最終回Bパート[Re: チェキ!シスプリ#26]
後藤です
ラストチェキ、Bパート+アルファデス。
行数稼ぎショート・ショート「ひなプリ」
可奈子「取りは私達ですね。久しぶりの出番です」
なる 「でも、これかなりネタが古いわよ。原作にして12巻分くらいの
ときに作ったネタじゃない?」
可奈子「そうですね、私はまだお兄ちゃんのこと、諦めたわけではありま
せんので」
なる 「あ、そう……」
可奈子「ということですので、以下、多少改訂したためにネタに随分混乱
があって、時間の前後関係がメチャクチャなのですけど、気にし
ないでいきましょう」
なる 「誰に言ってるのよ?」
みつね「ええから、ええから。誰もなるがアイドルやってたなんて覚えて
へんのやから」
なる 「当たり前でしょう!?そんなアニメ設定……」
可奈子「それは面白そうですね。後でじっくり聞かせてください」
みつね「いや、それがな……情けないオチやねん」
みつね「黙ってなさいよ……」
可奈子「まあ、それは置いといて、
まだ兄が来ていませんが、ここでは『シスプリ』の話題だけで、
話を続けていかなければなりません。一応ご自分がどのキャラに
近いのか、考えてみませんか?人数は全然足りませんが」
なる 「何であんたが仕切っちゃってるの?」
可奈子「管理人代理だからです」
なる 「そう言えば、一説によると、『シスプリ』は『ラブひな』のパク
リだとか」
可奈子「ええ、そういう話は確かにありますね。
今回は、それを逆手にとって私達の出番を作ったわけですから、
ひと時の戯れのつもりで、なりきってみるのもいいのでは」
なる 「なりきるねえ…………ま、いいか。えーと、私は………」
可奈子「この娘は、なるさんと声が似てますよ」
なる 「でも、性格はカナちゃんそっくりよね」
可奈子「……何か挑発的に感じたのですが」
なる 「何言ってるのよ、怒らないでよ」
素子 「あの……」
なる 「なあに、モトコちゃん?」
素子 「私の場合、この和服の少女ということになるのですが……」
可奈子「それが何か?」
素子 「私の場合、既に髪を短くしているのだ。ムリだろう」
可奈子「鬘なら、いつでも言っていただければお貸しします」
素子 「そ、それに長刀、弓道なんて……」
可奈子「何とかなりませんか?」
素子 「し、しかも……私は浦島の背中を流さねば……なら……」
可奈子「お約束ですし」
素子 「(ぽーっ)あ、明日、模試が……」
しのぶ「私、この娘ですかあ?
お料理専門はいいですけど、腰振りなんて、すごく恥ずかしいで
すぅ……」
サラ 「最年少って、幼稚園児じゃんかよー。あたし、もう小5だぞー」
可奈子「そういえば、何でサラちゃんは今ここにいるんでしょうか?」
みつね「ええからええから。この場はまだウチも『日向』に住み込みしと
らんから、先、進めよか」
カオラ「なあなあ、ウチどっち選べばええの?メカ好き?スポーツウー
マン?ウチ、ローラースケートなんて履いたことあらへん」
サラ 「両方やればいーじゃんかよー」
みつね「かく言うウチなんか、該当するもんないで……まだ来とらんけど、
カメねーちゃんなんか、体の弱い文学少女やろな。それだけやん。
あと、ウチら、全然アカンわ」
可奈子「おや、そうですか。
結構類似点があると思いましたが、仕方ありませんね、皆さん。
せっかくの出番だというのに……
やむを得ません。皆さんの出番はなしです。退場してください」
なる 「ちょっと、ちょっと……何よ、それ?横暴じゃない?」
可奈子「妹は私だけですから、私が皆さんを代表してお兄ちゃんに……」
なる 「ひどいわよ、それ」
みつね「アニメ放映が終わって、随分ご無沙汰やのに、出番カットかいな」
可奈子「皆さんがご自分の実力に反して『役不足』と仰るのですから、そ
う申し上げてるだけです。
(じろっ)そう言えば、その指輪……」
なる 「あっ……(さっ)な、何よ」
可奈子「あてつけですね」
なる 「あーもう、うっさいわねー!!
