Kamikaze Kaitou Jeanne #13 (5/8)
石崎です。
神風怪盗ジャンヌ第13話『忘れな草のハート泥棒』の感想です。
何だかんだいって、1クールが経過しました。だからと言って、何か締めの話と
いう訳でも無いですが。それにしても、原作のストックが少ないとは言え、ここま
で話が進まないと、ラスト辺りで急なストーリー展開になるのかなぁ。
今週も申し訳ないですが長いです。では、ゲームスタート!
^L
今回、作画(特にアクションシーンの動き)が…だったかなぁ? それと「おい
おい」と思ってしまうシーンが(通常に比べて)多数あるのも少し…。
★まろんの父ちゃんの台詞はこれが初めてだっけ?
(本編より引用)
まろんの母「嘘…迎えに来る気も無い癖に」
まろんの父「頭を冷やすんだ。必ず迎えに来る。必ず」
まろん(幼少時)「嫌〜!」
(引用ここまで)
冒頭。幼少時のまろんがまたまた登場します。う〜ん、幼少時のまろんは、やっ
ぱりかわいいです。
まろんが人形(像)を持って(これって誕生日の時に貰った奴だっけ?)ドアを
開けると、両親が口論の最中。どうやら、父の方がまろんを置き去りにしてどこか
に行ってしまうらしい。落として割れる人形。
★確認事項
(本編より引用)
稚空 「どうも寝起きが悪いらしいな」
都 「もう。出てこないんなら、このまま稚空と二人っ切りで行っちゃうよ。
それでもいいの!」
(引用ここまで)
朝。例によって出て来ないまろんを起こそうと、都がドアを叩きます。
一方、幼少時の出来事を夢で見て、目に涙を光らせてまどろんでいるまろん。フ
ィンが幾ら起こしても目を覚まそうとしません。
都はとうとうまろんを見捨てて稚空と先に行ってしまいます。わざわざ、稚空と
二人っ切りというのを強調している辺りが良いです。
都達が行った後で、目を覚ますまろん。(必ず、迎えに来る、か…)と心の中で
呟きますが、フィンに目覚まし時計を見せられて、慌ててベットから跳ね起きます。
ところで、フィンが目覚まし時計を重そうに持っていますが、第6話でフィンが
閉じこめられたガラス製キャンディー容器の蓋は、目覚まし時計より重かったので
あろうか…という事は、気にしてはいけません。
★勿忘草
(本編より引用)
ユリカ 「わすれな草だよ。もうすぐ素敵な花が咲いて、あんたの不景気な顔なん
か吹っ飛ばしちまうから」
まろん 「あ…でも…」
ユリカ 「まだ、蕾が堅いけどね。信じてればきっと咲くからさ。はいはい、並ん
で並んで。お代はいらないよ。あたしは街中にわすれな草を咲かせたいんだから」
(引用ここまで)
遅刻しそうなまろんが広場にやって来ると、花屋さんがまろんに「おはよう」と
声をかけてきます。まろんが不景気な顔で返事をすると、花屋さんは、鉢植えの勿
忘草をまろんに渡します。当惑するまろんですが、カフェのマスターの話では、勿
忘草の花が咲く頃、花屋さん(ユリカさん)の恋人が迎えに来るとか。
まろんは、勿忘草の鉢を持ったまま始業の鐘が鳴る桃栗学園に到着します。ギリ
ギリセーフと思いきや、ドアを開けると同時に怪音波攻撃を喰らいます。
今週で二度目の遅刻のまろんに、パッキャラマオ先生は退場を命じますが、まろ
んの持っている勿忘草だけは、「お日様に当ててあげなきゃかわいそうざますね」
と、日の当たる場所に置いてやります。ここら辺はちゃんと花を大事にする先生の
設定を判っていて良いです(時々基本的な設定すら忘れ去る作品もあるので…)。
花なんか買っているからという都に、貰ったというまろん。稚空は、まろんに花
を送る酔狂な奴なんかいたんだ、とまたまた暴言を。「誰かさんなんかよりずっと
素敵な人だったわよ」と言うまろん。委員長は、勿忘草の花言葉は「真実の愛」と
口にします。ここら辺で、先週の予告通り、稚空が焼き餅でも焼くのかと思いまし
たら、外れだったようです。
★いい加減な約束
(本編より引用)
