こん○○わ、PARALLAXです。

Keita Ishizaki wrote in message <19991116002035keitai@fa2.so-net.ne.jp>...
>石崎です。
> こんばんわ。今週も妄想用スレッドに発展でしょうか?

ども(^○^)/。御互い、パトスの方向性に注意して行きましょう(^^ゞ

> あ…書き間違えました。原作の都ちゃんは、まろんを正面から励ますシーンは
>殆ど無いです。だから、あそこまでまろんちゃんの中に踏み込む発言と言うの
>は、原作を読んでいる人にはちょっと違和感が。

おっと、なるほどそうでしたか。まぁ「小さな御友達にも判り易い
作品」と言う縛りがあるTVアニメでは、例えりぼん原作とは言え
拠り直接的な表現を用いる場面が有ってもおかしくは無さそうかと
思います。私的には肝心な時に非接触手段を採りたがるまろんに対
し、もっとガンガン突っ込む周囲の友人達が見てみたいと思います
が、確かに原作からのファンには違和感があるでしょうね。

> 放映終わったら、取りあえず原作は読みましょう。絵は美しいですし、原作者
>がH漫画家と言われている理由も判ると思います(笑)。

これは、流石に(^_^;)。「せらむん」原作も手は出したのですが、
TVと違った「きゃらりんっ☆」な雰囲気に引いてしまいました。

>>■クライマックス
>
> お約束ですが、良いですね〜。
> で、まろんが死んだ後に、みんなで生まれ変わって…ますますせらむん。
> りりかなオチもちょっと妄想で考えたりも。

■エピローグ

都)「.........ん、うぅん…」

ふと気付き、身を起こす。ばらばらと自分の体の上から瓦礫や埃が
舞い落ちるのを感じる。頬を行き過ぎる微風を感じる。

生きてる?

顔を起こす。目を明ける。眩しい光に一瞬目が眩んだが、それでも
無理矢理に目を開く。自分の目で見たいから、自分の肌で感じたい
から、自分の頭で何が起きたのかを知りたいから、

自分が生きている事を感じたいから。

唐突に全世界を襲ったカタストロフ。為す術も無く翻弄された自分
はその渦中で一人、また一人と大事な人から引き剥がされて行き、
遂には最も大事だった親友をも見失った。

まろん…  まろん!

がば、と身を起こす。全身を激痛が襲うが、構ってなどいられない。
バサバサの髪、埃塗れの体、傷だらけの顔も構わず、周りを見まわ
す。映画などでは良く見掛けた、瓦礫の街が広がっている。

まろん…  どこに、あなたは、?

右に、左にと、痛む体ごと視線を向ける。彼方此方で動き始める人
影が見られるが、親友の姿は…

居た!

どうやら元々は桃栗町きってのハイタワーだった時計塔らしい煉瓦
造りの残骸の上に、栗色の髪を長く伸ばした人影が立っていた。ス
レンダーだが引き締まったシルエットは、競技会でスポットを浴び
周囲の喝采を攫っていた彼女の物、そのものだった。

まろん…まろん…

自分同様にぼろぼろな格好。奇妙な巫女姿の和装とスパッツを合わ
せ、額と手首足首をリボンで巻き、そしてブーツと手袋。元々は白
を基調とした衣装だったのだろうが、千切れ綻び薄汚れたその格好
は、彼女の潜ってきた激戦を思わせた。

しかし、どんな格好をしていたとしても私が親友を見紛う筈もない。

彼女の名を呼ぼうとして思いきり息を吸いこみ、同時に器官に詰ま
っていた埃も吸いこんでしまい咳き込む。しかしめげずに、再び都
はまろんの、親友の名を呼ぶべく息を吸いこみ、声を上げた。

都)「まろん、まろーん!」

彼方に佇んでいた人影が此方を向く。呆然としたその目付きが、矢
張り彼女の潜ってきた闘いを窺わせる。

都)「まろん…まろん…まろん!」

彼女の名を呼びながら、よろよろと彼女へ脚を進める都。そう、私
は生きている。間違い無く生きている。だからこうして親友の名も
呼べるし、親友の元へ歩を進める、駆けて行く事もできる。

    「まろーん!」

何処か彼方からも親友の名を呼ぶ声が聞こえる。聞き慣れた声。か
つて一度愛した男の声。そして私の親友を変わらず愛する男の声。

私の親友が愛する男の声。

呆然と立ち竦んでいただけの親友が、ゆっくりと微笑んだ。

昇る朝日のシルエットに浮かび、街を渡る涼風にのって広がった
彼女の髪が、

            一瞬金色に輝いたような、

                                  そんな風に、都には見えた。

                          【神風怪盗ジャンヌ  魔王編  終了】


…ぜぇぜぇ。本当は「せらむんS」で1本「りりか」で1本を書こ
うと思い立ちましたが、時間と暇がそれを許しませんでした。まぁ
こんな程度ですが、どうか許して下さい。なお最後に立ち竦むまろ
んはジャンヌの格好の侭まろんに戻っていますが、これはジャンヌ
の力を借りずにまろん本来の姿で闘うのが最後の彼女らしいのでは
と思い、こんなエピローグにしました。ジャンヌからまろんに戻っ
てもバトルコスチュームがジャンヌの侭なのは、ジャンヌ・ダルク
からまろんへのプレゼントだと御解釈下さい(本当はこの辺りの顛
末を描くべきですしネタもあるんですが、長くなりましたので(^^ゞ)

