Re: ちっちゃな雪使いシュガー第12話
石川@KDDI研です。
In article <9vsu3c$ch4$1@news.thn.ne.jp>,
"S. GOTO" <goto.shinichiro@tx.thn.ne.jp> wrote:
> 後藤です
> 第12話「さよなら、クマさん」の感想です。
行数稼ぎ&改頁します。
「ドラゴンマガジン」で小説版を読みました。
心温まるストーリーで、サガとシュガーのテンポよいやり取りもそのままです
が……その会話の内容がとってもデンジャラス、お子様には読ませられません。
(^_^;
#サガ、シュガーに言った「洗濯機の刑」「冷蔵庫の刑」って何?
#「電子レンジの刑」って? この言葉を聞くとシュガーが素直になるけど。
#「アイロンの上でダンス・ダンス・エヴォリューションの刑」って一体?
^L
> *ヴィンセント負傷
> ピアノを吊り上げるのは劇の最後のシーンですね。その稽古中に、ヴィン
> セントは左手を痛めてしまいます。
これは何があったのでしょう? 転落して左手をついてしまったのでしょうか?
> 次の日がミューレンブルクでの最後の
> 公演なのに……ピアノを弾ける代役を、と団長。するとヴィンセントは
> 「それなら、心当たりがあるんですけど」
サガに代役をさせるために故意に怪我をした、と考えるのはいくら何でも穿ち
過ぎですね。(^_^;
> *サガを代役に
> ヴィンセントのご指名はサガでした。劇団員のサム(多分、いいんですよ
> ね、名前)が楽譜を持って、頼みに来ました。シュガーは、サガが劇のピ
> アノを弾くことになって大喜び。でも、当のサガは
> 「できません!……困ります、そんなこと言われても……」
> しかし、半ば強引に楽譜を渡されてしまいました。
> 夜遅くなって、シュガーは寝てしまいましたが、サガは楽譜を読んでいま
> した。
> 「もう……ケガしたからって、どうしてあたしがあの人の代わりにピアノ
> を弾くってことになるわけ……?」
普通は断りますし、ましてあの人の代わりでは……(^_^;
> 「サガ……クマさんなの……」
> シュガーは、サガがピアニストのクマになった夢を見ているのでしょうか。
私もサガが着ぐるみを着てクマの役を演じるとばかり思っていました。(^_^;
考えてみれば、ヴィンセントが怪我をしたのは左手だけなので、その必要はあ
りませんでしたね。
> *サガの思い
> アンヌがサガを誘いますが、ノーマも行きたがっています。どうやら、シ
> ェリルに恋してしまったようですね。
いけない世界へと行ってしまいました。(^_^;
> 窓の外ではシュガー達がしきりにピアノを弾くようにいいます。
幼児が「パパ、あれやって」とせがむのに似ています。
> ルキーノは「お得意さんがいなくなる」とぼやいています。シュガー達は
> 今度は催眠術の真似事をしています。催眠術を知っているのか!?(^o^)
あんな真似事で催眠術がかけられるわけないのに……(^_^;
> *決心
> バイトを終え、店を出たサガは、深呼吸をして
> 「よし!計画どおりに断ろう」
> と、劇場に向かいます。
久しぶりです。サガの「計画通り」の口癖。
小説版によると、ピアノを買い戻すためには計画的にアルバイトして計画的に
お金を蓄えなければならないため、計画を重視するようになったみたいです。
> 何故ピアノを弾いてくれないのかと問うシュガー。
> ソルトは「意地を張っている」と言いますが、サガは
> 「違うよ、シュガー達にはいつだって弾いてあげられるでしょ?あたしが
> 断るって言ってるのは、あの人の代わりをするってこと……」
サガにはまだ分からないのかも。子供にとって、知人の活躍は、自らの喜びで
もあるのです。
> だったら今聞きたいとせがむシュガー、いつの間にか楽器店の前まで来て
> いました。3人は「何かを訴える妖精達の眼差し」攻撃で、何とか弾いて
> もらおうとするのです。サガはたじろいでしまいます。
この攻撃が一番威力があったようです。(^_^;
> *ヴィンセントの過去
