Kamikaze Kaitou Jeanne #14 (5/15)
石崎です。
神風怪盗ジャンヌ第14話『ターゲットは花嫁衣装』の感想です。
原作コミックスの第3巻が発売になりました。う〜ん、こんな話になっていたのか〜。
では、ゲームスタート!
^L
今週のお話は、絵的にもお話的にも割と良かったです。怪盗シーンの細かい点で
気になる点は多々あるのですが、それは原作もかなり適当な気がするので、気にし
てはいけません。
演出と作画監督がが共通する第7話でもそうでしたが、都ちゃんの描き方が割と
丁寧です(通常の話に比べて)。そうか、今回の主役は都ちゃんですね(違)。
★寿退職?
(本編より引用)
まろん 「加奈子先輩、次の国体では絶対優勝して下さいね」
先生 「それは無理ざます。彼女は結婚するざます」
(引用ここまで)
冒頭、新体操部でまろん達の先輩で、国体準優勝の実力を持つ加奈子が演技をし
ています。
次は優勝して下さいというまろんに、結婚するからそれは無理というパッキャラ
マオ先生。…別に結婚したからって、国体を諦めなければいけないって事は全然無
いと思うのだけど、まぁ寿退職かな? でも、説得力があまり無い…。せめて、
子供が産まれるからとかの方が…それだと、今回のお話が成立しないか。
★初恋の人
(本編より引用)
まろん 「そう。山際先輩と。お似合いだわ」
都 「全く鈍いんだから。部員で知らないのまろん位なもんだよ」
まろん 「そうなの?」
都 「初恋が実ったんだって。あたしの初恋も実るといいな」
(引用ここまで)
加奈子先輩が結婚するのは、まろん以外はみんな知っていたようで。まろんはこ
ういう情報には思いっ切り疎いみたいですね。
加奈子先輩のお相手は、体操部コーチの山際先輩。加奈子先輩の初恋の人らしい。
自分の初恋も実るといいなという都に、刑事として一生を過ごすんじゃなかった
の? …とまろんに突っ込まれ、悩む都。おいおい、仕事と結婚の両立の事、全く
考えていなかったのか?
★一人暮らしだと生活大変だよね
(本編より引用)
まろん 「なんであたしが稚空を招待しなきゃなんないの」
稚空 「こうやって一緒にいると、若いカップルに見られるかもな」
まろん 「誰もそんな風に思ったりしないよ。どう見たって美女と野獣だもんね」
(中略)
稚空 「甘える女ってやっぱりかわいいもんだよな。それに比べて」
まろん 「女の子が甘えるかどうかは相手の男次第だもんね」
(引用ここまで)
スーパーでお買い物しているまろん。本日はグリーンサラダに、チーズたっぷり
のピザ、茄子とベーコンのパスタに、デザートはティラミス、とメニューを考えて
いるまろんですが、後ろから突っ込み入れた稚空じゃないけどカロリーオーバーだ
と思います。にしても、一人暮らしとは思えない買い物の量ですね。野菜が多かっ
たけど、一人で使い切れるのでしょうか?
稚空もスーパーに買い物に来ているようです。コンビニ派かと思いましたが、ち
ゃんと自炊しているのでしょうか。まろんの買い物を見て、ディナーはイタリアン
と推測、隣人を御招待ってのはどうだい? という稚空。当然まろんは怒ります。
一緒に帰る二人ですが、カップルに見られるかもなと稚空に言われるまろん。美
女と野獣って、そりゃまた酷い。せいぜい下着姿見られたり、新体操の練習覗かれ
たり、キスされそうになったりした位では。…あ、充分野獣か(笑)。
そこで、加奈子先輩と山際先輩が歩いて来ます。二人は、ウェディングドレスの
試着に行くとのこと。お約束ながら、加奈子先輩に、彼とお買い物? と言われ、
ムキになって反論するまろん。
甘えるかどうかは相手次第というまろん。すると、まろんが稚空にらぶらぶとい
う展開が今後あった場合には、やっぱり甘えたりするんですか。…見たくない。
★稚空からの手紙
(本編より引用)
まろん 「一体何のつもりなの? 変な手紙入れるの止めてよね!」
稚空 「いい加減親離れした方がいいんじゃないのか?」
まろん 「え」
稚空 「高一にもなったら、親からの手紙よりも、男からの手紙の方が嬉しい筈
なんだけどなぁ」
まろん 「え…」
稚空 「親なんか頼りにするなって」
稚空 「人間、誰だって自分の生活が一番大事なんだ。親がいつまでも子供の心
配すると思ったら大間違いだぜ」
