こん○○わ、PARALLAXです。

Keita Ishizaki wrote in message <19991119012108keitai@fa2.so-net.ne.jp>...
>石崎です。

ども(^○^)/。妄想記事スレッドにようこそ(笑)。

> フォロー思いっきり遅れまして申し訳ありません。

いぇいぇ、頂けるだけで結構です。それに私なぞ返したいフォロー
が溜まり捲って、そろそろ50通に(^_^;)。週末には何とかしよう。

> 気になっているのですが、まろんって都と稚空と委員長以外と付き合っている
>描写が殆ど無いような…。見てない所で付き合っているのかもしれませんが、実
>はまろんは近寄りがたい雰囲気を持った女の子だったりとか。

成績優秀でスポーツ万能。明朗快活で負けん気が強く気に入らなけ
れば誰にでも食って掛かる。親しくなれば当たりは軟らかく頼りに
なる可愛い人だが、それまでは刺だらけで牙を剥かれるかもしれな
い印象が拭えない。う〜ん、まさしくヤマアラシですが、確かに彼
女にはこう言った印象を抱かれ易い所があるかも知れませんね。

> ちなみにアニメ版のまろんを見ているととてもそうは思えませんが、まろんは
>実はスポーツ万能、学力優秀な人なので。

これで性格的に欠陥がある、なんて事になったら最悪ですが、まぁ
そこまで踏み込んだ描写はないでしょう。それに一昔なら兎も角、
今時「万能の主役」を求める視聴者なんか居ませんからアニメ版の
まろんは彼女なりに精一杯ですんで私は好きだったりします。

> 稚空も成績良いのですが、これはアニメ版でも都が言ってましたね。

成績が良い=真面目で御勉強、ではないでしょうね、彼の場合。要
するに「要領が良い」タイプでないかと。まぁ進学時には兎も角、
社会に出たら真っ先に要求されるのが「要領の良さ」ですから、彼
にはこのまま切れ者な役割で突っ走って欲しいと思います。

> ジャンヌ同人界を見ていると、原作バージョンが大半を占めていて、アニメ
>バージョンは圧倒的に少ない部類に属するんですよ。

ありゃま、それは残念(^_^;)。尤も絵的には原作の方が固定されて
いるでしょうから、引っ張り易いんでしょうね。この点はもっと
アニメオリジナルの話をガンガン入れて欲しかったと思いますが、
今更難しいかな?

>>> りりかなオチもちょっと妄想で考えたりも。
>
> りりかの最終話って実は見た事が無いのですが、これってせらむん
>S+りりかでしょうか???
> りりか的オチだと確か、
>
>稚空  「まろん、君の命が欲しい」
>(中略)
>まろん 「あたし…生まれてきて良かった」
>(中略)
>まろん 「生きてる…」
>
> …という話でしたっけ?

まんま「りりか」から引っ張りますと、確かにこの通りで。1本は
これで考えたんです(^^ゞ。 しかしそもそもの妄想が「みんな、私
が救ってみせる!」から始まったものですから、ついつい「せらむ
ん」の方に偏ってしまいました。ですから「りりか」でやると、

■クライマックス −1

>稚空  「まろん、君の命が欲しい」

この台詞と供に稚空から明かされた、魔王が自分を狙う事実と自分
の命こそがこの世界を救う切り札になり得る事は、まろんに少なか
らず衝撃を与えた。既に魔王軍の侵攻を受け世界は崩壊への序曲を
奏でている。既存の国防体制は技術的常識を悉く覆す魔王の部下達
に通用はしない。人類は無力であり、これを救うことが出来るのは
神からの祝福を受けた者、すなわち自分だけ。しかし…

それは即ち、人類を救うための犠牲を自分に強いる事でもあった。

人を救いたいと思う気持ちは元より変わりない。しかし、では自分
は?自分も人ではないのか?廻りを愛し、廻りから愛されるヒトの
一人ではないのか?ならば何故自分が犠牲にならなければならない?
廻りと何も変わらない、間違いなくヒトである、この自分が?

