New TV-Anime Check in 2006 autumn
猫間です。2006年秋新番組個人評価です。
例によって5段階評価です。
番組リストは芳賀さんのTVアニメ新番組案内やアニメ誌・公式サイト等を参考に、
地上波(在京キー局)及びBSの放送曜日順に並べました。
UHF・CS等は後ろにまとめています。
<月曜日>
◆結界師 (月19:00 日テレ)
客観的評価/3+ 主観的評価/3+
昼間は普通の学生。夜は学校で妖怪退治。
活躍する場所と時間が限定されているので話のパターンも限られてしまいそう
ですが、学校の地下にあるという烏森の力を巡ってストーリーが進んで行けば
物語として面白くなってくるはず。
方囲・定礎・結・滅の手順で発動させる結界術のルールは面白味があって好み。
◆ときめきメモリアル OnlyLove (月25:30 テレ東)
客観的評価/5- 主観的評価/5
今期のバカアニメ(←褒め言葉)
獣耳ヘアバンドを付けた生徒たちが何の疑いもなく歩いている学校を舞台に、
過剰演出のラブコメディ。これは良いバカアニメだ。
話はバカなのに女性キャラの作画は良好。浮世離れした美しさ。
コナミ、始まったな。
<火曜日>
◆ウサハナ[キティズパラダイスPLUS枠内] (火07:30 テレ東)
◆けろけろけろっぴ[キティズパラダイスPLUS枠内] (火07:30 テレ東)
興味対象外と判断して視聴せず。
◆D.Gray-man (火18:00 テレ東)
客観的評価/4+ 主観的評価/4+
まだ物語の方向性を把握できていませんが、教団にも胡散臭い部分がありそうで
エクソシストVSアクマという単純な善悪の構図では終わらないでしょうね。
コメディとシリアスの匙加減も良く、好印象。
◆DEATH NOTE (火24:50 日テレ)
客観的評価/5 主観的評価/5
原作既読。全3クールらしいので、たぶん原作の第一部で終了かと思います。
死神のノートを得た夜神月。月の野望を阻止しようとする探偵L。
二人の頭脳戦がアニメでどう描かれるか、とても楽しみです。
第1話でノートに次々と名前を書いていくシーンに死の場面をオーバーラップ
させた、映像メディアならではの演出は見事でした。
◆ゴーストハント (火25:00 テレ東)
客観的評価/4- 主観的評価/4+
キャラクターはともかくストーリーは真面目にオカルトをやっているので、
その手の話が好きな人には好評だと思います。
逆に、幽霊退治に派手なアクションを期待してしまう人にとっては肩透かし
かも知れません。
◆ヤマトナデシコ七変化 (火25:30 テレ東)
客観的評価/3- 主観的評価/2
コメディとしては良さそう。
ですが、美形キャラが美形に見えない絵柄には慣れそうもないので切ります。
◆RED GARDEN (火26:40 テレ朝)
客観的評価/3- 主観的評価/3-
死んだはずの少女達が何故か生きていて化け物と戦う話?
キャラデザが好みではないのだけれど、一体どういう経緯で『GANTZ』状態に
なったのかは気になるので、しばらく見てみようかと思います。
それにしても、どうして歌うんだ……?
