後藤です

第19話「ふたりだけの思い出」の感想を。

*グレタのドラマCD
さあ、今回は、この話題に触れないわけにはいられません、麗しの墓穴娘
のドラマCDが先日リリースされました。
最初にグレタの歌「グレタイズム」ですが、例のBGMをアレンジして、
西村ちなみさんの歌う歌詞をつけたものです。出だしでいきなり「♪あー
らサガさん……」ですからねー。ここで説明するのは勿体無いような気が
しますので、一度お聞きになることをお勧めします。
次のドラマ。都合6回墓穴を掘ったあげく、「あきらめませんわ。いつか
かならず……」というオチで終わるながーいながーい構成です。どういう
墓穴を掘っているかというと、
1)ワッフル大作戦
2)学校一番乗り大作戦
3)野良猫大作戦
4)各種競争
5)お風呂長湯
6)日傘自慢
……やっぱ、中身には触れません。
「今日こそはサガさんに『グレタってすごいね』って言わせてみせますわ」
の『グレタってすごいね』の部分、西村さんが浅野さんの口調を真似して
いる点がポイント高い。浅野さんも逆に『勝負よ』と物真似してます。
5)は映像化して欲しいな(*^o^*)

*まほろさんドラマCD
ここ最近、まほろさんのお話も出来なくて悲しいのですが、やはりサント
ラのCDが先日発売されまして、最終回ラストで使われた「まあるいお月
さま」もちゃーんと収録されてます。
今回、特筆すべきは、ドラマが収録されているのですが、位置付けは原作
の第5章3.5話となっています。しかも脚本が原作の中山先生です。ブ
ックレットにも「残り201日」とご丁寧に日数カウントがなされていま
した。でも、みなわちゃんがお風邪を引いたという設定のため、出てきま
せん……(T_T)
みなわちゃんを密かに思っているはまぢがちゃんとみなわちゃんの心配し
てくれてるし、優も最後でみなわちゃんのことを気遣ってます。
ここで安易にみなわちゃんのCVを決めなかった点を評価したいです。来
るべき次期に備えて、メインキャラの一人のCVをいいかげんに決めたく
はなかったという気概を感じます。

*オープニングナレーション
「みんな気がつかないけど、季節使いって、人間のすぐ近くにいるんだよ。
 ま、お隣さんだね。へへ」
「シュガーがお隣さんだったら、うるさくて仕方ないけど」
「んーなによ、シュガーうるさく  
 ないもん、静かにしてるもん、  
 おしとやかだもん、しーっとし  「うー、うるさいな、もう、
 てるもん、だまってるもん、お   ちょっと、耳元でしゃべらないでよ、
 しゃべりじゃないもん、わっほ   シュガー、
 ー好きじゃないもん……      もーー!!」
 あの、やっぱ好き……」

*宴の後
祭りの翌日です。
シュガーの魔法の花は開花間近の様子。
「あ、見て見てサガー。魔法の花が咲こうとしてるー」
「よかったね、シュガー」
「えへっ、でもね、今日はぜーったい成長してるって、シュガーわかって
 たんだ」
「え?」
「だって、昨日あんなに楽しかったんだもん」
「シュガーも、もうすぐ一人前の季節使いね」
「うん!はは様みたいな立派な雪使いになるの」
上空からじじいが見守っていたのでした。うんうん。
まだ完全に理解はしてないけど、感覚的には「きらめき」の何たるかが判
ってきた様子です。ただこのセリフだけでは誤解しているかもしれないの
で、もう少し様子を見たいですね。
でも、一人前になるってことは2人はもうすぐお別れってことですね。最
終回サブタイトルの「あたしはここにいるよ」って、どっちかが相手に対
して言っているセリフだろうけど。

*後片付け
学校の課外授業でしょうか、あるいは休日を利用したのでしょうか、子供
達が町の後片付けするそうです。シュガーがサガの耳元でこしょこしょ。
「お礼……?」
「昨日サガがクッキーくれたでしょ?だからシュガーも。
 ね、ね、何がいい?」
「いいよ、そんなお礼なんて」
「やーだー、シュガーもサガに何かしてあげたいー!」
「いいってば」
いつものように独り言を言っていると周囲には思われてしまいました。
「よくありませんよ、サガさん。楽しくお祭りした後は、きちんと後片付
 けしないといけません。大事なことですよ」
サガはアンヌ、ノーマと城壁に向かいました。