まろん 「な、何言ってんの? 全然意味がわかんない」
(引用ここまで)
マンションに稚空と戻って来たまろん。まろんがメールボックスを覗いているの
を見た稚空が、まろんを置き去りにエレベーターのドアを閉めています。二人でい
る時にまろんに手紙を見られたら、即座に突っ返されると思ったからでしょうか。
「寂しくなったら、いつでも俺の部屋に遊びに来いよ」というのが、手紙の内容
だったみたいですが、一人暮らしの男の部屋に、まろんを誘う稚空もいい度胸です。
ベランダで、稚空に聞こえるように文句をいうまろん。すぐ返事をする稚空。や
はり先週に引き続き、待ち伏せしていたようです。
稚空は、まろんが両親からの手紙を待っているのを知っていることを早くも示唆
します。先週知ったばかりなのに、もう今週まろんにその事を話すとは思わなかっ
たです(まぁやるだろうって気はしましたが…)。
意味が判らない振りをして、部屋に引っ込んだまろん。稚空が何故自分が待って
る手紙を知っているのかを疑問に感じます。う〜ん、まろんの方から話す前に、稚
空の方が先に事情を知ってしまう展開には…と感じないでもないですが、まろんが
自分から話す時と、まろんがシンドバットの正体を知る時の伏線…なんだと信じた
い。
★家庭の幻想
(本編より引用)
都 「やっぱり女の幸せって、愛する人と結婚する事なのよね」
まろん 「へー。刑事になる夢捨てたんだ」
都 「い…捨ててないわ! 暖かい家庭を築いて、そんでもって、刑事の仕事
をバリバリやんのよ!」
(中略)
まろん 「ご立派…」
稚空 「暖かい家庭なんて幻想だ」
二人 「え?」
稚空 「夢物語さ」
(中略)
都 「夢なんかじゃない! お父さんは刑事の仕事をちゃんとやって、暖かい
家庭も作ってるわ。私だって、絶対やれるんだから」
まろん 「…」
(引用ここまで)
まろんの部屋のチャイムがけたたましく鳴らされます。覗き穴から見ると、怒っ
た都の顔が。どうやら、一緒に宿題をする約束をしていたらしい。
都の部屋で、ウェディングドレスを見ているまろん達。すると、ドアがノックさ
れ、。稚空が現れます。都がいうには、稚空は成績が良いらしい。授業中寝ている
場面も見られただけに、結構意外。どうやら、まろんは稚空を呼ぶためのだしにさ
れたらしい。都もこういう所はちゃっかりしてます。
その頃、ホテルマリアージュで、ウェディングドレスの試着をしている加奈子先
輩とそれを見ている山際先輩。このウェディングドレスは、山際の亡くなった母親
のものらしい。
都が勉強そっちのけで稚空とウェディングドレスの話をしている(稚空はまとも
に聞いてませんが)のを見たまろんは、刑事になる夢捨てたんだとまたまた追求し
ます。
別に公務員なんだから、仕事と家庭の両立は可能だと思うのですが、まぁ刑事だ
と確かに少しきついかな。
都は今回は、仕事も家庭もと言います。想像とは言え、都が赤ちゃんを背負って、
幼稚園の少女を引っ張って警察の制服着て仕事している姿は、何とも微笑ましいで
す。…でも、もう少し警察の実体とか調べたら?
これには、まろんも言い返せません。が、稚空は暖かい家庭は幻想だといきなり
言い出します。原作ファンならご存じの通り、今までおくびにも出していませんで
したが、稚空の方にも何か家庭の事情があるようです。
このシーン、都の部屋とホテルの衣装室の間を交互に映しているのですが、お約
束というか、ウェディングドレスに悪魔が取り憑いていて、山際先輩に悪魔が憑い
てしまいます。
★式は明日なのに信じて待つだけでいいのだろうか
(本編より引用)
都 「愛は強いはずじゃない。あんなにラブラブだった二人が別れるなんて、
そんなの…信じらんない」
まろん 「別れる…」
(回想)
まろんの母「まろん…ママ達ね、もしかしたら離婚するかもしれないの」
(引用ここまで)
雨が降る翌日。新体操部の練習場でパッキャラマオ先生と加奈子先輩が話してい
ます。
ウェディングドレスを試着した時に急に山際先輩の様子がおかしくなり、結婚は
やめだと言って姿を消してしまったとか。まろんもこの段階で悪魔の関与に気付い
ても良さそうなものですが。
式は翌日って、信じて待つ以外にすることがあるだろう…と考えてはいけないの
でしょうか?
