Kamikaze Kaito Jeanne #5 (3/13)
石崎です。
神風怪盗ジャンヌ第5話『エアポート非常警戒!』の感想です。
そう言えば先週はジャンヌ上映会を自宅で開催していたはずのynagataさんから
の記事が届いていませんね。
では、ゲームスタート!
^L
今週の話は私のお気に入りです。そうですよね〜盗まれた側の痛みも判らなくち
ゃ。
・届かない手紙
フィン 「だって神様はね、悪魔を封印できるのはジャンヌだけだって言ったのよ。
それなのに、何でシンドバットって奴が悪魔を封印できるのよ〜」
(中略)
まろん 「やっぱりね。神様なんていないんだ」
フィン 「まろん。神様はいるよ! 本当にいるんだってば!」
冒頭、例によって空っぽのメールボックスを覗いているまろん。それを外から見
ている稚空。
幼少の頃、家族揃った写真を見てうかない顔のまろん。フィンは、ジャンヌ以外
に悪魔を封印出来る人物がいた事に頭を抱えている様子。
・お風呂掃除
フィン 「神様を疑うなんて酷いよ」
まろん 「だって、私の他に悪魔を封印できる人がいるなんて、おかしいじゃない。
それとも、神様はフィンに嘘付いたのかな〜」
フィン 「神様は嘘付かないもん!」
まろん 「だったらどうして?」
フィン 「あ〜! 判った! シンドバットは、魔王の送り込んだ手先なのよきっ
と!」
まろん 「ちょっと待ってよフィン。悪魔を人間界に送りこんだのは魔王でしょ。
その魔王が何でわざわざ魔王を封印して回収するの?」
フィン 「悪魔は人々の美しい心を沢山吸ってるわ。魔王はそれを回収して自分の
力にしたいの」
このシーン、まろんがお風呂掃除をしているのですが、オレンジのシャツに水色
のショートパンツ姿でなかなか良いです。
怪盗シンドバットって、魔王の手先らしいとアニメ誌には書かれていましたが、
要するに、フィンの勝手な想像みたいです。まぁ準天使ですから、神様からは大し
て情報を知らされていないのでしょうけれども。
・抜け駆け禁止
都 「ねぇまろん」
まろん 「何よ」
都 「何話してたのよ。抜け駆けは許さないから」
まろん 「抜け駆け!? 誰がこんな男と!」
(中略)
都 「たくあの子、何年手紙を待つつもりなのよ」
稚空 「手紙の相手、知ってるのか?」
都 「え? さぁ知らないわ。それよりどうせだから一緒に散歩でも…」
まろんがフィンを風呂桶に閉じこめた時、玄関でチャイムの音が。
出てみると稚空が立っています。まろんは、風呂掃除をしていたので、ショート
パンツにシャツ姿。で、稚空にかわいいと言われてしまいます。バルコニーにキャ
ミソール姿で出てしまう辺りと言い、案外無防備です。
稚空はまろん宛のメールが自分の所に間違って入っていたと持ってきます。
?野区 5−27−24 オルレアン702 日下部まろん 様
…と宛先に書いてある封筒は、誰がどう見てもダイレクトメールにしか見えませ
んが、目をつぶってまろんが封筒の裏を見ると…やっぱり「ヤング化粧品」からの
ダイレクトメール。まろんは当然怒ります。
と、そこに眠そうな表情の都が顔を出します。まろんと稚空が話している様子を
見て、抜け駆けは許さないと耳打ちする都。
まろんが怒って部屋に引っ込んだ後、稚空はまろんが誰の手紙を待っているか都
に聞きます。都は何か知っている様ですが、稚空にはごまかします。ごまかしつい
でに散歩に誘いますが、あっさり断られます。断られた後の「ちっ」と言うポーズ
が良いです。
・へそ曲がり
まろん 「ねぇねぇ都、世界の秘宝展、一緒に見に行く?」
都 「お断り」
まろん 「都はキョーミ無いんだ」
都 「あるわよ。でもキャーキャー騒ぐ人とは一緒に行きたくないだけよ」
まろん 「もーへそ曲がり」
都 「何よ。あたしのおへそはちゃんとお腹の真ん中にありますよ」
翌日の学校。「世界の秘宝展」のチラシを見てみんなが騒いでいます。
まろんも興味津々の様子。都を誘いますが、何故か都は冷たく拒否します。へそ
曲がりと言われた時の都ちゃんの反応がいいです。
…等と話しているとパッキャラマオ先生の笛の音が。飛ばされる二人がかわいい。
やっぱりあの笛からは怪音波が流れているんですかね。
・ジャンヌ・ダルク
先生 「今日の世界史は中世のフランスざます。15世紀の初頭、フランスは封建
貴族達の争いが激しく、人々は戦渦に巻き込まれ飢えに苦しんでいたざます。当時
のフランスは、イギリス軍に攻められて大混乱、そんな時、羊飼いの少女が現れ、
神の名においてフランスを救ったざます。その少女こそ、歴史に名高いジャンヌダ
ルク」
(中略)
稚空 「恋人からの手紙を待ってるのかな?」
まろん 「あ…」
稚空 「いつまで待っても来ないんだったら、そんな奴の事は忘れて、俺と付き
合いなよ。今のまろん、何か寂しそうだからさ」
まろん 「は、放してよ! そんなの本気じゃ無い癖に」
(中略)
先生 「そしてジャンヌ・ダルクはフランスを救った救世主にも関わらず、異端
者とか魔女と呼ばれて、最後には処刑されてしまう孤独な人だったざます」
まろん (…あ…孤独…)
先生 「でも、彼女は正しい事を信念としてやり通した勇敢な女性だったざま
す」
パッキャラマオ先生、世界史の先生なんですね。さて、まろんの持っている教科
書ですが、フランス語みたいですが…。
Le ciel bleu sur nous pent s'effonow
Et la terre peut biens'ecrouler
Peu m'importe si to m'aimes.