これしてるからって、私達、まだお付き合いしてるだけで、そり
ゃあラブホまで行ったけど、結局………………」
可奈子「そ、それじゃ、やはりあの朝……」
なる 「あ…………」
素子 「ラブホ…………」
しのぶ「テル…………」
なる 「わーーーっ、わーーーっ!!何、言ってるのよ、私ったら……」
みつね「そうか、とうとうやったんやな、なる!」
なる 「バ、バカッ!!」
カオラ「なあしのむー、ラブホって、食えるんかー?」
サラ 「ばーか、ラブホってな、うちのパパとはるかがよく利用するとこ
ろだよ」
みつね「そ、そうやったんか…………しらんかった……」
素子 「なる先輩っ!!い、い、い、今の言葉、聞き捨てなりませんっ!!」
なる 「お、お、お、落ち着いて、モトコちゃん!私達、その……」
景太郎「やー、ごめんごめん。遅くなっちゃって。もう、出番も残り少な
いようだね」
しのぶ「センパーイ!!なる先輩と……っちゃったんですか?」
景太郎「え?何?よく聞き取れないよ、しのぶちゃん」
素子 「浦島!!キサマ、よくも……」
景太郎「どうしたの、モトコちゃん」
素子 「よくも、私の心を弄び……もとい、キサマを殺して、私も自害す
る!そこに直れ!」
景太郎「な、何なんだよ」
可奈子「お兄ちゃん…………(ぴとっ)」
景太郎「カ、カナコ……」
可奈子「モトコさんに殺られる前に、既成事実を作りましょう…………
幸いにして、今日は紛れも無い『危険日』です」
景太郎「お、お、おい、これ、『シスプリ』ネタなんだよな?」
可奈子「お兄ちゃん、ここまで来た以上、もはや『シスプリ』ネタなんか
関係ありません。だいいち、一人もキャラクターの名前を出して
ませんよ、私達。
お願い、今は私だけを見つめて…………」
ばきっ
可奈子「なるさん!あなたはどうしても兄に危害を加えなければならない
んですか!?」
なる 「聞いて、カナちゃん、私達、その、結局……」
カオラ「ふじゅんいせーこーゆーのケータロにおしおきやー。見ろ、この
1/1スケールメカカオラを!」
サラ 「いいぞー!いけいけーーー!」
むつみ「あらあら、皆さん、お集まりで。楽しそうですね」
カオラ「おー、えーとこにきた、カメねーちゃん。このボタン、押してや」
むつみ「これですか?」
かちっ
カオラ「『目からビーム』やーーー!!」
びびびびびびび
景太郎「ふぺらっ!!!」
むつみ「まあ、浦島くん、こげちゃいました」
なる 「だから、行ったことは行ったけど、未遂なのよ」
可奈子「十月十日経てば分かることです。私も、兄の愛人として、兄の子
を宿して……」
なる 「バ、バカなこと、言ってんじゃないの!」
【終わり】
○Bパート、行きます。
寝坊助に、可憐がモーニングコールをしました。
妹達といることをつくづく実感しているかのようです。
○朝食メニューは、いたってシンプル。トースト、スクランブルエッグ、
ソーセージ?ベーコン?にお野菜。
でもそこに、眞深ちゃんの姿はないのでした。
○眞深ちゃんのことを言おうとしますが、眞深ちゃんは既に妹達に書置き
で全てを語っていたのでした。しかし、それ以前に既に分かっていたの
でした。
いない人のことを好意的に言ってあげたのは、まあ、よしとしましょう。
少しは成長したらしい。ちゃんと受け入れようともしてるし。
○妹達との生活。
1)可憐
後ろに例のヅラじじいがいるけど、一言もしゃべらんかった。
しかも、足元には例の迷い猫がいるし。飼ってやれよ。
2)花穂
チューリップの芽…………季節、いつだったっけ?
3)雛子
意外と、雛子の絵が上手なのです。
『クマさんグミ』って、よく分からないお菓子。
4)咲耶
「信じてたんだから……
探しに行こうなんて、思わなかったんだから……」
この辺は正直でいいですね。腕組みくらいなら、可愛いもんだし。
ところで、やはり口紅のお土産は忘れていたようでした。
バカモン>わたる
5)鈴凛
メカ鈴凛だけは21話のバンクのようです。
6)白雪
いつものお尻フリフリ。
そうか、この娘、食器洗いも一人でやるのか。えらい。
7)四葉
七つ道具のいくつかを見せてましたが、最後のは何だろう?
8)春歌
「ナイショですわ……ポッ」
それだけかい。
9)亞里亞
やっぱ、燦緒へのメールかな(嘘)
「ありあとあそぶ……?