まろんは、都の「別れる」の言葉に反応して、母から両親の別れ話を聞かされた
時の事を思い出しています。
都も、まろんの家庭の事情は知っているはずなので、どんなラブラブな二人でも
別れるのは判っている筈でしょうが、稚空に暖かい家庭は幻想だと言われたばかり
なので、ムキにならざるを得ないんでしょうね。
都に呼ばれて、我に返ったまろん。すると、プティクレアが反応しています。発
信源を辿ると、裏通りを走っている山際先輩の姿にまろんは気付きます。
★まろんのジレンマ
(本編より引用)
まろん (加奈子先輩のウェディングドレスに悪魔が? もし悪魔を封印したら、
ドレスが消滅してしまう。そんなのって…)
(中略)
まろん 「判ってる! ウェディングドレスは必ず守るわ!」
(引用ここまで)
山際先輩に悪魔が取り憑いていると知り、ベランダでフィンの帰りを待つまろん。
帰ってきたフィンは、やはりマリアージュホテルの衣装室のウェディングドレスに
悪魔が取り憑いている事を告げます。
もっとも今回はアクセスが発見したのをフィンが見つけて発見したようです。フ
ィンは例によってアクセスを悪魔の手先と信じ込んで、白状させるんだからと息巻
いていますが、今は何も言えないと言うと、フィンちゃんが好きだからと言い残し
て逃げてしまいます。
悪魔が取り憑いているのがウェディングドレスだと言うのを知り、悩むまろん。
ひょっとしたら、まろんは深く悩まずに、ウェディングドレスをチェックメイトし
てしまうのではないかと、先週から気が気で無かったので、ここは好感が持てます。
ウェディングドレスに取り憑いた悪魔が原因で破局になりかかっているのだから、
ウェディングドレスをチェックメイトすれば、山際先輩も元に戻ってめでたしめで
たし。山際先輩も、自分がした事を知れば、ウェディングドレスの事なんか気にし
ないだろうし…という考えもありな気もしますし、シンドバットなら間違いなくそ
うすると思いますが、そこまで割り切れないのが、まだ任務に完全に徹しきれない
まろんといった所でしょうか。
まろんは「必ず守るわ!」と言って飛び出しますが、実際の行動は「必ず」とは
言えず、割と行き当たりばったりだったような気がする…と言うのは、ファンなら
ば気にしてはいけません。
余談ですが、このシーンでもフィンは鏡の前に立っていますが姿は映っていませ
ん。でも、影はあるんだよなぁ。
★親子刑事でも同じポストには配属されないと思う
(本編より引用)
東大寺 「どうした都? 何かいつもよりムキになってるんじゃないか?」
都 「お父さん、あたし結婚しても絶対刑事やるわよ」
東大寺 「え…何だよ、急に」
都 「あたしは愛に生きる親子デカよ。子供背負ってだって頑張るんだか
ら!」
東大寺 「お、親子刑事?」
(引用ここまで)
ジャンヌからの予告状が届き、ホテルには厳戒態勢が敷かれています。悪魔の存
在を知ったのが前の晩なのに、わざわざ昼間に侵入するのは何故だろうと気にして
はいけません。
稚空の言葉がまだ気になっているらしい都は、ムキになっています。東大寺警部
の親子刑事の想像が何とも。
ロビーに配置された春田警部、カメラにピースサインしています。おいおい。
式まで後2時間か…という東大寺警部。そう言えば、あれだけ厳戒態勢を敷いて
いるのに、外からホテルに侵入していたであろう山際先輩の事に誰も気付いていな
いのは何故だろう…という事も気にしてはいけないのでしょう。都は、山際先輩が
行方不明だという事を知っているのだから、その辺気を利かせれば良いのに。
★あの格好で怪しまれないと思っていたのだろうか
(本編より引用)
フィン 「シンドバットやアクセスはどうやって忍び込むのかな?」
まろん 「あんな連中に出し抜かれてたまるもんですか!」
(中略)
シンドバット「ええい。俺を痴漢呼ばわりしやがって」
(引用ここまで)
衣装室で、山際先輩を信じて待つ加奈子先輩。…はいいのだけど、悪魔に取り憑
かれた山際先輩が割った鏡が、一晩経った後、その破片すら片付けられていないの
はちょっと不自然だと思います。
ホテルの前にタクシーが一台止まります。車から降りてきたいかにも私は怪しい