*今日のグレタ1
前日のことを思い出してしんみりしている3人です。そこへ、
「しんみーりするのは……早いわよ、サガさん!」
「グレタ……」
「なーに?お祭りが終わってちょっぴりおセンチ気分?それなら無用よ。
 もうすぐお祭りよりステキーなことがあるから」
「ステキなこと?」
「うふふふ……教えて欲しい?うふふふふ……どうしようかしら……
 お・し・え・て・さ・し・あ・げ・ま・しょ・う……」
でも、いつものようにサガの関心は別なところに。シュガーがお飾りに絡
まってました。
「あたし片付けてくるから、グレタ、ここのお掃除よろしく……」
「あ、ちょっと、サガ」
「待ってよ、サガ」
「ねえってば」
「あら……」
あーん、取り残されちゃった……(^o^)
グレタのうきうき踊りもなんか怪しいですね。後述のとおりお誕生日なの
ですが……お呼ばれされたい。

*ペッパーのお手伝い
「みなさん、今日はお片付けで忙しそう」
ペッパーはあるお婆さんのお手伝いをします。小規模の風を起こしてゴミ
を一箇所に集めました。さすが優等生です。

*雲使いへの憧れ
雲使いになりたかったんですね、ソルト。ホモ疑惑は……私が言ってただ
けか。あははは。
「いいなあ、雲使いは」
「え?」
「雲は自由だもんな」
「何言ってるの。あんたは太陽使いになるんでしょ?」
「そうだけど……でも、いいなあ……」
「自由=男のロマン」という図式は確かにあるようで、それに憧れる気持
ちはわからないでもないですね。

*楽器店
さすがにこの時点では、ピアノが売られるとは夢にも思いません……店内
にはなにやら客が店長やポールと話をしていました。でも、悲劇の始まり
でした。後姿だけでしたが、何か軽そうな客。
「誰、あの人?」
「さあ……」

*ガラクタ集め
フィルが、掃除のどさくさでガラクタをもらって集めていました。アラン
やジャンと一緒でなかったのは、先生に目をつけられるからでした。
「でも、ここまで来れば安心だな。お前らも手伝えよ」
シュガーは真っ先に行きたがります。それに答えるサガ。
「行きたい、行きたい!」
「いいよ、行こうか」
「え?」
「……ほ、ほら、研究所、久しぶりだしね。ね?」
「……サガがそう言うんなら」
「そ、そうか?言ってみるもんだな……じゃ、頼むぜ」
「研究所」って言ったって、例のガラクタ置き場ですから。
ガラクタを一杯載せたリヤカーを押すのは、女の子には苦痛です。

*思い出の鳥かご
フィルの手伝いをしていると、ぼろい鳥かごに目が止まりました。第3話
で、カラスのジョーに追いかけられたシュガーが、ジョー諸共閉じ込めら
れた、あの鳥かごです。
「ね、シュガーったら、この中閉じ込められて」
「あはは……だってあの時は鈴を『きらめき』だと思って」
「うふふふ……そう、『きらめき』を探してばかりだったね。あの頃のシ
 ュガーは」

*思い出のスペースシャトル
次に目に止まったのは、スペースシャトルのおもちゃ。使用後、サガはち
ゃんとフィルに返していたのですね。第14話、カメのランスロットを助
けるためにシュガーが乗ったおもちゃ。

*思い出のオーロラ発生装置
さらには、壊れたオーロラ発生装置も見つかりました。第8話、フィルが
ソルトと「協力」して発生させたオーロラ。
そういえば、オーロラって、太陽使いのお仕事でしたね。これってかなり
の偉業なので、太陽使いであることに誇りを持ってもらいたいものです、
ソルト。
「なんか、懐かしい……」