考えるまでもない。大衆の犠牲になって散った魂を共有する運命、
それが今の自分にも課せられているのだ。

結論は既に見えている。しかしこれに首肯しない自分も、また自分
の中に居た。この自分が誰なのか判らず、まろんは街を彷徨した…


リミットタイムまで時間がない。天空に広がるゲートの向こうには
既に魔界の炎が立ち上っている。流石に彼女の様子が心配になった
稚空がまろんを見つけたのは、郊外の公園だった。

稚空)  「まろん…探した」
まろん)「私を…探してくれたの?」
稚空)  「当たり前じゃないか!  一体、今まで何処に」
まろん)「私を探してくれたの?  それとも…」

はっとして、稚空がまろんの瞳を覗き込む。いっぱいに涙を溜めた
瞳で、それでも僅かに笑おうとして稚空を見つめるまろんが居た。

まろん)「私を?それとも…  地球を救える犠牲になるジャンヌを?」
稚空)  「!  まろん…」
まろん)「いい、答えないでいいよ、稚空。判ってる。稚空を困ら
          せるつもりなんかないわ。」

たたっと稚空の傍から離れ、天空のゲートの脇に浮かぶ十三夜の月
を見上げるまろん。新円には達していないものの、彼女のスレンダー
なシルエットを夜の公園に浮かばせるには充分な光を、月は変わら
ず発していた。

しかしこの光も、所詮は仮初めのもの…

まろん)「あのね、稚空。私、いろいろ考えちゃった。なんで私な
          んだろうとか、なんで他の人じゃないんだろうとか、

          なんで私がジャンヌなんだろうとか」

一言も返せないまま、月明かりにほのじろく輝くまろんの横顔を見
つめる稚空。幾筋も頬を伝う流れがあるのは、見間違いではない。

まろん)「運命なんか、信じてなかった。私自身が努力すれば、
          そんなもの幾らでも変えられると信じていたし、そうや
          って生きてきた。だからジャンヌも一生懸命やったわ。

          でもやっぱり、変えられない物って、あるのね」

稚空)  「まろん…」

まろん)「変えられない物、変わらない物。…そうね、確かにあるわ。

          始めて稚空と会った時、なんていけ好かない奴だと思っ
          たの。でもね、本当はその時から判っていたの。

          私は、この人を好きになるんだな、って」

稚空)  「........」

まろん)「色々あったし、言いたい事も言った。でも結局それは変
          わらなかったわ。私、漸くそれに気付いたの。だから…

          だから私は、信じられる。変わって行ける自分を、変わ
          らない自分を。何を聞いても、どんな運命が待ちうけて
          いても変わらず闘える自分を。ジャンヌとしての自分を。

