Full Moon #43 (01/25)
石崎です。
満月をさがして第43話『もう二度と歌わない…』について雑感など
#やっと追いついた(汗
●りぼんCM
3月号バージョンになりました。
本編が鬱展開なだけに、笑顔のフルムーンが何とも。
そう言えば、12歳の満月ちゃんが登場しないのは珍しい。
^L
●もう貴方には任せられません
大重「あの、満月は今、とても支えを必要としています。どうか、どうか」
文月「あなたに言われなくてもそんなこと判っています」
英知の墓の前で倒れた満月は、結局タクトに救出される。
あまりにも辛い結末となった満月の渡米。
帰りの飛行機の中で、満月は一言も発することは無い。
成田空港に到着すると、若王子からの連絡を受けた文月が迎えに来ていた。
文月は、生気の無くなっている満月に衝撃を受け、アメリカに行くのは満月の
ためだと言った若王子を責める。
それに対し、若王子はただ謝るばかり。
満月の手を引き歩いて行く文月は、車まで送って行くという大重を拒絶。
荷物も大重の手から奪うと、若王子に二度と神山家に関わらないように言うの
だった。
#すっかり生気が無くなっている満月の様子を見て、文月さんが怒るのは判りま
#す。しかしそれが満月ちゃんの精神的ショックからであること、満月ちゃんの
#病気の治療法についてもきちんと調査してきたことについて、若王子先生も大
#重さんも全く文月さんに話そうとせず、ただ謝るばかりなのはどうかと思うの
#ですが。もっとも、話したから聞く文月さんとも思え無いですが。
#普段の満月ちゃんなら大重さんや若王子先生のことを庇いそうですが、それす
#らも無しで無言。心に残した疵はあまりにも大きかった様で。
●これからはおばあちゃんの言う通りにします
文月「そ、そう。漸く貴方も、判ってくれたんですね。ずっと言ってたでしょう?
音楽は人を不幸にするだけ。貴方もやっとそのことに気づいたのですね。
あたしが言った通りだったでしょう?」
タクシーでの帰途、満月は文月に、もう歌手になる夢を諦めると言う。
これからは祖母の言う通りにすると。
やっと自分の言う事を判って貰えたのかと言う文月。
満月は、音楽は人を不幸にするという祖母の言葉が本当でしたと言うのだった。
#自分に反抗するかと思いきや、案外素直になってしまった満月に笑顔を見せる
#文月さんが印象的。やっと自分の想いが通じたと思ったからか、どうしてこん
#なに元気が無くなってしまったのかを問いただそうともしていません。
●いずみ君のアドバイス
いずみ「そ。死に神部長には黙ってて挙げるから、さっさとミッキーの命を刈っ
て、保管しておけば良いんだよ」
満月の様子を見ていられないタクトとめろこは屋根の上に出て話し合う。
もう歌わないという満月の言葉が本気かどうかと考えるタクト。
そして、ハンドブックの逆さ文字は未だ消えていなかった。
そこに現れたのはいずみとジョナサン。
いずみは、このままだと満月は寿命を待たずにこの世から消え去るという。
ねぎラーメンの仕事だからいずみには関係無いというめろこに、いずみは満月
に関しては仕事では無くなっていると指摘し、死に神部長には黙っているので直
ぐに満月の命を奪い、魂を寿命まで保管しておけば良いと言う。
それを聞き、怒るタクトとめろこ。
だが、いずみは言う。今の満月は生ける屍。春まで生かして置く方が可哀想と。
それを聞き怒るタクトだが、めろこはいずみの言うとおりかもと感じる。
めろこは、自分達が出来る事は何なのかを考えていた。
#久々にいずみ君登場。めろこだけで無く、満月自身にも随分と拘りがある様で
#すが…? 残り話数が僅かな中で、彼自身についてどれだけ掘り下げられるの
#かが不安ではありますが。
●大重さんの独断
大重「私は、何も出来なかった。歌手としてだけじゃなくて、一人の少女として
の満月もちゃんとサポートしようって決めてたのに、スケジュール管理す
るだけのマネージャーじゃなくて、ちゃんと、満月の心の中までしっかり
見守るんだって。でも、私は、私は何も出来なかった。今だって、満月が
凄く辛いのに。何にも。一番満月のこと判っていたつもりでいたのに。あ
たしなんか何の役にも」
文月は満月を連れ、他の病院に満月の診断を依頼するが、直ぐには結果は出な
かった。
その頃、ヴィレッジプロでは勝手にフルムーンに休暇を出した大重が山川部長
に怒られていた。そして、また連絡するからと帰宅を命じられてしまう。
大重が帰宅すると、部屋の前で若王子が待っていた。
若王子は、満月が今歌える状況では無いことは判っていたが、自分にも相談し
て欲しかったと考えていたのだ。
大重が勝手にフルムーンに休暇を与えたことで、自分の首だけで無く、責任問
題に発展するのではと考え、若王子に累が及ばない様に自分の独断という形にし
たと大重から聞かされた若王子は、本気ならば怒るという。
満月の主治医で、フルムーンのプロデューサーである自分は、マネージャーの
大重とは運命共同体であるのだと。そして一人で抱え込まず、もっと頼って欲し
いと言う。
そして、今の満月に何も出来ない自分を責め、涙を流す大重に、自分を責めな
いでと言うと、大重は若王子の胸で泣き続ける。
そんな大重を若王子は抱きしめるのだった。
#若王子先生にまで責任が及ばない様に自分一人で泥を被っていた大重さん。満
#月ちゃんの心の中までサポートしようという決めていたと言う辺りで泣けてき
#てしまいました。
#満月ちゃんに対して何とかしてやりたいという想いで一杯の大重さんの涙に萌
#えました。
#マネージャーとプロデューサー。満月の秘密を知る者同士の運命共同体。微妙
#な位置関係にありつつもクリスマスの夜を二人きりで過ごすなど接近しつつあっ
#た大重さんと若王子先生の関係が急接近という雰囲気。若王子先生×大重さん
#エンディングに向けてフラグがまた立ちました(違)。弱っている所に優しい
#言葉をかけて自分の胸に飛び込ませるなんて、若王子センセもなかなかやりま
#す。え、違うの?
