> >>  旧日本軍で「量産試作」にあたるものを米軍では「先行量産」と呼ぶそうです。
> >私も詳しくありませんが、実際はそんな単純なものなのかな。
>  恵畑氏の以下の説明を見る限り、「量産試作」=「先行量産」と言ってもよさ
> そうです。
> EBATA Toshihiko wrote in message
> <3d088c4a$0$22473$44c9b20d@news3.asahi-net.or.jp>...
> >これって現代の米国の戦闘機あたりで試作番号の Xはとれたものの F-ほげほげ
> >Aのロールアウト後の数機は試作みたいなものと同じですかね〜。
> >この数機はちょくちょく設計変更が入って、仕様が固まっていないという。
>  もちろんいわゆる「初期ロット」とは違いまして、量産用の設備や部品を使っ
> て本当に予定通りの性能が出せるかどうかを“試作”するもののようです。

うんにゃ、現代の航空機については、わたしゃそこの業界人なんで
断言するけど、少なくとも有名なB社は量産試作も先行量産も
しているよ。たぶんN社もM社も。
量産試作品も安くはないから売り払ってるけど。


EBATA氏の説明は

X-ほげほげというものが存在する
F-ほげほげというものも存在する
ロールアウト後の数機は試作みたいなもの

という事実を書いているだけ。これが何の目的かは別に書いていない。
で、X-ほげほげという意図で作った物と、F-ほげほげで作った意図や
目的、その後のロールアウト前後、わたしゃ知らない日本帝国海軍の
用語とが

 「量産試作」=「先行量産」

だったとはますます思えないなあってのが感想
単なる勘だけど、たぶん日本帝国海軍は量産試作はしてたと
思うよ。貧乏だからそれも商品にして売っちゃってるだろうけどさ。

> >量産試作:量産仕様の試作。普通の製品って量産を考慮して
> >     開発試作と量産試作はかなり異なる。
> >     (性能の優劣はむしろ逆転してることが多し
> >     量産型より開発試作が優れているのはMSぐらい?)
>  そうなんですか?

少なくとも私の見る範囲では。
#優れているという定義があやふやだけど、量産とか
 工業製品としてのベクトルからでは品質は量産品の方が
 良いと思う。

> まあ「開発試作」の内容にもよるのでしょうが、たとえばガン
> ダムなどは正に「スペックを満たすまでチューニングした」モデルですので、量
> 産型より性能が良いのは当然かもしれませんが。

そこがそこ、アニメの世界にそういう物を口出すのは大人げないけど
XF-15のような試作機と、F-15のような量産機とストリークイーグルのような
カスタムチューニング機と混同しているんだと思う。たとえストリーク
イーグルがXF-15を改造した物であっても。

あくまで試作→量産の流れは、その目的と金型の作り方、扱い方だと
思う。

> >先行量産:先行して量産したもの。「量産に先立って」という
> >     意味だったらNaruoka氏の意味と同様だとおもふ
> >     「量産のはじめあたり」だと、量産期間中にもいくらか
> >     生産ラインに手を加えて小改造が行われ、大抵の製品は
> >     はじめのあたりにいくつか変更があって、(たとえば
> >     強度が充分だったから簡略化したり、急いで作った
> >     金型をもう少し強い物に変更したりとか)それを
> >     先行量産品といってるみたい。
> 
>  これなど「初期ロット」と微妙なところはありますが多分「量産試作」と同じ
> 意味でしょう。

初期ロットはまたぞろアプローチが違うような気がするけど
私の感覚では先行量産と初期ロットは限りなく近いイメージですね。
ただ、もし厳密な意味で初期ロットというのが一番はじめの量産型と
したら大抵の製品の初期ロットは限りなく短いような気がするけど。
#たいてい最初の生産ってうまくいかないって常識は私が井の中の
 蛙だから?