<水曜日>
◆ネギま!? (水17:30 テレ東)
客観的評価/4+ 主観的評価/4+
ホラー風味なシリアスシーンの演出が見事。コントラストの使い方が素晴らしい。
一方、OPや教室の場面がエキセントリック(というか『ぱにぽにだっしゅ!』)に
なってしまいましたが、これはこれで楽しいので良し。
ただ、黒板の落書きは二度目なのでインパクトに欠け、ちょっと残念。
#「うおっ! まぶしっ!」には爆笑してしまいましたが(汗)
◆奏光のストレイン (水24:00 WOWOWノンスクランブル)
未スタートのため評価保留。
◆武装錬金 (水25:00 テレ東)
客観的評価/4 主観的評価/4+
臓物をブチ撒けろ!で有名な偽錬金術バトル漫画のアニメ化。原作既読です。
序盤はさておき、蝶サイコーなライバルキャラが本領発揮してからが真の勝負。
どんな描かれ方をされるのか楽しみです。
◆スーパーロボット大戦OG ―ディバイン・ウォーズ― (水25:30 テレ東)
客観的評価/3- 主観的評価/2
積極的に見たいという気分にならなかったので切り捨てます。
スーパーロボット大戦のオリジナルロボットのアニメ化は『サイバスター』で
痛い目を見ていることですし。
◆夜明け前より瑠璃色な Crescent Love (水26:30 BS-i、UHF局)
客観的評価/3 主観的評価/3-
1話冒頭の微妙〜な艦隊戦はさておき、2話にして早くも作画崩壊。
今後の製作状況が不安です。
物語の方は悪くなさそうですが、カメラマンの爺さんは邪魔っぽいな。
◆蒼天の拳 (水26:40 テレ朝)
客観的評価/2 主観的評価/2-
『北斗の拳』の過去編……を期待してはいけないようです。
<木曜日>
◆リトル・アインシュタイン (木17:30 テレ東)
客観的評価/2- 主観的評価/1
視聴5分で切り捨て決定。
アインシュタインと言うくらいだから、子供に科学への興味を持たせるような
作品かと思ったんだけどな。
◆砂沙美☆魔法少女クラブ シーズン2 (木18:00 WOWOWノンスクランブル)
客観的評価/4- 主観的評価/3+
シーズン1で既に告知されていた続編。
陰謀めいた雰囲気が立ち込めて今後の展開が気になります。
#シーズン1も地上波で放送が始まりましたね。
◆人造昆虫カブトボーグ VxV (木18:30 BSジャパン)
客観的評価/3+ 主観的評価/3+
玩具販促アニメとしては悪くない出来。
主人公の叫びに応えてカブトボーグがパワーアップするところは王道と言っても
良いでしょう。
ただ、ラスボスっぽい仮面男の正体がバレて主人公に負ける最終回仕様の第1話
には驚いた。
いきなり回想映像を流されても……。
「お母さんにはナイショだぞ」と言われても……。
聞くところによると毎回が最終話のノリだそうで、そういうものだと割り切って
雰囲気を楽しむ分には問題無いのですが、思い入れがないので感動は薄いです。
◆ポケットモンスター ダイヤモンド&パール (木19:00 テレ東)
評価はパス。
相変わらずサトシやタケシが出てくるというのに、どうしてヒロインだけが交代
していくのだろうか。
◆護くんに女神の祝福を! (木24:00 WOWOWノンスクランブル)
客観的評価/4 主観的評価/4+
「メガトン級のツンデレ」とか「メガデレ」といったキャッチコピーが使われて
いますが、初対面で一目惚れしてしまうのはツンデレではないような?
ですが、ツンデレの定義はさておき、これはこれで可愛いからOK。
「楽しいから」と公言して絢子で遊ぶ生徒会もナイス。
ストーカー男は邪魔ですけれど、それ以外には大きなマイナスポイントは見受け
られず、非常に好印象。
◆働きマン[ノイタミナ枠] (木24:35 フジ)
客観的評価/3 主観的評価/3+
最初から切り捨てるつもりで試しに見たところ、思ったより悪くなかったです。
優先順位の関係で結局は切りますが、時間に余裕があれば継続していました。
#『シュガシュガルーン』と原作者が同じだそうですが、作風が全く違いますね。
◆Kanon (木25:00 BS-i)
客観的評価/5+ 主観的評価/5-
主観的評価が下がるのは、東映版で各ヒロインのエピソードを既に見ているから。
桁違いの作画には大いに満足していますけれど、ストーリーに関してまで東映版を
大きく超えるものになるとは思えないのですよ。
もっとも、超えないまでも悪くなることはないと信じていますので、まだ東映版を
ご覧になっていない方にはお勧めです。
◆009-1 (木25:25 TBS、水26:00 BS-i)
客観的評価/3- 主観的評価/2+
サイボーグの女性たちがカラダを使って事件を解決していく物語、なのかな?
アニメの出来はそんなに悪くないと思いますが、余り興味が持てないので切ります。
てっきり『サイボーグ009』をモチーフにした新企画だろうと思っていたのですが、
原作は石ノ森章太郎さんの別の漫画『009ノ1』だそうで。
◆あさっての方向。 (木25:55 TBS、木24:30 BS-i)
客観的評価/5- 主観的評価/5
夏を舞台にした青春物語かと思って見ていたら、1話のラストであんなことに。
心は大人、体は子供。心は子供、体は大人。
年齢が入れ替わってしまった二人がどうなるのか非常に気になります。
TBSで1話を見たら16:9で見たくなったので、2話以降はBS-iの放送を待ってます。
◆すもももももも〜地上最強のヨメ〜 (木26:40 テレ朝)
客観的評価/3 主観的評価/3
龍を出せるミニサイズ格闘ヒロインが子作りのために押しかけてくるラブコメ、
という認識で良いのかな?
