キクチ@辺境(民放が3つしか入らない)と申します。
 今週は、コミケ絡みでこのスレッドは寂しくなると言うような話がありました
が、日曜日の段階でまだ記事が流れてきていないので、やっぱり寂しいようです
ね。
#その分年末にかけて流量が増えるのを期待しています。
 ネタばれ(と言うほどの内容ではないかもしれませんが)を考慮して、少し別の
内容を続けます。
 美少女戦士もののアニメと言うと、初代のキュティーハニーあたりがはしりで
しょうか。その後、細々と続いていましたが、S.M.で花開き大ブームを巻き
起こしたのかな、と思います。美少女が主役で活躍する(しかも変身して)とい
うのは「秘密のアッ子ちゃん」以来の伝統ですし、変身はしないものの、美少女
が主役で大活躍というのは、かの横山光輝原作「魔法使いサリー」以来の少女ア
ニメの伝統ともいえます。しかし、「美少女戦士もの」とでも言うジャンル、つ
まり正義の味方の美少女が悪の組織と戦うという作品は初代「キュティーハニー
(主役は実は美少女ではありませんでしたが)」あたりが始めだったように思い
ます。しかしS.M.以前は主役の、「戦士」は一人でした。それがS.M.で
はいきなり五人も実に魅力的な美少女が登場し(登場時期には前後があります
が)、狂言回し役の主役もどき一人と、(その周囲にいるという設定の)各回で主
役を務める美少女と言うパターンは、S.M.の特にSシリーズで確立されたと
思います。その後、ウェディングピーチとか、マジックナイトレイアースなど、
複数の美少女が共同で主役を務めると言うアニメが一時花盛りとなりました。こ
ういう話だと、ファンにとっては自分の好みのキャラを見つけやすいので、広い
層に浸透しやすいのではないか、と思います。深夜アニメの「エルフを狩る者た
ち」や、ちょっと毛色は変わってましたが、「少女革命ウテナ」も性格の異なる
複数のキャラ(男女取り混ぜて)が活躍するという点で類似していたかもしれま
せん。
 しかし、こういう話は作る側にとっては結構しんどいのかもしれません。脚本
も大変だし、声優さんも主役を張れるクラスの人を複数揃える必要が出てくるで
しょうし。そのために、怪盗ジャンヌも、主役を完全にジャンヌ/マロン一人に
押しつけており、他のキャラは、あくまでも脇役の域を出ていません(聖先生/
ノインが脇役から一歩出てきて、私の感じではシンドバット/雅明(字が間違っ
てるようですが酔っぱらっていて正しい字を探す気力がありません。真摯なファ
ンの方、ごめんなさい)よりも存在感が大きくなってきたように思いますが)。
 ただ、私も含めて、未だにS.M.を忘れないファンが多数いる(S.M.フ
ァンの聖地、仙台坂上の氷川神社には、今年の春にはまだS.M.の絵馬がかか
っていました)と言うことは、やはりいろいろな性格の美少女を出してきて、し
かもその性格を上手に描き分けたと言う秀逸な構成・脚本・演出のためといえる
と思います。サイレント・メビウスも性格の異なる複数の美女が活躍すると言う
内容でしたが、なんと行っても「おばさん」が主役じゃあねえ(おばさんでない
子が一人(途中から二人)いましたが)。
 今後、S.M.のような秀逸な設定・構成・脚本・演出の作品が出て欲しいと
期待しているところです。


さて、本題(本題より前置きが長くなってしまいましたが)。
12/19 放送分について。
 ノインの正体が明かされましたね。このスレッドでは囁かれていましたが、そ
のままのようですね。ただ、このままで行くと、最後はノインとシンドバットが
マロン/ジャンヌを争って... あるいは、ノインとシンドバットが合体して
(絵的にはあまり想像したくないけど)とかなるんでしょうか。私はあまりまじめ
な視聴者ではないので、迂闊な読み違えをする事ばかりなのですが、ノインがあ
まりに美形に描かれていることを見落としていました。悪いだけの役ではなかっ
たようですね。魔王に魂を売ってまで、真実の魂を求める。良いですねえ。

しかし、一番びっくりしたのは次回予告です。

>  アニメはかなり露骨に原作を変えてきているので、フィンちゃんの運命がど
うなって
> くるのか不明ですが…。アクセス達の会話から想像するに…
>
> 1.ぢつはミストはフィンちゃんの変化した姿だった
> 2.ぢつはフィンちゃんも悪魔に取り憑かれていた
> 3.ぢつはフィンちゃんこそがクイーンof悪魔だった!

 私としては、アクセスのフィンに対する言動から、3はないと信じていたので
すが。アクセスは、「フィンちゃん」の正体を知っていたのでしょうか。考えて
はいけないのかな。
 家内は、どうなっているの?と少しとまどっていまして、「これは小さい子供
には理解できないわ」と言っています。

それでは。