ながた@東海です。

突然ですが、
ここ数年みた作品のなかで、神演出な回、「○○」がキーワード
となりそうな(笑)、
SHUFFLE 第19話 「忘れ得ぬ想い」
の雑感です。

あまりの衝撃に Yahoo で「SHUFFLE 19話 楓」で検索してみました。
#今やったら 約31,700件 もある。偶然みたサイトで、

見ていてトラウマになりそうとか、なったとか感想サイトが多いのに
びっくり。確かにそれだけ刺激的な演出だったのかも。
#さすがは、R15指定(違)。  これは娘には見せられないかも。
某ホラー邦画を最近みましたが、その比じゃないです(笑)。
実はまだ、一回しか見ていないので、無事に最後まで記事に
できるか……(笑)。

そうそう、感想サイトで、「かりん」を見たついでに本作見た人、
「こんなに素敵にどろどろ」なら最初から見たかったとか。
#最初から見た所で、切ってたと思う(笑)。

ところで、OPで一番萌えるシーン、水中リムたん、という私は
やっぱり鬼○なのか。(魔界の居住者だ(違))。

それでは雑談はほどほどにして、10行改行

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場面は幼少の楓(ずっと稟(りん)の家事をしている人間の娘)
と稟(=主役の男)。

#おそらく楓の母親が死んだのは稟のせいと知って
「あんたなんか、死んじゃえばいいんだ」
と雨のなか叫んでいます。稟の夢だったのでしょう。

#顔の作画が雑ですが、それでもすごみが恐い(笑)。

場面は土曜?の朝、食事もせず亜沙先輩と約束があるとか
で出かけていく稟。

#味噌汁を温めようとガス栓を開く手を止める楓が
#痛々しいです。感情が手先に集中しているような。

稟が出たあと、明るく家事を片付けようとプリムラに
話しかける楓、プリムラは声もでず唖然としています。
#すべて感じとっているプリムラ。

場面は8年前の解説シーンとなります。
#稟の部屋を掃除しながら楓が回想している設定のようです。

2家族で旅行に行ったのでしょうか(親だけ?)、
事故で、稟の両親?と楓の母親が死んでしまいます。
それで稟は楓の家に住むことに。
#「ごめんね稟くん」と車にのる女性が誰か不明です。
#と思ったけど、楓の母親ですね。旅行に出る時の光景
#でしょう。
#他人なんでしょうか。母親だけ別家族についていくというのも謎。

ある晩、楓は気絶し雨のなか倒れ入院します。2週後、
医者は母親のことがショックで、
「生きていることを拒否しているような」
といい、いきる力を、目的を、といいます。そして稟は、
病室で意識のない楓に話しかけます。
母親が死んだのはボクのせい。一人で留守番が寂しくて
無理して帰ってきてと言ったと。

#大人だったら、それは直接的な原因じゃないと理解で
#きるはずですが、今の楓には、誘因もなにもなく、
#すべては稟のせいだと短絡できたんでしょう。
#8念前といえば、8〜9才ですし。それにしては、
#稟がしっかりしすぎ(笑)。今のが情けないぞ(爆)。
##という感想も沢山ありました。

そして意識が戻る楓。稟の首にはきつく絞められた
跡が。
父親の前では仲良く振舞うも、それ以外では当然無視。
あげくに自宅階段の上から計画的にカッターナイフを落とす
楓。ひとつ間違えば失明です。

時間はたち、中学生でしょうか。楓は稟の部屋にいます。
稟の作っている船の模型を壊すと中から母親の絵葉書が
出てきます。

当時、楓が病気だったことを思い出し、連想して、実は
自分の病気のせいで母がすぐ帰ってきたことを思いだします。

と稟が現れ絵葉書を「見るな!」と叫びます。
「私が…おかあさんを…ころしたんだ」

靴もはかずに外へ走り出す楓。
#効果音が変です。 DVD差し替え希望。(靴はいてませんよね?)

ふらふらする楓をひきよせる稟。トラックにひかれる所。
ここにきてまで、稟に助けられる楓。
「ごめんなさいごめんなさい…(永遠に)」

#ここ、何度みても涙が出てきます。こういう演技難しいだろうに。

そして場面は現在、稟の部屋を掃除している楓。
「今の私がいるのは稟くんのおかげ」

☆Bパート

カレハ先輩の喫茶店?亜沙先輩とのデート場面は省略。
#彼女は何枚緑パンツもってんだか(笑)。

風呂掃除のプリムラ萌え〜。
(風呂は裸で掃除しなきゃ(違&おぃおぃ))。

家に帰った稟、食事してないため、楓は準備します。
#ここで冷蔵庫から食材を出して困惑している楓。
#理由がわかりません。なんで?
#その時遠隔で、亜沙先輩が具合悪くなってるから、楓が強力に
#嫉妬している場面ということですね。きっと。

