Re: Kamikaze Kaito Jeanne #44 (1/29)
佐々木@横浜市在住です。
<20000130134854keitai@fa2.so-net.ne.jp>の記事において
keitai@fa2.so-net.ne.jpさんは書きました。
>> 石崎です。
こんにちわ。
>> 数ヶ月前から判ってはいましたが、とうとうこの日が来てしまいました。
>> 神風怪盗ジャンヌ第44話『汝、神風となれ!』の感想など。
う〜ん、感慨無量。っつか寂しいです。
フォロースタート!
^L
>> 城の前までやって来たジャンヌと稚空とアクセスですが、入り口がありません。
>> しかし、俺達は怪盗だぜと言うと、ブーメランを壁に突き刺し、リボンを絡ま
>> せ窓から侵入。何も話していないのに、確かに息が合ってます。
以前は足の引っ張り合いをしてた事を思うと隔世の感が。^^;
>> アクセスしかピンを出せないような描写があったのは何故? …という事は最早
>> どうでも良くなって来る位、稚空が格好良いです。
格好イイです。戦闘中もさることながら、
ジャンヌを先に行かせた後のポーズも良。
>> 大量にピンを出していたのは、相手が大勢だからと思っていたのですが、良く
>> 考えてみるとピン一本では現在の悪魔はチェックメイト出来ないので、それでか。
予告で見たときはアレで複数の悪魔を一気にチェックメイトするのかと
想像したのですが、違いました。でも2〜3体同時始末ぐらいあってもいいのに。
>> ここで新たに描き起こされた回想シーンが出て来ます。
>> まろんとフィンの出会いのシーンが初めて描かれました。ここは両親が出会っ
>> たメリーゴーラウンドの前のようですね。まろんの着ていた服は、第20話で着
あの場所というだけでフィンが現れる直前まで、まろんちゃんが
「うじうじどよよ〜ん」としていたであろうと想像出来てしまいます。
>> ていたものでしょうか。フィンは白百合の花を持って現れたんですね。
>> 原作でもフィンとまろんの出会いのシーンが描かれていますが、まろんは制服
>> 姿で、フィンは白百合の花は持っていませんでした。
やはり初対面の時に手ぶらでは格好がつかないでしょうから。(笑)
>> ジャンヌの前に両親が現れ、喜ぶまろん(ジャンヌ)。あからさまに罠としか
>> 思えないのにジャンヌは全く疑う様子が無いのは…多分気にしてはいけないので
>> しょう(笑)。
それほどまでに彼女にとっては会いたい人って事なんでしょう。
# と、好意的に解釈。(笑)
>> 両親の顔がOP以外でちゃんと描かれるのは初めてですね。ちなみにまろんは、
>> 10際頃に別れたきり、両親とは会っても手紙すらも貰っていないので、これは別
>> れた当時の姿なのだと思います。
う〜ん、男前ですなぁ。匠パパ。
>> 父親の胸元で泣くジャンヌに両親は、これで本当に離婚できると言い出します。
>> この喜びから、絶望へと一瞬での切り替わりが絶妙だと感じました。
「もう怪盗をやめていいんだよ」と来たので幸せな幻影の中に捕らえて
戦闘不能にするのかと思いましたから、この展開はいい意味で意外でした。
まさに「やられた」ってところです。
>> そんなまろんを嘲笑し、顔をヒールで踏みにじる堕天使フィンが、前回の都ち
>> ゃんに対するフィン同様何とも妖しく、あのコスチュームと相まって本当に違う
>> 意味で女王様で良かったです。鞭を持ち出せば完璧だったんですが(違)。
何とも素晴らしいアングルでした。(爆)
>> そうか、フィンちゃんは踏みにじりたい程まろんちゃんの事を愛していたんで
>> すね(違)。
メモメモ。(笑)
>> 見守るだけの神なんて、神じゃないと言うフィンの台詞も、ノイン同様フィン
>> にも神に対して何か絶望を感じるような背景が用意されているのであれば、更に
>> 印象深いシーンとなったのですが、その部分が用意されていないか描かれていな
>> いので、効果が減じられたのがちょっと残念。それとも、この部分も想像にお任
>> せしますという事かな。
その場でぱっと思い付いた罵声という雰囲気ではないという感じが
ありますね。そこから何か読み取って下さいって事なのかな。
でも、天使の過去ってのは想像しにくい事この上なし。
>> 主人公が悪に取り憑かれた敵を説得し、相手がそれで動揺する…と言うのは、
>> この手の作品では使い古されたパターンですが、その説得の台詞がそのまま自分
>> 自身に対する言葉となっているというのは如何にもジャンヌらしくて良かったで
まろんちゃんが言ってる最中は、うんうん説得力あるなぁと聞いてましたが
フィンに返されると、それも御尤もって具合に今回はあっちこちで
「してやられた」という印象です。