#「魔王編」と言うからには「天使編」も当然有る訳で…

> ジャンヌを見続けていく内に、劇場版Rのこのシーンを思い出して、何故かジ
>ャンヌVSせらむんという妄想小説をちょっと考えたりもしたのですが…。
>
>■怪盗の敵は正義の味方?

堪能させて頂きましたm(__)m。亜美ちゃんとまろんが自分達の寂し
さを共有して行く心の流れの過程に感心させられました。

#続きの作成は、先着順ですか?

> う〜ん、妄想にシリアスは似合わない?

私なんて、そんなんかオチャラケか壊れ系ばっかです(^_^;)。

>>#実は警視庁に専任の捜査局があり、そこではFBI帰りの若手女
>>#性捜査官が「犯人、判っちゃったんですけど」なんて言いながら
>>#働いているとか?
>
> 何でしたっけ?

あ、すいません。「ケイゾク」です。しかし実は…私、原作もコミック
もTVも映画も見た事が無かったりします(爆)。

>>■ちぇっくめいと
>
> おー。健全だ(笑)。いつも健全にまとめて貰ってすいませんです。

少女マンガの読み過ぎで、こんな程度しか書けなかったりしますが(^^ゞ

> いつも怪しい方向に向かっているのは同人誌の読み過ぎか?

私はその辺(アンソロジーも)は読んでいませんので、この辺りに
方向性の違いが有りますかな?

> 原作の設定では、まろんが今死んでしまっては、魔王様の計画はおじゃんの筈
>ですので、わざと弱い悪魔ばかり出しているに一票。
>#魔王様の作戦が原作と同じであったと仮定しての話。

となると、最終的に魔王が利用したいのはまろんその物と言う事で
すね?  う〜む、敵方に乗っ取られる主役。どっかで見た…

あ、コレクター・ユイか?(爆)

> ミストの最期はキャンディーの尽きる時だったりして(笑)。

あっかいキャンディ、あっおいキャンデイ、知ってるっかい(爆)

> アニメでは原作のまろん以上に辛い目にあって、何だか悲壮感漂う展開(でも
>そうなっているのは半分はまろんの頑なさな性格のせいな気が)となっています
>けど、どうやって立ち直っていくのかが焦点なんだろうかと考えています。

この辺は詳しく描いている以上必然的に強調されている印象があり
ますね。ですから彼女が立ち直る過程もそりゃあドラマチックに表
現されるだろうと期待しているんですが…

#ここで皆が書いている妄想小説を上回らない様なら承知せんぞ(笑)

> 原作であればギャグっぽいシーンを入れて辛い展開を中和している気がするの
>ですが、アニメだとシリアス一辺倒となっているので、好みが分かれそうです。

私的には美少女シリアスアクションラブコメディ(どんなんだよ(^^ゞ)
が好きなので、ここ一連のシリアスも時折見せるコメディもギャグ
も何でもOKです。やっぱキャラクター的に広がりがあるキャラの
方が萌えます(爆)。

>>#そー言えば対ギャラクシア戦でセーラームーンが最強になった時
>>#の衣装は○○だったっけ…いかん、邪念は振り捨てねば。
>
> ギャラクシア様を封印するためちびちびの変形した剣でセレニティ姿で戦うの
>かと思ったら、あっさり剣は砕け散り、その後裸で特攻してギャラクシア様を改
>心させていましたっけ(かなり違)。あの展開はちょっとだけ驚きました。

始めて視聴した時には解釈に結構悩みましたが、アニメオリジナル
のうさぎちゃんが「敵を武力ではなく救う事で倒す」事に気付き、
納得しました。つまり彼女はギャラクシアの裸の心に触れる為に
自らも全てを脱ぎ捨てる必要があったのではないかな、と。だから
最後にうさぎちゃんがギャラクシアの手を握った瞬間にギャラクシ
アを覆っていた強固な鎧が全て弾け飛んだのは相当象徴的な描写だ
ったと思います。

> …はっ。ここはひょっとして妄想小説を書けというpara様からの毒電波
>(嘘)?

書いて書いて。是非書いて。

「美少女戦士セーラームーンvs神風怪盗ジャンヌ
  『幻の銀水晶』を狙え!  オールスターバトルロイヤル」

当然、桃栗町宝飾博物館(こんなのあったっけ(^^ゞ )に展示され
た銀水晶(?)を護るのは、我らが江戸川コナン君に決まってます(爆)

> それはともかく、実は都にはお姉さんもいたりします。

しまった、また考慮に入れなければならないキャラが増えた(笑)
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