Je me tous du monde entier.
(以下繰り返し)
さあ、馬屋原さん、出番です(違)。
初めて、ジャンヌ・ダルクの事を知ったらしいまろん。稚空に声をかけられて、
授業中にも関わらず大声出してしまいます。
ジャンヌ・ダルクも自分と同じ孤独な人だった事を知るまろんは何を思うのか。
そんなまろんを見ている委員長。
・警察のポリシー
まろん (勇気…信念か…)
都 「まろん」
まろん 「あ」
都 「あのさ、稚空ったら、まろんの手紙の相手、気にしてたよ」
まろん 「興味本位でね。他人のプライバシーに首を突っ込む嫌な奴」
都 「そーゆー風に取ったら悪いでしょ。結構心配してるみたいだったよ」
まろん 「そんな事は絶対無い!」
都 「あるよ。だってまろん、両親からの手紙が来なくて、寂しそうな顔して
るから」
まろん 「え!? 都ってば、知ってたの?」
都 「あたしだって、心配してるのよ。もちろんその事、稚空に話したりして
ないよ。守秘義務は、警察のポリシーです。あんたとの腐れ縁長いんだから」
まろん 「都…」
昼休み。ジャンヌ・ダルクの事を初めて知ったまろん。授業を回想するまろんに、
都が声をかけます。
よく考えると、都にしてみれば、まろんと稚空は仲が悪いままでいた方が都合が
良いのでは無いかって気もしますが、わざわざ誤解を解いて上げようとする辺りが
都らしいというか。
まろんちゃん、自分の悩みを都にも隠し通しているつもりだったんですか? …
結構バレバレやん。
都の友情に、抱きつくまろん。都×まろんのカップリングも良いかもね。あ、弁
当箱をちゃんと置いてから抱きつく所がポイントかも。
そんな時に、まろんに世界の秘宝展のチケットを渡そうとする委員長。もうちょ
っとタイミングとか考えろよ。
・言ってる側から…
まろん 「え〜!? おじさまの手伝い?」
都 「しー。実はね、明日の夜明けに、特別機でエーゲ海の涙が国際空港に届
くの」
まろん 「あの秘宝の真珠が?」
都 「だからしーだって。お父さんがその警備を任されているの。万一怪盗ジ
ャンヌが狙いでもしたら大変でしょ。そいであたしも急遽行くことにしたの」
あのあの都ちゃん、守秘義務ってご存知? …あ、それ以前に都ちゃんに教えた
方も教えた方ですね。
思わずジャンヌはそんな物盗まないと言ってしまうまろんでしたが、家に戻って、
牛乳を飲んでいる時にフィンが飛んできて、エーゲ海の涙に悪魔が取り付いている
と聞き、牛乳を吹き出してしまいます。
…その頃、アクセスも稚空の元に、ジャンヌが予告状を出した事を告げに来ます。
同時に家を飛び出すまろんと稚空。制服姿のままで仕事ですか?
稚空はまろんの正体をご存知の様子。
・ところでどこの国の空港なんだここは?