*今日のグレタ2
「しみじみするには……早くてよ、サガさん!」
「グレタ……いつの間に……」
「なあに?昔を思い出してちょっぴりノスタルジー?そんなことよりずっ
 と楽しいことがあってよ」
「楽しいこと?」
「だーかーらー……」
そこへ、アランとジャンがやってきて、先生が怒っていることを知らせに
来ました。
「サガー、あたしたちも行こう。サガー」
「あ……うん!」
「……あ!
 お待ちなさ……」
追いかけようとしたら、すっころび、上からガラクタの箱が落ちてきて、
頭からかぶってしまうのでした(^o^)

*思い出のポスター
フィルとサガは先生にお説教されてしまいました。荷物をリアカーに載せ
て運んでいるのはペナルティみたい。
「結局、またこんなことになっちゃったね」
「ごめんね、2人とも」
「気にしないで」
「いいって、いいって」
道すがら、あのポスターが目に止まりました。ハモンド劇団の「クマのピ
アニスト」の劇のポスター。剥がされずに残っていたのでした。
「どうしてるかな、ヴィンセントさん……」
手が止まったので、他の連中にも怒られちゃった。
「わっ……ごめーん!」
この時のサガの苦笑いは、普通では見られない表情です。そもそもこうい
う行動を取らない娘なのに。

*思い出の倉庫
バジルとシナモンの塒ですね。
「あ……あ、あーーーーっ!」
「ふふ……思い出した?」
「うん……思い出した」
第7話、シュガーがぐれて家出し、篭った先でした。そして、バジル達の
攻撃から身を挺してサガを守ってくれた。
「あはは……でもね、あの時のこと、シュガーはいい思い出だよ」
「うん。あたしも」
今まで母親との思い出だけを心の拠り所に生きてきたサガには、今やシュ
ガーという大切な人がいる、ということなのです。2人を惹きつけていっ
た回でしたね。
「ケンカして、仲直りして、そして、サガのはは様の曲が聴けて……
 だから、とってもいい思い出。サガのはは様の曲、とってもステキだっ
 たし」
「うふふ」
「ほんとにほんとだよ。とってもステキな曲だよ」
TV放映を見逃した人も、もうそろそろぶーたれてはいないだろう。
「あ、そうだ」
「え?」
「あのねサガ、あたし、ちょっと行くね」
「行くって、どこへ?」
「……やーね、急用を思い出したの。急用」
シュガーの向かった先は、あの思い出の場所。もっとも、それと知らずに
いたのでした。ピッコロの練習のためですね。

*リトル・ミィ
ヘンリーがルキーノとテーブルを運んでおりました。ルキーノがコーヒー
をごちそうすると言い、サガは作業中であるにも関わらず
「はい、いただきまーす」
これってサボリなのです。時間にルーズなことを嫌うサガらしくない行動
に、他の連中は呆気に取られます。
「あー、おいしい……」

*今日のグレタ3
グレタは、サガの熱烈なファンなのですね。愛して愛して愛して止まぬグ
レタ。頭にはバネをつけてるし(^o^)
「……はあはあはあ」
「グレタ?」
「……
 あーらサガさん。のんびりするのは早くてよ。おほほほほ……」
「グレタ、それ……」
「新しい髪飾り?」
「え?……あ、あ、あー、いたーい!いやーん、おとうさまー!」
このセリフだけを聞くととってもいやーんな想像をしてしまいますので、
やめましょう。

*サガって変わったね
サガはグレタの髪にまきついたバネをはずしてやっています。
「ですからみなさんにお知らせがあるのよ。それはそれはステキなお知ら
 せよ」
「だから、何だよ?」
「何、お知らせって?」
「いいこと?もうすぐ素晴らしい日がやってくるの。
 そう、あたくしのお誕生日が!」
「は?」
「そこで、あなたたちをご招待するわ。あたくしの家で盛大に行われる、
 スペシャルバースデーパーティに!」
「え?」
「素晴らしいことって……」
(うふふ……恐れ多くて声も出なくって……?)
「おめでとう、グレタ」
「え?」
「そうか、グレタのお誕生日、もうすぐなんだ。知らなかった。ね、ね、
 プレゼント、何がいい?」
「……どうしたの、サガさん?」
「え?」
「サガさん、なんだか……」
「変わったよな」
「は?変わったって、何が?」
「何って言うか……とにかくお前、変わったよ」
「だよねだよねー、やっぱフィルもそう思う?」
「ふわっとなったって言うか……」
「ほわーんってなったって言うか……」
「でも、そんなサガも好きだな、あたしは」
「え?」
「頼りになるサガも好きだけど、今日みたいなサガも」
「え?今日みたいなあたし……?」
自覚できていないようですが、照れる表情が可愛いです。
あのバネの髪飾りはけっこうグレタに似合ってるかもしれません。
ところで……グレタのお誕生日は次回ですね。おめでとう。誕生日のこと
をうれしそーに語るグレタに萌え〜