可愛いことは可愛いし、露出度も高いのだけれど、ままごとをしているような
雰囲気で色気は足りないかな。
しかし、委員長と忍者(?)が良さげなので継続視聴の予定。
<金曜日>
◆コードギアス 反逆のルルーシュ (金25:55 TBS)
客観的評価/5 主観的評価/5
事前に放送された特番を見た時点ではロボットアニメと認識していたのですが、
これ、ロボットアニメじゃありませんね。
謎の少女から謎の力を得た主人公が、謎の力だけでなく自らの頭脳を駆使して、
祖国に反逆していく物語……になるのかな?
第2話で、主人公が姿を隠したままレジスタンスを手駒にしてゲームのように
戦闘を指揮する場面は面白かったです。
白い新型ロボットに乗るのが主人公ではなく、主人公を止める立場になる親友が
乗るという展開も新鮮で興味深い。
日本が占領された設定にナショナリズムを煽るような意図は見受けられないので、
その点は気にせず見続けようと思います。
◆銀河鉄道物語 〜永遠への分岐点〜 (金26:25 TBS)
客観的評価/3 主観的評価/3+
フジからTBSに放送局を変えて続編? BSフジで再放送やっているんだけどな。
前作で亡くなった先輩に代わって新入りがチームに加わりましたが、雰囲気は
ほとんど変わらず。
教えられる立場だった主人公が教える立場になるのが前半の見所かな?
後半には再び宇宙規模の事件が起こる(第1話の次元断層は何かの兆候でしょう)
と思うので、その辺りを期待して付き合おうと思います。
<土曜日>
◆シルクロード少年 ユート (土08:05 NHKBS2)
客観的評価/3 主観的評価/2
ストーリーは悪くなさそうでしたが、自分は切りました。
フルCGアニメ全般に言えることなのですが、人物の質感がプラスチックのようで
好きになれません。この肌の質感を改善するのは無理なのだろうか?
CGの造形がリアルになればなるほど不気味に感じてしまいます。
◆流星のロックマン[おはコロシアム枠内] (土08:30 テレ東)
パス。もうチェックする気力も起こりません。
◆サルゲッチュ〜オンエアー〜2nd[おはコロシアム枠内] (土08:30 テレ東)
抱き合わせのロックマンを見たくなかったのでチェックせずにスルー。
◆ぷるるんっ!しずくちゃん (土09:30 テレ東)
客観的評価/2- 主観的評価/?
念のため見てみましたが、対象年齢が合わず評価不能。
◆家庭教師ヒットマンREBORN! (土10:30 テレ東)
客観的評価/3- 主観的評価/2
どの辺りが面白いのか分かりませんでした。
チビっ子ギャングを可愛いと思えず、他の男性キャラにも魅力を感じなかった
です。
◆天保異聞 妖奇士 (土18:00 TBS)
客観的評価/4- 主観的評価/3
真面目に作品を作ろうとしている事は伝わってくるのですが、それが面白さに
結びついていない気がします。
それと、(ひょっとすると自分だけかもしれませんが)妙にパッチリした瞳の
描き方が気になって、見ていて落ち着きません。
◆TOKYO TRIBE 2 (土24:30 WOWOWスクランブル)
未スタート&視聴不可。
◆史上最強の弟子 ケンイチ (土24:55 テレ東)
客観的評価/3 主観的評価/3
テレ東のパンチラ枠(冗談です、半分)
師匠たちが個性的なので、いじめられっ子が拳法を学んで強くなっていくだけの
話では終わらないでしょうから、もうしばらく視聴は続けてみるつもりです。
◆バーテンダー (土25:45 フジ)
客観的評価/3- 主観的評価/2+
カクテルを全く知らない人間は見ない方が良さそう。
興味がないわけじゃないので、アニメに出てくるような有名どころのカクテル
くらいは覚えてみようかと思っていたのですが、カクテルの名前と絵だけ出さ
れても、味がサッパリ想像できない……。
もう一つ気になったのは、舞台のような演出。
1話だけなら面白い趣向だけれど、2話以降も続くようだと辛いな。
<日曜日>
◆祝(ハピ☆ラキ)!ビックリマン (日06:30 テレ朝)
客観的評価/2 主観的評価/2
懐かしさで見続けるのは無理かな。
ギャグのノリは結構好きですが。
◆金色のコルダ〜primo passo〜 (日25:00 テレ東)
客観的評価/4- 主観的評価/3+
今期の腐女子向けアニメその1。
ですが、男性視点で見ても楽しめます。
ショタ妖精を含めた男性キャラのラインナップは当然として、女性キャラにも、
気弱な親友、高飛車なライバル、強引な報道部員といった基本的な役どころが
揃っているので、飽きることなく見続けることが出来そうです。
◆ギャラクシーエンジェる〜ん (日26:00 テレ東)
客観的評価/4- 主観的評価/4-
1話は微妙な感じでしたが、2話、3話と来て持ち直したかな。
ただ、今のところツッコミ役がいないので、ギャグのキレが悪いような印象が
あります。
#居なくなって初めて分かったノーマッドの重要性……
<帯番組>
◆魔法食堂チャラポンタン (火〜木08:08 WOWOWスクランブル)
未スタート&視聴不可。
<UHF・CS・他>
◆BLACK LAGOON The Second Barrage
◆マージナルプリンス 〜月桂樹の王子達〜
◆らぶドル 〜Lovely Idol〜
◆Pumpkin Scissors
◆銀色のオリンシス
◆はぴねす!
