石川@KDDI研です。

In article <3b447483$0$11149$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp>,
rh7r-oosw@asahi-net.or.jp (Ohsawa Rulisa) wrote:
> 今宵は蝕の月。風は凪ぎ、赤い月光に妖しい気配が立ちこめる……。
> こういうおどろおどろしい話をThe Soul Taker〜魂狩〜 には期待
> していた、るりさです。
> 一日遅れで最終話「少女地獄変」の感想です。元ネタは夢野久作と
> 芥川龍之介ですね。どちらも映画化されています。

なるほど。最終話だけ「編」ではないのですね。

> 魂狩は「暑苦しくないタツノコヒーロー」を目指したのかなぁ、な
> んて朦朧とした頭で考えてました。

主人公は暑苦しくないかも知れませんが、演出がクド過ぎます。
#新房監督らしいユニークな演出なのですが、どうも好きになれません。(-_-;

> 小麦ちゃんいわく「みーんないい子たち」だったフリッカーちゃん
> の原型である琉奈ちゃんをラスボスにしたのが間違いというか、あ
> の状況できれいごとを言える京介くんの方が非人間的にみえてし
> まってなんだかな、でした。

琉奈がラスボスなのは構わないと思うんです。
#邪悪な美少女、すごくいいじゃないですか。<そりゃ、お前の趣味だ。(^_^;

気に入らないのは、京介の妙に悟りきった態度。まるで、自分だけ事態の解決
策を知っているが、もったいぶって他人には教えないでいるかのようです。(-_-;
だったら、仲間(シロー、小麦)なんて最初から必要ないではありませんか。
#暑苦しかろうが、暑苦しくなかろうが、タツノコヒーローたるもの、苦悩し
#てなんぼではないでしょうか? (偏見)

当初はそれなりに苦悩していましたが、ある時突然悟ってしまいましたよね。
あの時からつまらなくなったように思います。

> いっぱい女の子を出すための合理的理由(笑)としてのフリッカー
> ちゃんという、面白い設定をいかしきれなかったというのが最終的
> な感想になってしまいました。

1クールという制約も大きかったのでしょう。話数の都合とは言え、関わった
フリッカーがのべ5人(あれ、6人だっけ?)とは寂し過ぎます。
#「シスタープリンセス」のように12人くらいいれば賑やかなのですが……
#あの妹達って、「黄色いワンピの少女」のフリッカーなのかも。(違)

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