*ペッパーのそよ風
もう夕方です。片付けもすっかり終わりました。
「あたくしの魔法では、まだみなさんにそよ風をあげることはできないで
 しょうけど……うふっ、少しでもこの風がみなさんに届けば……」
その思いはそよ風を起こしました。びっくりのペッパー。
「まあ……」
これは、彼女が一人前になりつつあるという証でしょう。

*センチメンタルジンジャー
こいつら、一日中同じ場所にいたのか。
今回は、おセンチなジンジャーにも萌え〜なのです。ああ、この思い、何
故あの人はわかってくれないの?って感じで。
ターメリックは、せっかく作った雲を「理想じゃないから」とすぐに消し
てしまいます。
「ちぇっ、わかんないの」
「誰にもわからないわ……」
「え?」
「あの人の心は、誰にもわからない……」
ターメリックをちらっと見やるジンジャー。
「ねえ、ジンジャーさん」
「ん?」
「ジンジャーさんは、なんでいつもターメリックさんのところにいるんで
 すか?」
「な、なにっ、なによ、いきなり!?べ、別に、別に、深い意味なんて、
 ないわよっ!
 ……じゃあ」
物を知らないソルトのとっても野暮な質問に窮してしまうジンジャーなの
です。
「……ったく、何を言い出すかと思えば……うふふふ」
そして、今日のお仕事なのでした。腹いせで降らせているんじゃないよ。

*思い出のあの場所
作業も終わってサガ達は解散。「変わった」というみんなの評判を噛み締
めているサガ。ジンジャーのお仕事により、雨に降られてしまいました。
そして向かう先は……第1話、シュガーと初めて出会った場所。
「変わったのかな、あたし……
 なんでかな……」
シュガーが演奏するのは、サガの母親のピアノ曲。シュガーは、サガにプ
レゼントするために、こっそり練習していたのでした。
「へへっ、あのね、今の、クッキーのお礼。練習不足でへたっぴだったけ
 ど……」
「ううん、そんなことなかったよ。ありがとう、シュガー。ちゅっ」
サガがシュガーにキスするのは初めてですよね。主がアーもお返しの熱烈キ
ッス。
サガにキスされたい<バカ
「ね、シュガー、ここ覚えてる?」
「何を?」
「ここ、あたしとシュガーが初めて出会った場所だよ」
「……あーーーっ、そっか」
「これからもよろしくね、シュガー」
「うん」
おでこすりすりが可愛いです。
おばあちゃんが迎えに来てくれました。けど、おばあちゃんの傘に一緒に
入りました。これも、あまり甘えることがなかったしっかり者のサガが
「変わった」証拠でしょう。

*お風呂
「ね、シュガー」
「なに?」
「明日さ、いっしょに演奏しない?さっきの曲」
「え?」
「お母さんの曲」
「サガのはは様の曲を?ほんと?わっほー!やるやるー。一緒に演奏するー」
「楽しいよ、きっと」
「わっほー!楽しみ楽しみー」

*そして、ついにこの日が…………
「えっ……」
ピアノを手放したその時から、いつかこの日が来るであろうことは予想で
きたと思います。と同時に、できれば、そんな日は永遠に来て欲しくなか
ったはずです。
でも、でも、こんなに早くその日がやってきてしまうなんて…………(;_;)
「ねえサガ、ピアノは?ピアノはどこ行っちゃったの?」
「な、なに…………?」