これだけで終わっちゃったので、何をしたのか不明。
あ、分かった、『死体ごっこ』だ。
10)衛
「あにぃ、これからも、いっっっぱい、いろんなことしようね」
まずは泳ぎの特訓だな。
11)鞠絵
バンソーコー貼っただけでおしまい。
12)千影
「けれど、未来は……人の意思で刻々と変わるんだ……
だから、あにくんはここにいる……それだけのことだよ……」
バラのクロスはちゃんと返したのに、咲耶の口紅は?>まだ言ってる
○全員で撮影。デジカメで撮るなよ。
○島に来ていた兄妹。
眞深ちゃん、テント生活に戻っていたのでした。
なるほど、「あんちゃん」は燦緒への呼称なのですね。
○「そうだった。あの娘にお礼言わなきゃ」
これで例のワンピ少女の話の謎解きになるのですが、彼女は島のてっぺ
んのブランコに乗っていました。
結局彼女は、わたるが幼少時からずっと抱いていた「妹」のシンボル的
イメージだったのかもしれません。具体的に12人の妹の中の誰か、で
はなく。CVがEDでちゃんとネタバレしてるので。野川さくらさんで
す。
あるいは亡くなった妹さんの幽霊だった、という線も捨てきれない。
「今度は忘れないでね……私は、みんなの中にいるから……」
記憶にしっかりと残った彼女は現実世界から姿を消したのでした。
……と思ったんだけどなあ。
○ガルバン、ガソバルを捨ててしまった山田。
結局こいつはただの脇役で終わった。
○転校生、山神眞深美と山神燦緒。ひどいオチ。
同い年なら、多分2卵生双生児ということでしょう。確たる証拠は無い
けど。
しかし、「山神」って苗字が思わせぶり。偽名かもしれませんし、海神
の親戚筋かもしれません。
○正体がバレても、先生やってたり漁師だったり>じいや
いそがしいやつだ。
○最後、いろいろ面白いものを見つけました。
眞深ちゃんの手紙の文字は氷上さんが直接書いたもので、
また、絵馬の文字もかかずさんが直接書いたものだそうです。
あ、雛子の絵は違うよ。
○ラスト。プロト4号の進水式ってとこか。
クレーンを操縦しているのはプーちゃんかな。
○なんか、やっぱり「ラブひな」でも同じようなイラスト、見た気がする。
○やっぱり、意味不明ですね。タイトルロゴの後、また余計な話をくっつ
けてます。
海神家の日記、結局中身が何も分からなくて、「墓場まで持っていく」
って、おいおい、それだけか。
○帽子持っていったの、だれなんだよ!?
○そーかつ(今回分)
というわけでして、皆さんがお考えのとおりの展開で終わってしまいま
した。結局、何も分かりませんでした。まあ、別に分かりたかったわけ
でもないですし、仮に分かったからといって面白くも何ともないですか
ら、どうでもいいです、個人的には。
この、説明が一切なしというのは、「自分で考える」という製作者の意
図なのでしょうか?それとも、本当に手抜きなのでしょうか?私には皆
目見当がつきません。
このネットニュースで、いろいろ思索を巡らして意見を交わす、その行
為の方が、はるかに面白かったですね。
あともう一つ可能性があるのが、DVDはディレクタースエディション
で、そちらの方が長めに作ってあって、説明も詳しい、とかかな。
○そーかつ(全体)
一応、全体の総括もしてみます。
予めお断りしておきますが、私の能力では、スタッフ個人個人の批評は
出来ません。私はそれほどアニメに精通しているわけでもありません。
事実、10月からのアニメで何を見るべきなのか、現在検討中でして、
手当たり次第見ようなどとはこれっぽっちも考えていません。そういう
ことですので、その点は有識者の皆さんにお任せします。
私は、番組の出来について、「最初よりは良くなった」という表現は何
度か用いましたが、あくまでも相対的な評価であり決して「絶対的に良
い」という評価を下したことはありません。12人の妹達を同時に出す
のならば、互いの交流を描く必要がありますが、各エピソードの合間合
間に少しだけ出していた、という感が否めません。思えば、彼女達は島
に友達がいなかったのでしょうか。あにきと暮したいという一心だけで、
人生を送れるものなのか。例え、各妹の兄への想いがストーリーのメイ
ンだったとしても、周辺の描写は必要です。でないと、妹の存在そのも
のが希薄になってしまいます。
個別には良かったエピソードもいくつかありましたが、総合的には結局
最後まで及第点は挙げられない出来だった、という評価を下したいと思
います。昨今の出来の良いアニメとの相対論で言えば、赤点でしょう。
ただし、それは普通のアニメとして見た限りのことであって、私はこの