#ともあれ、若王子先生と大重さんのお互いに対する想いが#現れている良いシー
#ンだと思います。
●アイキャッチ
一部変更になりました。
オルゴールの中身が猫タクト&うさめろこになりました。
●弱っていく満月
円「(そうよ。あのすっとぼけのフルムーンが、理由もなく歌わなくなる筈が無
いじゃないの。何時だってノー天気に歌っているのがフルムーンなんだか
ら!)」
ご飯もろくに食べない満月は日々弱っていくばかり。
めろこはそんな満月の様子を若王子達に知らせようとするが、タクトは二人を
心配させるだけだと止める。満月が本気で歌を捨てるわけなど無いと。
文月に連れられ、病院を巡る満月。
満月に優しい言葉をかける文月だが、満月はあまりにも無反応。
その頃、CDショップでフルムーンの休養について噂している学生達。
新手の宣伝ではと言う学生に、そんな姑息な宣伝のために歌を休むなどあり得
ないと言ったのは、若松円。
円は、フルムーンの休養には何か理由があると感じていた。
満月を元気づけるため、春風堂のたい焼きを運ぼうとしていた田中さん。
文月は、自分が運んでいくと言い、田中さんを驚かせる。
たい焼きを満月の所に持って行った文月。
しかし、お腹が空かなくてと言う満月に、文月は何も言えないまま満月の部屋
を出て行くのだった。
#あの文月さんが満月ちゃんに対して優しい言葉をかける日が来るとは。そして、
#満月ちゃんの無表情に対する悲しい表情も印象的。
#CDショップに居た若松円。サングラスと帽子で変装している姿。CDもそこ
#そこ話題になって、変装する必要が出て来たということなのでしょうか。フル
#ムーンの事を認めたとは言え、すっとぼけでノー天気とは、酷い言われよう。
●手術を拒絶する満月
タクト「今のあいつは、あいつじゃない。本当の満月なら、歌を捨てるなんて出
来ない筈だ。歌う人間にとって、歌う事が生きる証なんだ。俺は、あいつ
に歌を取り戻させてやりたい。歌を捨てるなんて、簡単に出来る事じゃね
ぇ。それは、俺が一番良く…」
検査の結果、やはり手術が必要だと告げられた満月。
しかし手術は声帯を傷つける可能性があり、声が出なくなる可能性があると聞
かされる。
文月はそれで満月の命が救かるんですねと聞くが、満月は明確に手術を拒絶す
る。満月は文月にどうなっても良いと言う。
病院の廊下でタクトは満月に、もう歌わない。どうなっても良い。そんなのは
満月では無いと言い、満月の持っていた写真を張り飛ばしてしまう。
それを拾おうとする満月をタクトは強引にフルムーンに変身させようとする。
しかし、神術を使っても満月は変身することは無かった。
満月が変身を拒絶している以上、神術を使っても変身することは出来ないのだ。
別の病院と連絡が取れたと満月の手を引き連れて行く文月。
タクトは病院の屋上で、歌を捨てることは満月には出来ないと考えていた。
何故なら、自分がそのことを良く知っているから…。
その時、タクトの頭の中に再び何かの記憶が蘇りかけ、タクトは頭痛に頭を抱
える。
別の病院でもやはり手術が必要だと告げられた文月は、アメリカで声帯を傷つ
けない新しい手術法が研究されていると医師に聞かされる。
そして、日本でその手術を執刀できる第一人者は若王子であると。
その頃満月は、声だけは失いたくないと考えていた。
英知のことを呼び続けるために。
#変身は満月ちゃんに変身したいという想いが無いと無理なのか。
#タクトの記憶が再び蘇りかけています。ROUTE Lのヴォーカルが前世であるこ
#とは確定的なタクトですが、どんな過去が出て来るのでしょうか。まさか、原
#作通りということは無いと思いたいのですが…。
#満月ちゃんが連れられていった病院は「付属桃栗病院」。桃栗町も関東にあっ
#たのか(笑)。ジャンヌを知っていると判るネタが今回も。
●新ED Love Chronicle
新EDが今回から登場です。本編からEDに続く…という流れで無かったので
吃驚。
#やはりCMを流す必要からでしょうか。
最早絶対に実現することが無い、今の満月ちゃんと英知君の幸せな情景の絵が
入っているのが悲しいですが、その後の満月ちゃんの表情は意外にも穏やかなも
のであるのが印象的。
そしてタクトとめろこの姿を見て笑顔で駆け寄って行く。
過去は思い出として取っておき、今を生きるってことなのかなぁ?
関係無いですが、何とも涼しげな満月ちゃんの服は良いです。
●次回予告
めろこ「タクト、一体どうすれば良いの? あの子もう…」
タクト「そんな訳ねぇだろ。あいつがこのまま何てことがあるか!」
めろこ「でも、英知君と二度と会えなくなって、あの子食事すらまともに…」
タクト「う…」
めろこ「ちょっと待って。今あの子の家に入って行ったのって、若松円? 一体
どういうこと? 次回、満月をさがして『共鳴する心』」
二人 「お楽しみに」
若松円を立ち直らせた満月ちゃん。
今度は円が満月ちゃんを立ち直らせるのでしょうか?
では、また。
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Keita Ishizaki mailto:keitai@fa2.so-net.ne.jp
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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