都 「へー。その花が咲く頃に、恋人が迎えに来るのか〜。凄いロマンチック
な話ね」
稚空 「でも、随分いい加減な約束だな。花が咲く時期なんて、結構ずれたりす
るんじゃ無いのか?」
まろん 「待ってる女の気持ちなんか、どうせ稚空には判んないわよ」
稚空 「判りたくもないね」
(引用ここまで)
学校帰りにまろんから勿忘草をくれた人の話を聞いた都と稚空。
う〜ん、私は男なので、稚空の意見の方に賛成なのですが(汗)。
でもこの場合、待っている女の気持ちもともかくとして、女の人を放っておいて、
待っていると考える男の方もどうかしているかもしれない(違)。
★郵便配達人に罪はない
(本編より引用)
マスター「ああ。彼女の恋人は画家を志してパリに行ったんだが、三年目の春、わ
すれな草が咲く頃に必ず迎えに来ると約束してたらしい」
まろん 「それが、今年なのね」
マスター「ああ。だが、花はもう咲く頃なのに、手紙どころか本当に迎えに来るか
どうか…」
(引用ここまで)
まろん達が広場に来ると、花屋の周りに人垣が出来ています。
ユリカさんが、郵便配達人の胸ぐらを掴み、手紙を出せと騒いでいる様です。つ
いに、鋏まで出して「首をちょん切るわよ」脅す(おいおい)ユリカさんに、「暴
力」「傷害」「脅迫」「殺人未遂」と罪状を言いながら、止めようとする都ですが、
ユリカさんの方が先に我に返ると、車の中に閉じこもってしまいます。ユリカさん
は、まろんが持っている勿忘草の鉢を見ると、何故か急に車を発進させて、去って
いってしまいます。
それにしてもユリカさんの相手の男、ひょっとして三年の間、手紙を出していな
かったのか? それはちょっと酷いですね。そんな男なんて、ゴミ箱ポイポイのポ
イよっ(作品が違)。
★信じていれば願いが叶うってもんでもない気がする
(本編より引用)
まろん 「あの、この花、信じていれば、きっと咲きますよね」
ユリカ 「私ってバカみたい? 子供じみてる? わすれな草が咲く頃、あの人か
ら手紙が来て、わすれな草が咲いたら、あの人があの道を通ってあたしを迎えに来
るだなんて信じて…」
まろん 「わすれな草が咲いたらきっと迎えに来ます。だから信じて待ってて」
ユリカ 「そうだよね。蕾だってこんなに大きくなったんだし、街中にわすれな草
を咲かせて、あの人を迎えなくちゃね」
(引用ここまで)
まろんは、用があるから先に帰ってと都達に言うと、街の人達に聞き回って、ユ
リカさんの家に向かいます。
都は急に走り出したまろんに戸惑いますが、稚空に「二人で帰ろう」と言われる
と、稚空の腕を掴んで走り出します。
街を高台の上にある灯台の側にあるユリカさんの家の周囲には、辺り一面に勿忘
草が植えられています。
ユリカさんも、自分がやっている事が、馬鹿げたことだという事はもちろん気付
いてはいるのでしょうが、それでも信じて待っている辺りが泣かせます。
まろんも、自分の経験があるだけに、信じて待っててと言うのですが、そう言っ
て裏切られたら…という事は、多分考えていないのだろうなぁ。
★稚空って結構イラストはうまいのかな?
(本編から引用)
まろん 「稚空。まさか、あたしが帰るまで、ずっとそこで待ってたんじゃないで
しょうね」
稚空 「そうさ」
まろん 「それじゃまるでストーカーじゃない!」
稚空 「窓を開ける音が聞こえたんで、出て来ただけだよ」
まろん 「あっそう。私のメールボックスに変な手紙入れないでよね」
稚空 「なあ、誰の手紙を待ってるんだ」
まろん 「誰だっていいでしょ」
稚空 「恋人とか、そんなのか」
まろん 「稚空がそう思いたければ、それでいいじゃない」
稚空 「はー。かわいくねーなー。全く」
(引用ここまで)
まろんがマンションに帰ってくると、またメールボックスに稚空からの手紙が入
っています。それには、
お前らしくないぜBaby! 稚空のイラスト
ただ毎日、祈るように手紙を待ってるなんて
カッコ悪いぜ!
手紙もよこさないヤツなんか忘れちまえ!