という感じの神父さん。このシーンでフィンとまろんの会話があるので、一瞬これ
がまろんの変装なのかと思っていたら、すれ違った帽子にサングラスのこちらも怪
しげな女性に痴漢呼ばわりされています。
その騒ぎをモニターで見ていた都は、神父を調べるように春夏秋冬に命じます。
あの、侵入するなら自分から騒ぎを起こすわけはないのに、どちらかと言うと女性
の方を先に疑うべきなのですが…と一瞬考えましたが、そっちもちゃんと見ていま
したね。
神父の正体はシンドバットでした。周囲を囲まれたシンドバットは、変装を解く
と天井にぶら下がります。あの様子だと、今回はこのまま外に脱出した様です。
一方、都は先ほどの女性にも不信感を抱き、秋田刑事に調べるように命じます。
秋田が女性に近づくと、女性はいきなり肘鉄を喰らわせ、春夏秋冬の追撃を振り切
り、エレベーターに乗り込んでしまいます。
女性の正体はまぁ髪を見ればまろんだと判るのですが、まろんのままで刑事相手
に立ち回るまろんも凄い度胸です。シンドバットみたいに変身してから変装すれば
良いのに。あの第5話の変装は何だったのでしょうか。
エレベーターの中で変身するまろん。この中に隠しカメラがある可能性は全く気
にしていないようです。エレベーターのドアが開くと、当然警官が待ち構え…てい
るなんて事が無いのもジャンヌならでは、と思っていたら、これは作戦の一環でし
た。
衣装部屋に入り、チェックメイトしようとするジャンヌ。…が、プティクレアが
反応しない事に気付きます。
するとそこに都の声がします。一ヶ所しか無い出入り口は、既に警官隊に封鎖さ
れて袋の鼠。窓の側に行くジャンヌに「鳥のように飛ぶつもり」と言う都。「試し
てみようかな」というジャンヌですが、それを聞いていた訳じゃないと思いますが、
ドレスを飾っていた人形には放水銃が仕掛けられていて、高圧放水でジャンヌを窓
から外にはじき飛ばしてしまいます。ジャンヌを殺すつもりなのでしょうか、都。
…と思っていたら、ちゃんとプールに落ちるように計算されているようです。
しかし、困ったときのリバウンドボールで、ジャンヌは新館の非常階段から再度
館内に潜入します。
★じゃじゃ馬はあんたに似たんだと思う>氷室警部
(本編より引用)
都 「やるわねジャンヌ!」
東大寺 「都! お前はここに…。たく、じゃじゃ馬が…。一体誰に似たんだ」
(中略)
都 「怪盗ジャンヌ。どう? 都スペシャル。煙幕催涙弾を浴びたご感想は」
(中略)
ジャンヌ「刑事の卵さん。なかなか手強かったわよ。アデュー」
都 「ジャンヌ、待ちなさい! 撃つわよ。…ふー。決着はお預けにしとくわ
よ」
(引用ここまで)
トラップをかわし侵入するジャンヌに、都は自分で捕まえようと飛び出していき
ます。誰に似たんだという氷室警部ですが、少なくとも桜ママ(都の母親)に似た
のでは無いと思います。
披露宴会場に侵入したジャンヌ。ここにウェディングドレスを運び込んでいたよ
うです。都のトラップを警戒して、慎重に接近するジャンヌ。その背後から、悪魔
に山際先輩が攻撃してきます。体操の選手だけはある身のこなしから繰り出される
攻撃ですが、最初は苦戦したものの、割とあっさり山際先輩を倒します。一応山際
先輩を説得しようとするジャンヌですが、無駄だと判るとあっさり気絶させてしま
います。
いよいよチェックメイトか、と思われたその時、壁の向こうから何か連続発射さ
れ、ジャンヌは吹き飛ばされます。壁の向こうから4連装ランチャーを構えた都が
現れます。
ウェディングドレスに当てずに、壁越しにジャンヌを狙い打ちした都も凄いです
が、もっと凄いのは催涙ガスの発射装置の癖に、壁をぶち破りジャンヌを吹き飛ば
すこの威力。
更に、催涙ガスを発射しているのに、何で都はマスクをせずに平気なのだろう
か? …という事も些細な問題なので気にしてはいけません。
しかし、ジャンヌはリバウンドボールで都のランチャーを掴むと、上に向かって
催涙ガス弾が発射され、上から照明が落下してきます。都はこれを避けるために一
時待避。
ドレスの周りに電源が走り、悪魔が苦しんでいます。ドレスと心中するつもり?