フィンが直ぐに言い返さずイライラを撒き散らした後で返してるのも
その場の雰囲気がうそ臭くなく表現されていて良かったと思いました。
>> フィンに図星を突かれ絶望するまろんの目は死に、がっくりと膝をつきます。
>> あの程度で? …と感じられない事も無いですが、自分が自分で色々と自分の
>> 事を正当化して来た部分をはぎ取られて、自分の行動の本質を言い当てられる事
>> は、前回の都同様に、誰にしろショックなものではないでしょうか。
でもやはり精神的に弱いなぁとは感じます。
# 復活も速いですけど。^^;;;;;
>> 絶望したまろんに、止めの一撃を放とうとするフィン。
>> しかし、アクセスがバリヤーで守っていました。ノインの悪魔の力より強いの
>> か。
むぅ。アクセスも格好エエっす。
球形の念?じゃなくてノインを貫いた一点突破攻撃の方が効いたかも。
>> ジャンヌを助けるのではなく、フィンを悲しませないために、というアクセス
>> の行動理由が良かったです。本当は天使である筈のフィンを信じている、その心
こんな台詞の一つ一つもまた格好良いです。
>> がアクセスに力を与えているのかな。今までの話では役立たずだったのにねぇ
>> (笑)。
最後だからでしょうか。^^;
>> 委員長やパッキャラマオ先生や東大寺夫妻の事が忘れ去られているのはちょっ
>> とかわいそうですが(笑)。
まぁ、稚空の頭の中では「その他大勢」という事なんでしょうね。
>> まろんの胸元に光球が現れ、ロザリオ無しで変身を遂げます。もちろん裸です
お約束。*^^*
>> (あんたそれだけかい)。何だか、セーラームーンR劇場版のうさぎちゃんの銀
ギクっ。^^;;;
>> ジャンヌ・ダルクの「神の吐息は〜」の台詞は、アニメだけ見ていると唐突に
>> 聞こえますが、原作で火あぶりにかけられているジャンヌ・ダルクが、自分の持
何だか呪文のようです。これからは呪文で変身するのかな。
>> ちなみに今回の変身は真ジャンヌとTV雑誌に書いてありました。
...何故かそこはかと無く笑えるネーミング。^^;;;;;;
>> 自力変身を遂げたジャンヌは、フィンに迫り、フィンの攻撃を跳ね返すとフィ
>> ンを抱きしめて、フィンの事を大好きと言います。
ジャンヌが神々しいですね。
>> フィンがジャンヌが近づいてくるのを恐れているような描写、愛を受け入れる
>> ことを恐れているような描き方が凄く良いです。繰り返しますが、フィンが堕天
>> 使になる過程がアクセスの説明した洗脳以外に描かれていないので、効果が減じ
>> られているのが本当に残念。
アニメで表現された部分だけを素直に解釈してしまうと自力で変身した
ジャンヌの力を怖れて後ずさりしている様にしか見えませんが、
仮にも女王様なんでそんなヤワじゃないハズだから別なものを
怖れているのだろう、という具合に見る側が想像力を働かせないと
いけないというのは見る人を選びますね。
多分私も石崎さんの記事を読んでなければ、そういう方向には
考えなかったと思います。
>> 想像ですが、フィンちゃんも愛と言うものをどういう理由か信じることが出来
>> ず、だからアクセスの求愛も受け入れられず、神様の命で人間界に独りぼっちで
>> 放り出されて寂しかったんだと思います。そこで、自分と同じように孤独なまろ
>> んと共に生活するようになった。自分と似た性格・行動の他人を見ると、何だか
>> 苛々する経験をした事のある人は少なくないと思います。思うに、フィン・フィ
>> ッシュにとってのまろんは、そう言う存在だったのでは。
成程。
とすると、まろんちゃんと暮らして(ジャンヌが)悪魔を封印していき
チェス駒が溜まると堕天使に生まれ変わるという過程そのものが
フィンがまろんちゃんに対して近親憎悪の念を積もらせていくという
物語であったという風に読めなくもないですね。
>> でも、孤独で寂しがり屋でうじうじしながらも、まろんはその度に人に励まさ
>> れながらも立ち上がり、堕天使となったフィンの姿を見てもフィンの事を信じ続
>> けていた。そんなまろんの事をフィンは知らず心の奥底で好きになっていき、そ
>> して…。と言うのは、見た直後に思いついた妄想ですが(汗)。
やっぱり好きだと踏み付けたくなる性格だったんでしょうか。(笑)
>> ジャンヌが天使の羽根でフィンを包み込むと、光がそこから発して…。なんか
>> カードキャプターさくらのケルベロスを思い出したんですけど(違)。
ご同様。
>> この時に吹いていた風を神風だというアクセス。
>> 神が魔王に勝ったのかという稚空ですが、絶対あれしきで魔王が滅びるとは思
>> えません。恐らく、今回は堕天使フィンと、まろんの両親を魔王から解放しただ