食事後、プリムラとゲームしている稟、翌日の予定に
ついて、買物とか皆で食事とか提案している楓に、
うわの空で生返事の稟。プリムラの心配そうな
表情が印象的です。
#稟が帰った際も、楓のことを伝えようとしたプリムラ
#ですが、伝えきれず。

そして、電話が鳴ります。
#奥で呆然としている楓が印象的です。どんな目してるか
#目が見えない構図なだけに、よけい恐い。

電話のあと、楓に、
「明日、(亜沙先輩と)映画見にいってくるよ」
「え?だってお買物は?」
「買物って?」
いいえ、なんでもありませんと楓。
#やはり全然聞いてなかった稟、楓は肩を落として
#その場を去ります。

翌日、稟を見送ったあと、プリムラに買物は?と聞かれ
楓「行きたくないの」
#これが恐怖の伏線とは(笑)。

夜、窓の外をみながらプリムラ、
「稟、おそい」
「亜沙先輩と一緒なんでしょう。稟くん、楽しそうに出かけて
いきましたから」

鍋をお玉でかきまわせて料理している楓。
声もごく自然な声です。

プリムラ「かえで」
「初めてですよ。あんな、幸せそうな稟くん、はじめて」

#それでいいの?とプリムラに問われ、稟くんが幸せならと楓。
すでに表情が固まっている楓。目は見開き、ホラー。
と電話がなり、亜沙先輩のところで食事をしたと稟。
その上、楽しそうな亜沙達との会話まで聞かされる楓。

乾いた声で「そうですか」と…、
食事がまた無駄になると思ったのか?プリムラは鍋のふたを
とると、その鍋は、まさしく「空鍋」。
なんにも入っていない鍋を、ずーっと楓はかきまわして
いたのでした。
#確かにあとから聞けば、そんな効果音でした。
#初見のときは、スピーカーで聞いてたから気づかなかった。
#もう、なんというか、ぶったまげたというか、ホラーです。恐怖。

#このあとの楽しそうなデート場面と、地味に家事をする楓がまた
#対照的で心に何本も槍を突き立てられる、見ていてそんな
#感じで痛々しいです。あるいは、楓の想像シーンというか、
#心象風景でもあるのでしょうか。

雑巾がけしながら、涙をぽたぽた床に落とす楓も痛々しい。
そして、楓をさがすプリムラは、稟の部屋で、亜沙先輩の
部分をまっ黒に塗りつぶした稟のプリクラを発見してしまいます。

#この場面も、印象的です。いよいよ楓暴走。
#今思うに、確かにプリムラ可哀想すぎですね。感想サイトでも
#沢山ありました。私は初見ではそこまで気が周りませんでした。
#辛い楓を前にして大変だな〜とは思いましたけど。
#一番の被害者かも知れませんね。

そんなところへ、なんと稟は、亜沙先輩を家につれて来て
しまいます。

「帰ってください。この家にまでこないで!」
#最初つぶやくような静かな声が、最後には叫びに。

「稟くんを返して」
「あんたなんか、死んじゃえばいいんだ」

と、突然我に返る楓。亜沙先輩は悪意に反応する体質で
倒れてしまいます。

#取り返しのつかないことをしてしまったという表情の
#楓が哀れすぎ。

こんなことがあっても、次回の第20話を見るにつけ、
稟は、しみじみ無神経な奴です。

#まぁ、そういう設定にしないと話が盛り上がらないと
#考えて納得しましょうか(涙)。

予告
まだ、第19話は、予告をする(ネタばらしにならない)
状況だったようで、予告有り(笑)。

総括

何故、楓が家事をしているかが判る回でもありました。

もう徹底的に鬱な展開ですが、この展開は好きです。
初見では楓に感情移入しまくりで見ていました。
今レビューしながら見ると、いまいち感動が薄いですが、
それでも、やはり「空鍋」は衝撃的ですね。何度みても。

自己矛盾を起こしつつも、ひたすら稟のために、と
無理している楓が痛々しくて、好きです。

楓の心理描写も素晴らしいの一言です。
#別キャラでも思いましたが、どれも素晴らしい。

稟のお蔭で生きている、稟につくすのが私の生きがい…、
そして、「稟と2人でいたい」という本能との葛藤。

ところで、カッター攻撃までされても、楓を守りつづけてきた稟、
最近のこの無神経さは、いったいどこからくるのでしょうか。
設定の都合とはいえ、この謎解きをスタッフにはしてもらいたい
ものですが、もう最終話までできてそうですし…(笑)。

そして2人に振りまわされているプリムラですが、このまま
無事に脇役で終わってしまうのはちょっと寂しかったり。
#かといって感情爆発世界の危機ってなストーリーも
#今となっては蛇足というか、唐突過ぎですし。

こんなすごい話なら、是非ゲームもやらねば、と思いましたが
感想サイトを見るに、ゲームではここまでの深い展開は
ないようで、ちょっとガッカリ。
#でも、きっとゲーム、保護すると思う。

PS
キーワードの「○○」 とはもちろん「空鍋」です(笑)。