窓をあけてみろよ。 いい天気だ(ハート) お日様のイラスト
鳥のイラスト
…と書かれています。鳥のイラストの部分に「トリだぞ」と書かれている辺りが
良い感じです。にしても、あんまり男が書くような手紙には見えない…。
「人の気もしらないで」と言いつつも、まろんがベランダに出てみると、確かに
いい天気です。すると、稚空もベランダにすぐに出て来ます。ストーカーじゃない
とまろんは言ってますが、本当に窓の側でじ〜っと稚空は待っていたのだろうかと
考えるとちょっとおかしいかも。
稚空は、手紙の相手をしつこく知りたがります。だーかーらーしつこいのは嫌わ
れるって。かわいくねーなーって、あなたの普段の態度に問題があるんでしょうに。
★普通この程度で退場はさせないと思う
(本編より引用)
先生 「東大寺。私の授業より名古屋の顔の方が面白いざますか?」
(引用ここまで)
翌朝。広場ではユリカさんが明るい顔で勿忘草を配っています。女って判らない
なという稚空に、まろんは稚空には一生かかっても判んないわよと返します。
世界史の授業中、ユリカさんの事を気にして、授業上の空で外を見ているまろん。
その様子を気にしてみている稚空。その様子を見ている都。パッキャラマオ先生は、
都の様子だけに気付いて、都を退場させます。でも、あの程度で退場なんて、パッ
キャラマオ先生厳しすぎ…。第5話で授業中に叫んだまろんはお咎め無しだったの
に、何で今日だけこうなのだろう…と考えてはもちろんいけません。
ちなみに、黒板に書いてあったのは、1189年の第三回十字軍派遣から120
1年の第四回十字軍派遣、1204年のラテン王国設立までの話ですが、第5話の
世界史の授業では、15世紀のジャンヌ・ダルクの話をしていたのに、時代が逆戻
りしているのは何故だろう…という事を気にしてはいけません。
放課後、新体操部の中を覗いている稚空を見つけた都。まろんがサボりと聞くと、
稚空は終わったら時間をくれないかと言います。都ちゃんはすぐ終わらせるからっ
て、そう思ったからって、部活の練習が早く終わるもんじゃないだろうに。
★やっと来た手紙
(本編より引用)
ユリカ 「来た! 来たわよおじさん。必ず迎えに来るって」
マスター「おお。わすれな草の絵じゃないか。彼が描いたんじゃな」
ユリカ 「え? ホント?」
(引用ここまで)
広場では、人々がユリカさんの様子をこわごわと見守っています。
腕組みして郵便配達人を待ちかまえるユリカさん。郵便屋さんは、待望の葉書を
持っているようです。ユリカさんに葉書を渡すと、脱兎の如く逃げ去る郵便屋さん。
そりゃそうだ。ユリカさんが葉書を見ると、「ユリカへ。パリへ出かける支度をし
て待ってろ。すぐ迎えに行く。」…との事。ユリカさんの名字は鈴木さん、相手の
男の人はH.M.さんのようです。どうやら、ちゃんと迎えに来てくれるようです
が…あの、ちゃんと生活の目処、立ってるんでしょうね? わざわざ3年も待たせ
たんですから、愛があれば…ってのは無しですよ。
葉書の裏には、勿忘草の絵が描いてありますが、それには既に悪魔がとりついて
いて、早速ユリカさんは悪魔に取り付かれ、車に乗って走り去ってしまいます。
その後に来たまろんは、葉書が来たのに急に、とマスターから聞かされます。
★やっぱ稚空は女心なんか全く判ってない
(本編より引用)
稚空 「なぁ、まろんが待ってる手紙の相手って、誰なんだ? 知ってるんだ
ろ」
都 「それが聞きたくて、ここまでわざわざ呼び出した訳?」
稚空 「ここへ誘ったのは都だろ。なぁ、教えてくれないかな」
都 「…きっと、恋人でしょ」
(引用ここまで)
都は、稚空を自分が好きな場所である橋の上まで連れてきた上で、話って何?