> そこへ、ポールが店から出てきました。また、道にはハモンド劇団の宣伝
> カーも通り過ぎて行きました。
まるで、宣伝カーまでもが、サガに弾くことを訴えているかのようです。(^_^;
> 「最後の公演は、ちょっと趣向を凝らすみたいだよ。ピアノをもう一台用
> 意するって、さっき劇団員の人達が来てたから」
> これは、サガの演奏のために別に一台調達したんですね。サガもそのこと
> に気づいたよう。
勤労少女サガとしては、ますます断りづらくなります。(^_^;
> ヴィンセントも母と同じピアニストだった……サガは意外な事実を知って
> しまいます。これで、自分が抱いていたピアニストのイメージが崩れてし
> まったことになるのでしょうか。すごいショックだったでしょう。
そのようですね。ますます頑なになってしまったようです。
> *劇場
> お客さんは、ちゃんと首を縦に振りましたね(^o^)
どこで聞いているか知れない客達。(^_^;
> *その場の勢い
> そこに団長がやってきました。代役がサガと聞いてびっくり。団長は「子
> 供には酷だ。代役が勤まるのか?」と言いますが、それを聞いていたシュ
> ガー達は怒ります。
じゃあ、グレタは何だったんだ?
#あれは、グレタの父親の権力に屈したわけですが。(^_^;
> ソルトの怒りの太陽攻撃は、団長の鼻の頭にあちちちち。
団長、災難です。そう言えば、ソルトは団長のことを本当の悪人だと信じてい
ましたよね、って今でも信じているかも。(^_^;
> 「無理言って悪かったねお嬢ちゃん。いきなりこんな難しい曲を弾けって
> 言われたって、そりゃあ無理な話だよな」
> ところが、サガは
> 「この曲だったら、あたし、弾けますけど」
> と、その場の勢いでつい言ってしまいました。プライドを擽られちゃった
> んですね。
団長のこの台詞は、故意に挑発しているように聞こえました。
#こいつやっぱ悪人かも。(^_^;
> *開演前
> 意を決してピアノの前で深呼吸。楽譜の前にはわくわくしているシュガー
> 達が座ってます。シュガーは目が輝いてました。邪魔だとばかりに鷲掴み、
> ピアノの上に置きます。
自分は仕方なく弾くのだから、そんなに期待するな、と言うことですね。
> 店長の、日頃の気難しい顔はどこへやら。
こんな表情もするんですね。本当は優しい人なのかも知れません。
> ポールも、サガが演奏することを教えていないのかもしれません。
ポールはこの時点でサガが演奏することを知っているんでしたっけ?
#いかん、ストーリーを憶えていない。(^_^;
> 大人の妖精達もいます。
彼等はきらめきが何であるか知っているわけですから、自己研鑽に来ているの
でしょうね。
> こんなに大勢の前で演奏したことの無いサガは緊張が解きほぐせません。
> そこへ、ヴィンセントがやさしく声をかけてくれました。
> 「ちょっと肩に力が入ってるみたいだね。いつも通りのサガでいいんだよ。
> 失敗したって、僕たちがいるから大丈夫だし」
> 「は、はい!そうですね」
肩に力が入りまくりな返事でした。(^_^)
> *開演
> 緊張のあまり、指が動かず、汗がしたたり落ちます。まさか涙じゃないよ
> ね。促されて、演奏を始めます。初めてなのに、こんなにスラスラ弾けて
> しまうとは。
世の中には、1回聞いただけの曲をその場で再現してみせる人がいるそうです。
> でも、弾くことに精一杯で、ちっとも楽しんでいられません。シュガーも気
> になってしまいました。
サガの弾き方が普段とは違って、「きらめき」がないことに薄々感じているの
でしょう。
> 一区切りついて、楽譜を捲ろうとしたら、パラパラと落ちてしまいました
> が、シュガー達にも手伝ってもらって、事なきを得ました。
普段は好き勝手に遊んでばかりの3人ですが、この時は頼まれなくとも直ちに
楽譜を拾いに行っています。良い子達です。(^_^)
> 妖精には、紙一枚がそんなに重いのか。
前回はサガを足止めするほどの怪力を見せていたような……(^_^;
