ユダヤ人は、イスラエルを得て、解放された。
金の力しか持たない卑しい民として封印された民族は、ならばそれでよしと居
直り、金の力で世界を支配することを誓った。

性の玩具としての女は、参政権を得て、ウーマンリブも経験し、だが、女は解
放されたが、いまだに性の商品化の象徴。女はそのことを知っていいる。なら
ば性の商品でよし、性の力で男を支配して見せましょう。女はこうして男を支
配している。あらゆる装飾品、調度品は、すべて女性の好み。会社もテレビも
雑誌もインターネットも、おんなの好みを生産し、性の誇張で女を持ち上げ、
、男を支配する。たしかに女は解放された、だが、女はいまだに苦しんでい
る。ユダヤ人のように。なぜか、解放は、奴隷の縄や鎖を外側から解くもので
あるが、いくら解かれても、内部の人間は、いまだに闇の中。大脳皮質は、救
済されていない。はすの花のように、外に向かって開いてこないのだよ。内部
の人間の大脳皮質部分は、人間自らが外に向かって開かなければならないのだ
よ。解放では、開かない。

支配されたものが、支配される宿命にのっとって逆に支配し返すユダヤ人も女
も解放はされても、人間は闇の中。人間が開放せず、苦悩の海。

子供もそうだ。児童福祉法は、子供を解放したが、子供はいまだに恐怖と抑圧
の世界で苦しんでいる。横暴な教師。横暴な価値観の親。選択の余地なき、不
自由な道徳教育。エログロのマスコミ。いまや女の子でさえ、解放されたま
ま、開放されず、人間の大脳皮質の内圧により、ナイフで同級生を殺すまで苦
しんでいる。解放は外から他者が与えるもの。これは、人間の大脳皮質という
進化した部位は救われないのだ。人間は人間の内部の力で外に向かって開かな
ければ人間としての救済はない。ユダヤ民族も。女性も。日本民族も。子供
も。

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