          だから…」

稚空)  「まろん!」

堪らず彼女の元へ駆け寄り後ろから抱きしめる稚空。そして驚く。
こんなにも細かったのか、彼女の肩は。こんなにも小さかったのか、
彼女の体は。

こんなにも熱かったのか、彼女の涙は。

びくっと体を揺らし、しかしそのまま為すが侭に抱きしめられるま
ろん。嗚咽が堪らず彼女の喉から迸り、彼女の本心がそれに乗る。

まろん)「稚空!私、生きていたい、生きていたいよ!これからも
          ずうっと生きていたい!みんなと一緒に生きていたい!」

泣きじゃくる彼女を、稚空は只抱きしめてやる事しか出来なかった。


しかし、何時しか涙も枯れる。嗚咽を止め、自分を抱く腕をゆっく
りと解いて、まろんは稚空へ振り向いた。その瞳に涙は無かった。

まろん)「ありがとう、稚空。今まで、私を守ってくれて。

          だから今度は、私の番。私が稚空を守ってあげる。

          私がみんなを、守ってあげる。」

稚空)  「まろん!」

まろん)「だから稚空。忘れないでね、私の事を。日下部まろんと
          言う女の子がいた事を。可愛くて、ちょっと小生意気で、

          あなたを愛していた、女の子がいた事を。」

稚空)  「まろん…まろん!」

すっと、彼女の顔が近寄る。甘い香りと柔かい感触を唇に一瞬感じ
た後、彼女は微笑んで、こう呟いた。

>まろん 「あたし…生まれてきて良かった」

        「あたし、貴方を好きになって、幸せだった。」

稚空)  「まろん!」

一瞬の風が公園を行き過ぎる。その豪風に一瞬目を閉じた稚空は、
直ぐにそれを悔やむ事になった。

彼女の姿は、もう何処にも無かった。

稚空)  「まろん、まろん!まろーん!」

夜の公園に空しく響く、彼女の名前。だがそれに答える人影は既に
無く。ただ月明かりを揺らし、風が行き過ぎるのみ…

■エピローグII

        「まろーん!」

自分を呼ぶ声が聞こえる。

魔王との闘いに死を覚悟し命を投げ出し自分の全存在を賭した筈の
私。そして今此処に立っている私。

私…私、

まろん) 「私…」

>まろん 「生きてる…」

自分を呼ぶ声が聞こえる。自分の所へ駆け寄ってくる友の姿が見え
る。自分が立つ大地の温かさを感じる。

頬を行き過ぎて行く、風を感じる。

その大きな瞳から行く筋もの流れを生み、日下部まろんは友の姿へ、
愛する者の姿の元へ、1歩を踏み出して行った。

>>                        【神風怪盗ジャンヌ  魔王編  終了】


…ぜぇぜぇ。いやぁ歯応えのある三題噺でした。御蔭でこんなに
長くなってしまいました。「責任、とってね(はぁと)」(爆)

>>#「魔王編」と言うからには「天使編」も当然有る訳で…
>
> 楽しみに待っています(笑)。

流石に此処でやらかすつもりはありません(^^ゞ。まぁまた妄想が
刺激されたら小出しにして行きますので、御楽しみに。

> 何故か続いていたりします。
>
>■怪盗の敵は正義の味方? (その2)

来た来た来たぁ!  これでなくっちゃ。しかしまだまだイントロ編
ですね。これでは「銀水晶を狙って襲い掛かるジャンヌに的外れな
防衛線を張るセーラー戦士を後ろから襲うマーキュリー」ってな
構図だけになってしまいそうですから、もう1〜2枚噛ませましょ
う。例えば、

ほたる)「きゃああ!」
はるか)「どうした、ほたる!」
みちる)「また、新たなる敵?」
せつな)「いぃえ、そうでは無さそうです。以前からこの星にあっ
          たものでしょう。しかし…」
ほたる)「星が、星が、黒く汚れて行く、染まって行く、
          最も明るい星に近しい星が、最も闇に近付いている…
          怖いよ、怖いよ、ママ、ママァ!」
はるか)「…いずれにせよ、何かが居る事は間違い無さそうだな」
せつな)「降りかかる火の粉は払わねばなりません」
みちる)「真理ね。」

そして彼女達は、1度捨てた筈のスティックを再び手に取った…


とか、


「この美しい星を汚す者は、この宇宙を統べるわらわが許さぬ!」

炎なる黄金のセーラースーツに身を纏った戦士が、今再びこの星に
降臨した。彼女を追う様に、次々と戦士たちが麻布十番に降り立つ。
その中には、一人の王女を守る様に降り立った三戦士も。地上には
軍服らしい引き締まったシルエットの4人を引き連れたマント姿の
青年の姿も。角を持つ白馬の姿で現れ、一瞬後には人の姿に身を変
える、水色の髪をした少年の白く輝く姿も。大地に突き刺さった剣
が幼い少女の姿に身を変えたのは錯覚であろうか?豹から魚から龍
から身を変えるもの達や、4筋の流星から現れた少女達の姿も。

今再び、全ての戦士たちがこの星に集う。彼女達が目指す物、それは…

時空を超え、最後に降り立った桃色の髪の少女が胸に抱く物と同じく、

全ての光と闇と幸福と不幸を、運命そのものを齎すものかもしれない。


このくらい揃えればオールスターバトルの名に恥じないものになり
ますかな(^_^;)。なお、ネタ振りしておいて何なんですが、私がこ
れを書きますと4桁行では収まらないでしょうから、書くつもりは
ありません、えぇありませんとも、無いったらぁ(ぢばく)。

>>#ここで皆が書いている妄想小説を上回らない様なら承知せんぞ(笑)
>
> 全くです。次回以降は無茶苦茶重要なエピソードが続くので、下手な物作った
>ら承知しないぞ(笑)。

御意。大盛り上がりに盛り上げて頂きましょう。

> 取りあえず、現在連載中(?)のがそのつもりだったんですが(笑)。
> これから、セーラー戦士達との血を血で洗う闘いが…(嘘)。
>
>#PARA様へのフォロー記事は妄想部分を書くのに時間がかかります(自爆)。

御同様(^_^;)。是非他の才能溢れる「妄想者」の参入を望みたい所
です。いーなぁ、別名「聖騎士邪無濡団」。んで報道される時には、

「激増する妄想族!  深夜のNewsGroupを荒らして妄想する若者達
  に集まる非難の声  集団で妄想する彼らの危険文意」

とかとタイトルが付く、と。(もとネタ@あろひろし氏の短編)
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