改憲して日本軍保持というのは、いかにも独立軍のようだが、
独立軍にはならない。
独立というのは、まず、人民が、独立しなければならない。
国民が、ひちりひとり、自分の考えで正しく思考し、決して宗教に洗脳された
政教一致で言いなりの投票をするのではなく、たとえ創価学会でも、公明党以
外の政党に堂々と投票する日本人になって初めて政治的独立が可能なのであ
る。

それは、自民党支持者にも共産党支持者にも言える。あけてもくれても馬鹿の
一つ覚えみたいに、自由がから自民党。貧乏人だから共産党。これじゃ、政治
などまっとうにならない。

日本国民が政党などというものにおんぶせずに、政党をひっぱたくイメージで
ビシバシ批判し、日本の政治に反旗を翻した投票をするようになって初めて日
本は政治的に正しく機能するようになる。そのような国家においては投票率は
無論１００％近くなるはずだ。逆は真ではない。
創価学会加入者の投票率はきわめて高いだろう。だがこれは、政教一致の恐る
べき政治しかうまない。

改憲後の日本軍が、真の独立軍になると思えば大間違いである。
日本外交官は、米国の言うことしか聞かない仮面米国外交官と、チャイナス
クールに大別されるが、現自衛隊が、米軍の弟分軍であるように、米軍の防弾
チョッキ代わりの鉄砲の弾除け的軍であるように、中国ファシズム軍が巨大に
なれば、時の日本軍は、第二中国軍になるだろう。

民衆が、先頭にたって政治改革し、つねに政治をリードする国家にならないで
軍だけ改憲で取り揃えても、行き着く先は、ヤクザ国家のチンピラ軍にしかな
らない。

改憲をいうなら、まず、日本をまっとうに選挙する国民にしてからにしろ。