アメリカはイラクに対していかなる戦略をとったのか;新帝国主義の実態
X-No-Archive: Yes
まず、帝国主義は進化したことを知るべき。
旧来の帝国主義は軍事力で生産活動を海外で保証し、資本投下し、低賃金、低地
代、高利子率で設ける国家戦略。
これはしかし、戦後のヘクシャー・オリーンの定理で割に合わないことが証明され
た。
国家間を自由に商品が移動すれば、生産要素は(無論、利子率をも含めて)、均一
化する。海外を侵略するメリットがなくなった。
しかし、昨今はネオコンに代表されるように、民主国家というものが影をひそめ、
一部の利益集団が国の中枢を支配するようになった。自国の国民はどうなろうが、
劣化ウラン弾で被爆しようが、他の産業がどうなろうが知ったことではない。自分
たちの企業が儲かればよい。という考え。このもとに、マッチポンプのテロ騒動は
続く。テロを駆逐するといって石油強奪。復興産業と称して復興費を独り占め。そ
うはさせじと日本も山賊宣言。
50億ドルは序曲。自衛隊投入で果てしなく、有効需要を見込んだ海外資本投下が
垂れ流しされる。日本はおこぼれに預かるか?それを気にするはげたかがこの国を
支配している。一枚も二枚も格上のネオコンを甘く見ている。ネオコンからみれば
日本なんてただのめがねをかけた猿。核の実験台のモルモット以外の認識ではな
い。イラクでの扱いもそのようなものになる。
わが国の帝国主義も進化したようだ。
小泉大本営は、経済がすこしもよくなってないのによくなってるとウソを繰り返
す。
派兵で小泉の首は安泰。ブッシュに尻尾をなでてもらっている。日本の自衛隊とい
う国民の出陣式は悲惨だった。お国のために、名誉な戦死を誓いますとでも言わさ
れてるのと同じ。小泉は、俺やブッシュやネオコンや、おこぼれ待望のがりがりモ
ウジャのために立派に死んでこーーいと、号令したも同じ。ここに、日本の新帝国
主義が始まったのだ。後世の歴史家はこの新帝国主義が、国家のためではなく、一
個人や、特定企業や特定利益集団による、国家国民への冒涜であったことを記述す
る日が来るだろう。
資本主義とも、啓蒙主義とも、なんら関係のないファシズムが始まったのだ。
参議院戦で、公明党支持者は、を憲法擁護派にまわるべきだ。自民党支持者も、も
う自民党に見切りをつけて、憲法擁護派に投ずるべきだ。2005年改憲は、衆参
両院の3分の2以上の議席で確定する。小泉に与えてはならない。民主もあてには
ならない。3党がくっつけば終わり。民主党は改憲に反対せよ。新帝国主義は、世
界も日本も滅ぼす。
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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