中村和志@神戸です。

In article <3F15AE36.F713B3B5@gray.plala.or.jp>
caj80190@gray.plala.or.jp writes:
> ブジフィルムの新しいリバーサルフィルム「ベルビア100」の試写
>をしました。カメラはニコンF100、着けたのはAF50mmF1.4 Dレン
>ズです。感度はDXとし(ASA100)、現像依頼は、10年以上続けている
>近所のスーバーです。リバーサルフィルムは、フジの現像所送りの筈
>です。
撮影対象は何でしょうか?フジのフィルムは、昔から長時間露光すると
緑にカブる癖が有って、天体写真ではこれを如何に補正するかが難問
でした。
#その結果、昔はさくらカラーSR400+菊地ハイコンII、今はKODAK
E100S or E200が定番フィルムになっていたりします。

> さて、結果です。フィルム1本全コマに亘って、ひと絞りかそれ以上
>に感じられる程度にオーバーでした。色合いもまるで青系のフィルター
>を掛けたようにシアン色が強く出ていました。
> 理由を色々と考えてみましたが、私側(カメラと写し方)に有ったとは
>思えません。現像ミスでは無いかと思います。

> 若し現像ミスだったとすれば、それには理由が有ったと考えるからで
>す。
パッケージやフィルムの裏紙の配色を見ると、PROVIAですもんね。処方を
間違えたのかも。

> そこで、どなたかご存じの方にお尋ねします。いままで考えた事も無
>かったのですが、ベルビア(旧と新)、プロビアとかアスティアなどの現
>像処理は、液も温度もタイムも共通なのでしょうか、それともフィルム
>の種類によって別処理なのでしょうか。

別処理です。パッケージに書いてませんか?手元のVelvia100Fには、
CR-56/E-6で処理しろ、と書いてあります。
ちなみに現行のカラーネガフィルムは、どれもC-41処理に統一されている
はずです。このC-41とか、D-19といった処方の表記法や、カラーネガが
C-41に統一されたのは、ここfjでは評判の悪いKODAKの努力の御蔭です。
#単に自分とこのやり方を押しつけただけだろうけど。
とにかく沢山チャレンジしているので、失敗したプロジェクトも多いですが、
成功して普及、当り前になって気付かれていないものも多いのです。
でもカラーポジや、白黒は、フィルムによりけりです。

それはともかく、今度のVelvia100/Fは実はPROVIA100Fの単なるver.up
ではないでしょうか。粒子が細かくなったので、Velvia100,Astia100
と改名して、特徴が無くてイマイチ不振のPROVIA100Fを整理して、
ロットのバラつきを硬調か軟調かで、Velviaブランドにしたり、astia
ブランドにしたりしているのでは?…と、某ビールのカメラマンを
題材にしたTV CFを見て思いました。
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中村和志@神戸         <mailto:kaz@kobe1995.net>
NAKAMURA Kazushi@KOBE   <http://kobe1995.jp/>
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