団の間で翻弄される日本のこの馬鹿げた状況を打開するには、金正日政権を安楽死に追い込むしかないが、これが出来るのは中国しかないのだ。幸いにして米中は北の核実験以降可也接近した。今日本政府がすべき事は、米中に対する金正日政権安楽死工作の強力な働きかけだ。北が若し再び核実験を実施すれば、中国は完全に北を見捨てると言う三行半を北に突きつけさせる(トウカセンは既に平壌で北に対して言明した可能性が高い)と同時に、北が万一暴発すれば、米中が南北から挟み撃ちにする状況を日本政府の働きかけて作り出すのだ。北は中国軍に北方から攻め込まれる事は全く想定していない。南北から挟み撃ちにされる状況となれば、金正日は安楽死(政権離脱)以外に道が無くなる。