*総括
グレタの誕生日どころではなくなってしまいました。
総集編で終わるはずないなと思っていましたが、ラストはやはりこうでし
た。ついに訪れた、悲しい現実です……母親のピアノは、サガの心の拠り
所でした。それを失ってしまったんです……
サガは目標を失い、ぬけがらのようになっていっちゃうんでしょうか。と
ても悲しいシーンが予想される次回です……(;_;)
「サガが変わったね」というのは、彼女にとっての救いに繋がるのかな。

*次回「消えちゃった約束」
「えーなんでなんでなんで!?どうしてどうしてどうして!?どこ行っち
 ゃったの、サガのピアノ!?」
「……もう、そんなに騒がないの」
「だって行方不明になっちゃったんだよ、大事なピアノ。早く探さなくっ
 ちゃ。ねえ、サガ?
 ……どうしたの、サガ?
 ちっちゃな雪使いシュガー、次回『消えちゃった約束』」
「お母さん、あたし、やっぱり……」

*おまけ「えっちな雪使いシュガー」

#19「ふたりだけの思い出」
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本編にあわせてえっちも総集編<ばかもん(#-_-)/☆<(>o<)>

*公園
シュガー「ここ、覚えてる?」
サガ  「覚えてるも何も、毎日通ってるところじゃない」
シュガー「サガが初めて紐のパンツを穿いた日、シュガーがスカートめく
     ったんだよね」
サガ  「……」

*リトル・ミィ
シュガー「ここも思い出あったねえ」
サガ  「バイトを手伝ってくれたことだっけ?でも、手伝いというより
     お邪魔だったような……」
シュガー「違う違う。サガのブラジャーがみんなに見られちゃったの。
     でも、脱がせた原因はシュガー達だっけ。あははは」
サガ  「……」ぴきぴきっ

*学校
シュガー「学校でも思い出があるよ」
サガ  「……思い出したわ」
シュガー「あ、やっと意見が合ったねー。シュガーの帽子が挟まって……」
サガ  「……それ以上言わないで」がばっ
シュガー「ふがふが……」

*「クマのピアニスト」のポスター
シュガー「あ、懐かしいねー」
サガ  「本当だ……ヴィンセントさん、元気かなあ……」
シュガー「あのパンツ、大事にしてくれてるといいね」
サガ  「…………(かーーーっ)」

*自宅
シュガー「やっぱ、お家がいちばん思い出がいっぱいだよねー」
サガ  「……またえっちな思い出でしょ」
シュガー「そりゃそうだよ。お風邪をひいたときに汗をふいてあげたし、
     毎日お風呂に入ってサガの体を見てるし……あそこの毛も……」
サガ  「……」
シュガー「思うんだけどさー、サガって結局えっちなんだよねー」
サガ  「違うわよっ!!」

*番外編
グレタ 「サガさん……思えばわたくしたち、数々の勝負を展開してきま
     したけど……」
サガ  「……はあ」
グレタ 「サガさん、なあに、その顔は!?
     そりゃあ、一度や二度、私に勝ったかもしれなくてよ。でも…
     例えば、公園の噴水前。サガさん、あなた、確かスケスケパン
     ツを穿いてらっしゃったわよね。でも、そのとき私は穿いてな
     かった……

     (こほんこほん)ま、それはともかくとして、覚えてらっしゃ
     る?喫茶店でご披露したシルクのブラ……い、いえ、寄せて上
     げる……

     (こほん)で、ですから、あのガラクタ置き場でのミニ竜巻で、
     私の高級おパンツが……

     (げほげほ)そうよ、昨日のお祭り!せっかくお待ちしてまし
     たのに、来てくれたのはお子様ばかり。でも、あの子達、けっ
     こうよかったですわ……(うっとり)」
シュガー「サガ、グレタって、何か自滅してるね」
サガ  「……い、いつものことよ」
シュガー「(きらっ)いつものことですって!?
     サガさん、私がいつもあんな破廉恥な格好してると思ったら大
     間違いよ。何でしたら、今ここで脱いで見せてさしあげてもよ
     くってよ」脱ぎ脱ぎ
サガ  「ちょ、ちょっと、グレタ!!」

【#19 終わり】

--
s.goto

まほろさん「えっちなのはいけないと思います!」
式条   「何言ってるの…えっちしないと、イケないでしょ?」
まほろさん「何の話をしてるんですか……」