え、神様勝ったの?何時の間に?という印象だったのですが、
今まで語られた内容からジャンヌが戦ってる間にも何処か別のところで
神様と魔王の戦いが続いているのだろうから、それも有りかと
無理に納得したのですが、やはり変ですね。
>> けという小さな勝利に過ぎないのではと思います。それとも、フィンに取り憑い
>> ていたのは魔王自身だったのでしょうか。
それにしては弱っちいのでやはり小さな第一歩の方に一票。
>> ここら辺は、どうとでも取れる終わり方でしたね。続編もこれなら無理なく作
>> れそうです(おい)。
隅の方に「これは始まりにすぎない」とか字幕が見えそうな絵面。(笑)
>> フィンは元の準天使フィンの姿に戻りました。もう泣かないって言ったのにっ
>> て、堕天使の時の記憶が残っているようです。フィンも泣いています。本当はフ
悪魔憑きだと記憶が飛んでいるでしょうから、やはり堕天使は
フィンの一面という事になるんでしょうね。
# 洗脳ってのは響きが安っぽくてイマイチ。
で、元に戻った後で見つめ合う二人が抱き合ったりしないのも
リアルというかミソというか、いい感じです。
ちょっとバツが悪そうなフィンとかが特にグッド。
>> フィンが元に戻ったので驚喜して抱きつくアクセスをぶん殴るフィン。
格好良すぎだったので反動も大きいです。(笑)
>> 街へと戻るジャンヌ達。城の跡に残されたのはクイーンとキングの駒でした。
>> これの正体については既に魔王と堕天使フィンを初めとして、諸説飛び交って
>> いるみたいですが、私はまろんの両親に取り憑いていた悪魔では無いかと思いま
>> した。駒が出た直後に、メールボックスの両親からの手紙が映ったのでそう思っ
>> たのですが。
前の方に書いた通りの無理矢理神様勝利納得の一つの補間材料が
この2つの駒だったのですが、成程、仰有るようにシーンの繋がりから
見てまろんちゃんの両親に憑いてた悪魔ってのが説得力のある見解に思えます。
人間界に姿を見せてない魔王が人間界に「落ちてる」のは妙ですし。
>> 良くあるパターンですが、全キャラの人々のその後をEDにかぶせて描いたり
>> するというのをやって欲しかったかも知れないですが、これはこれで良かったで
>> す。
良かったですね。
この後に、まろんちゃんがどんな顔をするかまでハッキリ見えます。
# その後バージョンも見たいですけど。
>> 本来ならフィンの使命は終わっているような気がするので、お別れのシーンが
>> 出て来てもおかしくは無いのに出て来ない辺り、その後のみんなの事は視聴者が
>> 想像して下さいねということなのでしょう。
それはまだ使命が終わっていないという事ではないかと。^^;;;;;
>> ★総括など
>> …と言うのは私的には些細な問題点。それよりも、せっかくオリジナルキャラ
>> のミストを出しておきながら、そのバックグラウンドに対しては殆ど何にも描か
>> ず、ただの悪魔幹部として使い捨てにしたのは、あまりにも勿体ない。それと、
>> ミストの最期の台詞「その優しさが命取りとなる…」が、結局意味が無い台詞に
うっ ^^; 確かに全然意味をなしてない。
でもこの台詞に意味を持たせるにはジャンヌの身近な誰かに
ラストで死んでもらうか何かしないと収まらない(ぉぃ)ので
難しかったんでしょうね。
>> なっているような気がすることも。いや、ミスト好きだったんですよ(笑)。
私も好きでしたから妄想の方では大活躍。(のはずなのですが。^^;)
>> …あなたの心は、チェックメイトされましたか?
フォローという苦労の無い立場ではありましたが、私も一つの作品に
途中からでしたので一年弱ですがお付き合いさせて頂いたのは
まさに「面白かったから」という事につきますね。
はじめは新番組はとりあえず見ておくというスタートだったのですが
第5話のまろんちゃんのパンツではまり ...
じゃなくて5話での使命に躊躇してたりする人物描写のこまやかさが興味を引き、
後は(文句は言いつつ ^^;)楽しみに見ていたという次第。
こういう一見しただけでは描こうとしているものが見えてこない作品も
あるんだなと気付かされたという意味でもちょっと記念すべきアニメでした。
石崎さん、一年間お疲れ様でした。(でもまだ終わりそうもない。^^;)
そして製作サイドの皆さん、どうも有難うございます。
楽しかったです。
では、また。
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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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