> ヴィンセントも出番が一区切りついたので、様子を見に来てくれました。
現在、ノーマの至福の時間帯。(^_^;
> *ちっちゃな応援団
> サガは自身を取り戻しました。
> ここ、すっごくいいシーンでしたよね。ついほろっときてしまいました。
御意。
この時のシュガーの台詞こそ、彼女がまさに今きらめきを感じている、という
ことでしょう。
#本人に自覚はないようですが。(^_^;
> *最後の演奏
> 最後のシーンのため、楽譜を捲ろうとしたら、次の曲の楽譜がありません
> でした。あせって探すのですが、舞台はどんどん進行していってしまいま
> す。ヴィンセントがピアノの前に座ると、舞台袖には、サガが楽譜を探し
> ている姿が。
故意に最後のシーンの楽譜を渡さなかったという説がありますが、そうならば
上記の場面はないような気がしますし、個人的にはヴィンセントのイメージと
合わないと思います。
#多分、渡し忘れだと思います。
> ヴィンセントはフォローのため、片手で弾き始めます。これ
> は全く別の曲でした。
一瞬、「何だ、弾けるじゃん」と思ってしまいましたが、片手だったのですね。
> そして、怪我をした方の手は、3拍子のリズムをと
> り、サガをリードします。女優も一瞬戸惑いながら、ちゃんと合わせます。
さすが、プロの俳優です。もっとも、グレタの時よりははるかにマシ。(^_^;
> やっとサガは楽しそうに弾くことができるようになりました。2人の演奏
> はその日最高の演奏となりました。シュガー達もくるくる輪になって嬉し
> そう。シュガーはピッコロを吹いて、雪を降らせました。とても「柔らか
> くて暖かい」、そんな雰囲気を感じさせる雪です。
「きらめき」の力で、上手く雪を降らせることに成功しました。
> *舞台挨拶
> サガはヴィンセントに抱きかかえられ、満場の拍手を受けます。少し頬を
> 赤らめながら。
ヴィンセント、最後の最後で、何と羨ましい。(爆)
> *見送り
> ノーマは却ってシェリルにメロメロになってしまたようです。(^o^)
ますますいけない世界へと踏み込んでいます。(^_^;
> *おや……ひょっとして……
> ヴィンセントは大きく手を振った後、視線を手前に落として小さく手を……
> シュガー達はどう思ったでしょうか?
うっ、この場面を見落としていました。(^_^;
ヴィンセントに見えているかどうかの決着がつかなかったと思って、気になっ
ていました。(^_^;
> *今日のグレタ
グレタについては書きたい人が大勢居るでしょうから、その人達に任せます。
> *コーヒー
> ヴィンセントはサガの煎れてくれたコーヒーを飲みます。
> 「うん、おいしい……」
> サガに伝わるといいのにね。
今度は窮屈な味ではなかったのでした。(^_^)
> *魔法の花
> 魔法の花は急成長して、つぼみまでつけてしまいました。
あと少しでしょうか?
#でも、このまま咲いたら、物語が終わってしまいそうな……(^_^;
> ぼうぜんと見つめる2人です。
残りの2人の花の状況はどうなのでしょうか?
> *総括
ちょっと残念だったのは、これまで他の作品よりも頭1つぬきんでて高かった
作画のクオリティが、今回は僅かに息切れしているようだったことです。
#それでも充分ハイクオリティなのですが。
> それと、何となく「きらめき」が感覚的にわかってきたのではないでしょ
> うか。もちろん物質的なものではなく、感情的というか精神的というか、
> はたまた心理的なものか。「心の煌き」なのですよね。シュガーの、サガ
> を思いやる気持ちは一つの「きらめき」だと思います。ということは、ソ
> ルトやペッパーの方も同じなのかな。
私は、何か(主に音楽)を楽しむ気持ち、人を楽しませたいという気持ち、
辺りかと思っています。
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┏ 石 川 彰 夫 ( いしかわ あきお ) ┓
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