アニメを普通のアニメの評価基準で評価するのは酷だと思うようになり
ました。というのも、12人の一人でも蔑ろにできない、お家の事情と
いうものがあったのではないかと思ったのです。
多少肯定的に考えれば、この、12人をバランスよく登場させなければ
ならないというのも、制作上は重要な要素であったのではないかと思い
ます。
私も実際のところ、妄想で12人をバランスよく登場させるというのは
ひじょうに難しかったのですが、皆さんにとっては楽だったのでしょう。
意見の相違はこんなところにもあるのだと思います。
このアニメ、いやそもそも「シスプリ」は、12人が出ていることが唯
一の特徴にして「売り」のはずです。これを蔑ろにしてしまったら「シ
スプリ」とは言えないのでしょう。
シチュエーションで類似しているものに、例えば「ラブひな」や、「花
右京」があったりします。「シスプリ」が「ラブひな」のパクリであろ
うことは前から思っていまして、まあ、やっと前回投稿時に言葉にして
みたのですが、そのことはとりあえず置いときます。「ラブひな」も、
「花右京」も、いずれも「ヤロー」が主役ですね。共通していることは、
景太郎も太郎も、不器用ではありながら女性に対して包み込むような優
しさを示し、相手のことを親身になって考え、行動していくことにあり
ます(異論はあるでしょうけど)。その結果、女性達はみな主人公に惹
かれていくわけですが、まあ、あくまで空想の世界ですから、これはこ
れでいいと思います。しかも、本命以外にも無償の優しさを示すものだ
から、その本命たるヒロインはヤキモキ(あ、マリエルは違うか)させ
られるわけですね。もっとも、これは血縁の無い女性に対してだからこ
その話です。
一方「シスプリ」は、唯一無二の異性が「お兄ちゃん」なのです。つま
り、上記2つの作品に出てくる女の子たちが主人公と血縁が無いのに対
して、「シスプリ」は全て妹。この世界観の狭さが、問題を難しくして
います。
主人公があの海神航だとなると、もうどうしようもないのです。いても
いなくても同じ存在なので、何の思い入れもありませんし、同情の余地
もありません。もっとも、妹に恋愛感情を持つわけにはいきませんから、
妹を好きになるようなやつでは仕方ないので、これはこれでいいのかも、
という側面はあります。
逆に、景太郎や太郎のような性格の奴を持ってくると、これでは妹が兄
にベタベタになってしまいますね。兄の立場としては、自分以外の男の
存在を知らないと彼女達の将来のためによくないと考えますが、当の本
人達はそんなことおかまいなしで、却って、妹同士の確執が発生したり
して大いに問題ありと思うし、何より、実の妹の誰か、可能性としては
咲耶でしょうが、咲耶の方から積極的に仕掛けてきて、最終的に肉体的
に結ばれてしまう可能性がありますね。これはヤバイ。
残る選択肢としては、むしろいない方がいい、ということになってしま
うのではないかと思います。
結局、描き方はどうすればいいのでしょう?以下はあくまで私案ですが、
ここでは自分の意見を述べることが投稿者としての義務ですので。
まあ、G’sマガジンの連載では4人くらいのユニットで連載されてい
ますが、少なくとも、妹達の兄への想いがメインのはずなので、ストー
リーを妹中心に描くべきです。この際、兄貴なんか要らないと思います。
12人の妹との同居はいいとして、妹一人一人を主役に据え、その周辺
を丹念に描いていくことを1クール目に、妹同士の交流を2クール目の
ストーリーにして、1話完結型で最後まで行くべきだと思います。あに
きはただの脇役に納めるべきだと思います。重要なのはあにきではなく
12人の妹の方ですから。妹を十把一絡げで扱って欲しくないです。
敢えて2クール一貫したストーリーを作るならば、中心人物を誰か一人
に据えなければなりませんが、可憐と咲耶をメインにするべきでしょう。
正直言って他の10人では、1エピソードの主役にはなっても、ストー
リー全体の主役にはなれないと思います。亞里亞は裏技があるから、裏
主役、重要な伏線としてのポジションに配置できるとは思います。
妹達が兄へ送る「ポエム」「メルヘン」の世界…………これが順当なと
ころではないでしょうか。
--
S.GOTO
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YUekIon2teHA;FbyRI18:00_18:30PMk.e//ONgAIqmiR!
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