と聞きます。しかし、都の気持ちを知ってか知らずか、無神経にもまろんの手紙の
事を都に聞く稚空。一回はぐらかされているのに、稚空もしつこいですね。
都は当然怒った感じで、恋人でしょと言い捨てて去っていきますが、おい稚空、
「やっぱりな」って納得してるんじゃない! 都ちゃんの様子を見れば、嘘ついて
るってバレバレでしょうに。
★フィンはやっぱり壁抜け出来ない
(本編より引用)
フィン 「そんな事やってる暇無いよ。早く封印しに行かなくっちゃ〜。すっごい
パワー持ってる奴みたいだから、放っておくと、あのお花屋さん死んじゃうかも
よ」
まろん 「花屋さんって? あの広場に車で花を売りに来る?」
フィン 「そうよ」
まろん 「それで、予告状は何時って書いたの?」
フィン 「午後四時。まだ明るいけど、彼女の命が…」
(引用ここまで)
アクセスが「てーへんだ」と叫びながらマンションに戻って来ると、フィンがま
ろんの部屋の窓を叩いています。どうやら、昨日稚空とベランダで話したときに怒
って窓を閉めたのがそのままになっていたらしい。どうやら、フィンとアクセスは、
自分がすり抜けられる場所にしか、侵入不可能なのですね。ホントに「見えない」
だけの存在なのか。
ちなみにフィンは体長12センチだそうです。普段のシーンで、縮尺ちゃんと合
ってるかな? (深く気にしてない)
さて、フィンも悪魔の情報をまろんに知らせます。幾ら悪魔が強力だからって、
昼間に予告状を出すなんて、フィンもどうかしています。大体そんなに強力なのに、
悪魔によって衰弱した様子が無いのも気になりますが、屋外にあったのを遠距離か
ら感知した事にしよう。それならそれで、どうやってターゲットを識別したのかの
も気になりますが、それも多分気にしてはいけないと思います。
まろんもすっかり、フィンが勝手に予告状を出すのに慣れてしまったみたいですね。
★自分で昼間に予告状出して凄い警戒も無いだろう、フィン
(本編より引用)
東大寺 「ああそうだ。広場に停車している花屋の事だが。うん、頼む」
春田 「都さんは、何て」
東大寺 「凄く張り切ってたな。ジャンヌをギッタギッタにしてやるんだとさ」
春田 「何か、機嫌悪そうですね」
(中略)
ジャンヌ「やるわよ。ずっと手紙を待っていた、ユリカさんの気持ちを踏みにじる
なんて、絶対に許せない! ギッタギッタにしてやる」
(引用ここまで)
ジャンヌの予告状により、広場の周囲には凄い警戒網。あれ? 確か花屋の車は
広場から出て行った筈ですが…と思う人は多いですが、これにはちゃんと訳があり
ます。
あら、まろんちゃん、ひょっとして今回は自宅のマンションで変身してません
か? いいのか? ロビーでジャンヌの姿現してますけど…。
先ほどの稚空との一件で怒りの都は、張り切って準備しています。秋田、春田が、
広場を見下ろす屋根の上に登って、バズーカらしきものを持っています。怪盗もの
のお約束(?)捕網ランチャーか何かでしょうね。都は無線で各部確認を行います
が、夏田からの通信は、水中からです。最初見た時には聞き逃していたのですが、
ヘッドホンで聴いたら聞こえました。
ジャンヌは、春田の背後から忍び寄りますが、シンドバットのブーメランが飛来
し、春田、続いて秋田を倒します。関係ないですが秋田が倒れるときの顔がかわい
いです。
シンドバットは続いて車に載せてあった鉢をブーメランで吹き飛ばすと、車の上
に乗って「シンドバット参上」と格好つけます。
…が、広場の噴水の中に潜水して隠れていた夏田が、捕網バズーカを発射、シン
ドバットは網に捕らえられてしまいます。
あの〜、上から見れば、夏田が水の中に隠れているのは見えるような気がするの
ですが、シンドバットは噴水なんか目に入っていなかったのか、水がよっぽど汚れ
ていたのでしょう。にしても、泡が出ていそうですが。
一方、出遅れたジャンヌは、リバウンドボールで車のサイドブレーキを外します。
広場は斜面だったらしく、走り出す車。ジャンヌはそれに飛び乗ります。慌てる夏
田ですが、都は作戦通りといいます。敵を欺くにはまず味方から。どうやら都は作
戦の全貌を春夏秋冬には知らせていないようです。
車に飛び乗ったジャンヌは、ブレーキがきかないと慌てます。これは、エンジン
を始動してないからブレーキがきかないって事でいいんですよね? (運転免許持
って無いので…)やはり、運転免許を持ってないのに車を走らせるのは無茶だった
ようです。
その背後から、車の中で待機していた冬田がジャンヌに襲いかかります。ジャン
ヌの首を締め上げてから、車が動いてると慌てる冬田。おいおい、動いてるのに気
付かないのか? ジャンヌはこの状況で「何とかして」と冬田に頼みます。おいおい。
冬田はキーを回してエンジンを始動します。おいおい、キーつけっ放しだったん
かい。盗んで下さいと言わんばかりだな。こんな間抜けな警察じゃいつまで経って
も逮捕は無理ですね。
ジャンヌはブレーキを再度踏むと、今度はちゃんと効きます。すると、シンドバ
ットが車の屋根に飛び乗って来ます。あんな網って、ホントにどうやって抜けたんだ?