◆くじびきアンバランス
◆地獄少女 二籠
◆少年陰陽師
◆乙女はお姉さまに恋してる
1話のみ視聴した作品もあるのですが、基本的に視聴不可のため評価はパス。
◆Gift〜eternal rainbow〜[アニメ魂枠] (月26:00 BS朝日、UHF局)
BS朝日で視聴予定。
#まだ実写ドラマを放送中。早く終われ。
◆BLACK BLOOD BROTHERS
客観的評価/4+ 主観的評価/4+
BIGLOBEの無料配信を視聴。
戦闘シーンがちょっと迫力に欠けるような気がしますが、それ以外は満足。
特に吸血シーンがヤバいくらいにエロい。なんだこのエロさ。
集団で女性に襲い掛かるシーンなんてR15級ですよ。
各話で断片的に流れる過去の場面が終盤でどう絡んでくるか、物語にも期待。
◆幕末機関説 いろはにほへと (GyaO)
客観的評価/4 主観的評価/4
時代が大きく変動する幕末を舞台に、その歴史の裏で起こる架空の物語。
時代劇ファンタジーとしては『天保異聞 妖奇士』より期待しています。
GyaOの配信はビットレートが低くブロックノイズが気になりますが、元画像の
作画は悪くなさそう。
◆あゆまゆ劇場 (WEB配信)
客観的評価/? 主観的評価/3-
Webサイト「君のぞらじお」にてショートアニメを毎月配信するそうです。
『君が望む永遠』の「遙ルート」がアニメ化されるらしいので、それまで
ファンをつなぎ止めるためのものでしょうね。
自分は『君が望む永遠』を見ていなかったので登場キャラが良く分かって
いないのですが、分からなくてもクスッと笑えるので、気楽に見てみよう
と思います。
1話5分足らずなので気分転換にはちょうど良さそうです。
<総評>
現在の私的期待度は以下のようになりました。
本命:コードギアス 反逆のルルーシュ
対抗:DEATH NOTE
注意:ときめきメモリアル OnlyLove
大穴:Kanon
自分が特に期待しているのは『コードギアス』と『DEATH NOTE』。
どちらの作品も、常人の手に余る力を得た天才が主人公。
目的のため確信的に悪を為すところは似ているかも知れません。
#本人は悪だと思っていないのでしょうけれど。
『ときめきメモリアル OnlyLove』は想定外の作風に驚いています。
まさかこんなバカアニメだったとは(笑)
女性キャラの作画は良好なので、美少女アニメとしても安定した面白さを
提供してもらえそうです。
『Kanon』が大穴扱いになっているのは、先にも書いた通り、ストーリーに
関してまで東映版を超えるのは難しいと思っているから。
満足度では今の段階で充分に高評価ですけれど、期待度の観点からすれば、
今以上のものを求めるのは高望みではないかと。
#そう思いつつも、「ひょっとしたら」と期待してしまうのですが。
では。
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猫間 鈴秋 / NEKOMA SUZUAKI
mailto:nekoma@mvj.biglobe.ne.jp
http://www5e.biglobe.ne.jp/~nekosuzu/index_n.htm
#TV-Anime Checkと言いつつテレビアニメだけでなくネット配信アニメまで
#含めているのは、Subjectに偽り有りだな……。
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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