そもそも自由貿易などというのは、間違いなのです。
歯止めがない。
貧しい国はますます貧しくなる。
儲ける国はますます設ける。
自由貿易は世界を滅ぼすのです。
地球が無限な資源をもち、ゴミ捨て場が無限の宇宙ならそれでも環境は持つでしょうが、貧しさは解決できない。ますます広がる。

倫理道徳で企業の首に貼り付ければ停止したり鈍足に歩くなどと思うのは尻が青いです。資本の運動に人情も道徳もありません。回転し続けます。ばりばり。

このような理不尽がまかり通ると思うのは世界の歴史に対する認識がおこちゃまです。自由貿易主義は、なにも道徳的に戦争帝国主義への反省から生まれたのではありません。自由貿易のほうがコストがかからず儲かるからです。ですからこれを広めた。日本はその波に乗った。しかしね、この自由貿易主義はすでに飽和。つくってもつくっても新しいものを開発しても開発しても、儲かる期間がどんどん短くなった。飽和状態。このような無理な状態ですのでもう、世界の自由貿易主義はもちません。では再び帝国主義か?
ええ、そうなんです。実際のところ、新帝国主義をイラク戦争や中東戦争は物語ってますね。対中国ではいまだに自由貿易主義ですが、中国は失速へ進んでいます。

anko氏の望む未来はどっちみち実現しないでしょう。

分け合う、ぼろ儲けの頂点に立つものは降りる。このような分散体制に世界はむかうのです。我国は、文化の輸出くらいなものでしょう、発展はね。