今度抜けるのはあんたさ、とシンドバットが言うと、ジャンヌはアクセルを踏み
込みます。その加速で、後方に飛ばされてしまう冬田。あの程度の加速で? など
と気にしてはいけない。
プティクレアが車の中では反応せず、ジャンヌ達はターゲットの絵はがきがユリ
カの家の中だと気付きます。
要するに都ちゃんのトラップは、花屋さんの車をわざと広場に仰々しく警備して
いれば、ジャンヌはそこに来るに違いない…という殆ど博打みたいな作戦ですが、
それに引っかかるジャンヌとシンドバットも相当なお間抜けさんです…という事は、
どうせみんな判っていることなので、それを今更書いても仕方ないです。
大体まろんはユリカと車が広場から出て行った事を知っていて、フィンも概略位
置位は把握している筈なので、本来ならこんな陽動には引っかからない筈なのです
が、やっぱりここまで極端なシフトを引かれると、つい引っかかってしまった…と
いう事にしておこう。
★こんな所で言うかなぁ普通
(本編より引用)
ジャンヌ「どいて! 私は急いでるのよ!」
シンドバット「止めろ。今回はこっちの負けだ」
ジャンヌ「負けない。やっと手紙が来たのよ。それに悪魔が取り付くなんて、許せ
ない!」
シンドバット「止めるんだ。死ぬぞ!」
ジャンヌ「私は死なない。お父さんとお母さんから、私に手紙が届くまで、絶対に
死んだりするもんですか!」
シンドバット「あ…」
(引用ここまで)
都の作戦は図に当たり、東大寺警部はバリケードで車を待ちかまえます。今回は
負けだ、と脱出を勧めるシンドバットですが、ジャンヌはそれを断固拒否します。
にしてもジャンヌも、こんなタイミングで誰からの手紙を待っているのかを口走
るかな、普通。ちょっと私的には興醒めかもしれない。まぁ稚空も、まろんの身の
上を知ったなんて事は話せないだろうし、多分もう一度、まろんが稚空に自分の身
の上を話す事があるだろうから。まぁここでシンドバットに認識させるのも許すか。
原作だと、稚空からの手紙は、まろんの境遇を知ってから出されているのに、アニ
メ版だとその前から出しているのはちょっと「?」な気もしていたことだし。
今回、ユリカさんが待ち続けていたはずの手紙を「手紙に取り付くなんて許せな
い!」というばかりで、自分が手紙を封印して消してしまう事を悩む様子が全く無
いのは、ちょっと脚本に「?」と感じてしまったのですが、これはもうジャンヌの
作品全体に言える問題ではあるので深く追求しないでおこう。
ジャンヌは、彼女と一緒に脱出しようとするシンドバットを「負けられないの
よ!」と時速60キロオーバーの車から突き落とし、そのままバリケードに突入し
ます。にしても、ジャンプ出来る要因などどこにも無いのに、車がバリケードを飛
び越えてしまうのは一体…。説明がつかないので「奇跡」で片付けてしまえ(おい)。
★仕事終えたらとっとと脱出しろよ
(本編より引用)
ユリカ 「来る。あの人が迎えに…」
ジャンヌ「信じていれば、いつかきっと」
(引用ここまで)
ユリカの家まで来たジャンヌは、家にいた警官を一瞬で片付けると、家の中にあ
った絵はがきを一瞬でチェックメイトします。
正気に戻ったユリカさんですが、絵はがきが無いことに気付く前に(ひょっとし
たら貰ったこと自体忘れている可能性大)、勿忘草の花が一斉に咲き、恋人の男が
向こうから歩いて来る…というところで今回は終了。ところでジャンヌ、感慨にふ
けるのは良いけど、ちょっと場所選べよ。ユリカさんの後ろに突っ立ったままなんて…。
★次回は…
都 「うわ〜素敵なウェディングドレス。あたしも結婚式で着るのはこんなの
がいいなぁ。稚空はどう思うかしら」
まろん 「へー刑事になる夢捨てるんだ」
都 「うんだからぁ、愛する人と結婚して、子供を産んで、暖かい家庭を築い
て…刑事の仕事をバリバリやるのよ」
まろん 「都? 神風怪盗ジャンヌ『ターゲットは花嫁衣装』」
都 「愛を踏みにじる犯罪は、この東大寺都が許さない!」
どうやら、盗まれた側の心の痛みについて、まろんが頭を痛める…という話にな
るのか、そうはならないのか…。まぁ、今回よりは期待できるかな?
では来週も、あなたの心にチェックメイト! …だと良いですね。
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石崎啓太(E-Mail:keitai@fa2.so-net.ne.jp)
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