まろん 「気が進まないな…」
フィン 「え…。何言ってるのよ」
まろん 「だって、悪魔を封印したら、真珠は消えて無くなっちゃうんだもん」
フィン 「そりゃそうだけど」
まろん 「そんなの困る。エーゲ海の涙は、世界的な秘宝だもん。大勢の人が展示
を楽しみにしてるんだよ」
フィン 「そんな事言われても」
まろん 「それに、おじ様は秘宝警護の責任者なのよ。秘宝が消えちゃったら、き
っと責任取らされちゃうよ」
フィン 「…まろん! 今更何言ってんのよ!」
まろん 「あ」
フィン 「封印しなきゃ、悪魔はどんどん増えて行くのよ。そしたら世界は破滅し
ちゃうんだよ。秘宝が一つ消えるのと世界が消えるのと、どっちが大事なの?」
早朝の国際空港に、何故か制服のままでやって来たまろん。何故か案内表示はフ
ランス語と日本語みたいですが…どこの国の空港なのでしょうか。
関係ないですが、上記会話のシーン、まろんが座る時に、白いぱんつが見えてい
ます(自爆)。やっぱり結構無防備な娘です。
自分が秘宝を盗む事で、困る人がいる事を気にするまろん。確かキャッツアイは、
自分の父親のコレクションを盗んでいた様な気もするし、セイントテールは依頼人
の持ち物だったものを盗み出していた様な気もしますが、ジャンヌの場合は、盗み
の対象物そのものに関しては、正当な盗む理由が無いですね。悪魔の事を知ってい
るのは、まろんとシンドバット達だけ。結構辛い立場です、まろんちゃん。
コミックス版は美しい絵が代わりに出て来るので「こんな絵を代わりにくれるな
ら」と誰も被害届を出していないらしいですが。
・最強の女
まろんが悩んでいる隙に、シンドバットが現れ、真珠の入った手提げ金庫を持っ
た東大寺刑事達を襲います。春夏秋冬の攻撃をあっさりかわすシンドバット。
空港の掃除のおばさんが妙にクローズアップされるので気になっていたのですが、
やっぱり乱闘で空港を汚した刑事達を起こる役でしたか。
しかし、東大寺は金庫を持って逃げ出します。追いかけるシンドバット。東大寺
は、コートを脱ぐと、ファイティングポーズを取って、シンドバットに勝負を挑み
ます。おお。格好いいぞ、親父。
でも、見えないアクセスの攻撃を喰らってノックアウト。金庫を持ち逃げされま
す。…が、親父は何故か笑っています。
・シンドバットの正体
フィン 「何なのよ。天使の癖に、悪魔の手先?」
アクセス「フィンちゃん。ここは手を引いてくれい!」
フィン 「え? どうしてあたしの名前を知ってるの?」
アクセス「俺、黒天使のアクセス。今後ともよろしく。て、そんな場合じゃなくて、
とにかく今はごめん!」
(中略)
ジャンヌ「シンドバット。あんた誰なの? まさか悪魔の…」
シンドバット「フ…」
ジャンヌ「そうなのね。やっぱ悪魔の手先だったのね」
シンドバットが金庫を奪って逃げたのを見て、変身するまろん。
シンドバットの金庫をリバウンドボールで奪いますが、あっさり糸を切られて、
金庫は下に落ちてしまいます。
下に向かいながら、シンドバットを問い詰めるジャンヌですが、シンドバットは
ただ笑うだけ。ジャンヌは勝手にシンドバットが悪魔の手先と思い込みます。本当
は違う可能性大。
今度はジャンヌに襲いかかる春夏秋冬。しかし、ジャンヌにもあっさりかわされ、
植木鉢を倒して掃除のおばさんに追いかけられる春夏秋冬。
…にしても、警官隊の姿が見当たりません。都の姿も見えません。
ジャンヌも変だと言う事に気付いたようです。シンドバットが金庫を開けてみる
と、案の定偽者。
本物を探すシンドバット達。しかし、空港には同じ金庫を持った警官達、乗客達、
掃除のおばさんまで金庫を持っています。どこからそんなに金庫を集めたのでしょ
うか。これが都スペシャルパート5の正体。
流石にシンドバットは諦めてしまったようです。その頃、タクシーに乗って本物
の入った金庫を運んでいる都。会場は警官隊に囲まれ、警備は万全です。
・チェックメイト!
ジャンヌ「ジャンヌ…ダルク…例え怪盗と呼ばれても、何と言われても、正しい事
を信念を持って!」
(中略)
ジャンヌ「ごめんね…都…」
会場で、持ち主にエーゲ海の涙を手渡す都。…が、その時、都の後ろから、持ち
主のおばさんがもう一人。
なんとどういうからくりか、ジャンヌは持ち主の人に変装していたのでした。い
つの間に進入路を確保したのか、ロープで上に登っていくジャンヌ。
都に悪いと思いつつも、前世のダルクに倣い、正しいと信ずる事を信念を持って
チェックメイトするジャンヌ。
「ごめんね…都」この引きが何とも良いです。
・次回は…
『相棒は謎のおばあちゃん?』おいおい、まろんの姿で怪盗するんですか?
次回もあなたの心にチェックメイト! だと良いですね。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
石崎啓太(E-Mail:keitai@fa2.so-net.ne.jp)
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
GnuPG Key ID = ECC8A735
GnuPG Key fingerprint = 9BE6 B9E9 55A5 A499 CD51 946E 9BDC 7870 ECC8 A735