とジャンヌは問いかけます。そして、悪魔がたまらず出て来た所をチェックメイ
トするジャンヌ。
悪魔は封印され、立ち去ろうとするジャンヌに、都がランチャーを向けます。し
かし、ジャンヌは手強かったわよと言うと、そのまま立ち去ります。都も、決着は
お預けと、そのまま見逃すのですが、この辺りが良かったですね。
今回結果的に、悪魔を封印してターゲットは無事だった訳ですが、「ウェディン
グドレスは必ず守るわ」というまろんの台詞とは裏腹に、悪魔が出てこようが出て
来まいが、構わずチェックメイトしようとしていた様に見えます。
第5話で既にまろんは、悪魔が取り憑いた物を消すことに対して自分で結論を出
し、第7話で東大寺警部の首がかかっているにも関わらず「やるしかないって事
ね」と言って構わずターゲットをチェックメイトしに行ってます。
結果としてタワーから落ちそうになったオルゴールから逃げ出した悪魔をチェッ
クメイト出来たので、今回もその例に倣ったようですが、あれはたまたま状況がそ
うなったから、利用したのでしょう。
ターゲットは残しておきたいけど、でも悪魔を封印することには躊躇しないとい
う辺りがまろんの本心だった…と解釈しておきましょう。
シンドバットは、ターゲットを消すときには、相手の事情なんか殆ど考慮しませ
んが、ジャンヌは少しは相手の事を考え、躊躇するという事でしょうか。どちらが
正しいのかはさておくとして。
★お幸せに
(本編より引用)
東大寺 「都…よく頑張ったな」
都 「でも、シンドバットもジャンヌも捕まえられなかったわ」
東大寺 「いや、奴らを逮捕する機会は幾らでもある。それより、ウェディングド
レスが無事だったのが何よりだ」
都 「そうね」
(引用ここまで)
悪魔は封印され、元に戻った山際先輩と抱き合う加奈子先輩。
そして、結婚式&披露宴は無事に行われました。東大寺親子の会話がお約束なが
ら良い感じです。そうですね、たまには都に花持たせないと(違)。
★余談
今回、脚本…富田祐弘さん、演出…今沢哲男さん、作画監督…進藤満尾さんなの
ですが、演出の人と作画監督の人は、第7話『親子刑事! 最後の賭け』と共通し
ています。
…という視点で見ると、悪魔をチェックメイトしてもターゲットはそのままとか、
東大寺親子の絡みのシーンが多いとか、ジャンヌと都の直接対決があるとか、ター
ゲットを消すのに一応まろんが悩むとか、ジャンヌが高いところに登るとか、シン
ドバットが序盤であっさり脱落するとかかなり共通項があるように感じられます
(最後の二つは冗談)。
脚本は第7話では横手美智子さんで、脚本からこういう話だったのかはもちろん
読んでいないので知りませんし、そもそも脚本ってそんなに変えられるものかも良
く知らないのですが、演出の人が結構拘って作っているのでは無いかと感じられま
した。まぁこれは、この方の今後のお話を観てみないと評価できないと思いますが。
★次回予告
悪魔 「そうか。お前は闇が怖いのだな」
まろん 「誰?}
悪魔 「ジャンヌ、お前のやっている事は無駄なのだ」
まろん 「私のやっている事は無駄…」
悪魔 「お前など、誰も必要としてはいない」
まろん 「私は…独りぼっち。神風怪盗ジャンヌ『遊園地の衝撃告白!』私のやっ
ている事が無駄かどうかそれを決めるのはあなたじゃない、私よ!」
原作第1巻からのお話です。作画も気合い入っているようだし、お話的にも多分
重要です。でも、また委員長が悪魔に取り憑かれるんですか?
では、来週もあなたの心にチェックメイト! …だと良いですね。
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石崎啓太(E-Mail:keitai@fa2.so-net.ne.jp)
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