Kasumin#25 (3/30)
石崎です。
カスミン第25話『カスミ、扉を閉める』の雑感など
^L
●「あれ」の正体
三つ編み「あんた達の世界へさ。あたしはずーっと寝てたって良いんだけどね、
あたしが外へ出るのが、あいつらの望みだったからさ、たまには期待に応
えて上げようと思ってね」
「あれ」が封印されている扉の向こうへと入って行き、そこで風に飛ばされた
カスミと霧彦は、気が付くとパズル状の壁を持つ奇妙な部屋にいた。
カスミ達の目の前には、尻尾を三つ編みにした猫がいて、光の玉を飲み込んで
いた。
先に入った霧の者達がいない事に気付く霧彦。すると、猫が居た背後の壁が崩
れ、霧の者達が一人残らず眠らされており、気が付くと奪われた鍵はカスミの足
元に戻っていた。
霧の者達の望みを叶える代わりにある物を頂いたと、三つ編み猫は突然喋り出
す。
霧彦は三つ編み猫に平伏して、外に出ないように頼むが、三つ編み猫は扉は開
いてしまったのさと言い残し、そのまま外へ出て行ってしまうのだった。
#「あれ」の正体は、「喋る猫」でしたか。尻尾が三つ編みで真っ赤なリボンま
#で付けているのが目を引きますが、やはりここがお話上重要なポイントでした。
#ちなみに声優は富永みーなさんです。
●眠ってしまった仙左右衛門
霧彦「家の者達は、三つ編み様を味方につけて、ヘナモンの世界を牛耳るつもり
だったんだろうが、とんでも無い物を外に出してしまったようだ」
「扉」のある木の前で、待ち構えていた仙左右衛門達の前に「あれ」が現れる。
「三つ編み様」と「あれ」に呼びかけた仙左右衛門は、お戻り下さいと平伏し
て頼み込むが拒否されると、ヘナモンの力で三つ編み様を霞雲で攻撃しようとす
るが失敗、三つ編み様が欠伸をすると、仙左右衛門の身体から光る玉が取り出さ
れ眠ってしまう。
続く風神、雷神の雷による攻撃もかわされ、二人も光の玉を抜き取られて眠り
込む。
「あれ」が、人もヘナモンも関係無く、心を食い荒らすあやかしだという霧彦
は、猫のことをカスミに任せて父の所に戻り相談することにする。
カスミは、自ら志願した龍之介と共に、三つ編み様を追いかけることに。
#「三つ編み様」…そのまんまのネーミングですね。
#霧彦は「あれ」が何者かを承知していない筈なのに、今回は「あれ」が心を食
#い荒らすと明言しているのですが、あの光の玉を見ただけで、それが人の心だ
#と判ったのかな?
●それぞれの願い
三つ編み「あんたのも食べないよ。あんた龍王の息子だろう? あたしをあそこ
に閉じ込めたのは、先代の龍王だったんだよね。あんたの心玉を食べたら、
今度は何されるかわかりゃしない」
霞家の敷地の外に出た三つ編み様。
扉の向こうに戻ってと呼びかけるカスミに、心の中にある玉である、心玉を喰
わせてくれるかいと三つ編み様は言う。
鍵を持つ者であるカスミと、龍王の息子である龍之介の心玉は食べないという
三つ編み様は、通りかかったシカオとユリの心玉を食べてしまい、二人は眠りに
落ちてしまう。
#三つ編み様を見て、「悪のヘナモンだな」と言うシカオ。すると、「良いヘナ
#モン」と言うものが存在していると考えているという事なのか。
#お札を出して三つ編み様を封印しようとするシカオの姿は、まるでセーラー
#マーズ(違)。お札に書かれていたのは、「豆腐」「あぶらげ」「おから」「き
#ぬごし」「もめん」「ちりめん」…あれ? やけにあっさり封印されたと思っ
#たら、やっぱり心玉の中でのシカオの夢ですか。
#ユリ様の夢は、シカオとハート型の椅子に二人で並んで座ってらぶらぶ(笑)。
#眠りに落ち、「何だか疲れちゃった」というユリ様の様子を見る、見えそうで
#見えないカスミンの足の描き方がナイス。
●役立たず
帽子男「何だか良く判らないけど、要するに、あのにゃんこを捕まえりゃ良いん
だろ。このおじさんに任せなさい。その代わりに成功したら、それなりの
見返りはお願いするぜ」
霞家で仙左右衛門と風神、雷神が眠り込んでいる頃、三つ編み様を追いかける
カスミは、帽子男に声をかけられる。
街の人々の心玉を喰らい、太っていた三つ編み様を捕まえようとする帽子男だ
が、三つ編み様の正体を聞かされると逃げ出そうとするものの結局は心玉を喰わ
れてしまう。
カスミは、龍之介に力で何とか出来ないかと聞くが、龍之介は怖がってばかり。
しかし、相談事をしていることに気付いた三つ編み様が、カスミの心玉を食べ
ようとすると、龍之介は咄嗟に水龍を出現させ、三つ編み様を溺れさせるのだっ
た。
#帽子男…出て来ただけでした(笑)。心玉が不味いということは、夢が貧しい
#ということなのかな。
#龍之介、大活躍。水龍を出現させて、しかも三つ編み様に直撃させています。
#とうとう自在に水龍を使いこなせるようになったようで、カスミンにも当てに
#されているのが判ります。
●記念撮影であります
ハニワ「猫と言うよりは、デカダルマCという感じなのダワ。あ、ちなみにCは、
CATの略なのダワ」
気絶した三つ編み様を背負って霞家邸内に戻って来たカスミ達。
三つ編み様の見張りを外にいた蘭子達に任せて、仙左右衛門に相談しようとす
るカスミだが、眠りこける仙左右衛門は寝言で「別にどうでも良い」と言うばか
り。
その頃、人の心を食べる三つ編み様を怖がりつつも、ついつい記念撮影を始め
る蘭子達。
しかし、その途中で気が付いた三つ編み様は、蘭子達の心玉も食べてしまう。
蘭子達の心玉を喰らった三つ編み様は、扉にも入りきらない程巨大化していた。
#こんな時でも記念撮影の蘭子達。最初は真面目に、枚数を重ねる毎に段々巫山
#戯た調子になっているのが何とも微笑ましく感じます。
#蘭子達の心玉は取り敢えず美味しかったらしい。
●説得
カスミ「三つ編み様。ちょっと待って! 幾ら何でも食べ過ぎよ。食べ過ぎは身
体に良くないんだから。腹八分目って言葉知らない?」
龍之介に桜女を通じて龍王様への連絡を頼んだカスミは、三つ編み様を追いか
ける。
三つ編み様に、お腹が空いているんだったら自分がご飯を作るから、心玉を飲
み込まないでと説得するカスミだが、勝手なことをお言いでないと三つ編み様は
言うのだった。
#「こんじょだ、根性」と言い、親指を立て合うカスミと龍之介が良いです。
#「あたしはね、あんた達に…」と言いかけた三つ編み様。過去に何かあったよ
#うです。
●三ツ股の化け猫
カスミ「三つ編み様の言う通りだよね。勝手に貴方の事出しておいて、なのに、
今度は攻撃したりして、ご免ね」
カスミと三つ編み様の周囲の空間が霧に包まれると、霧彦が現れ危ないとカス
ミの手を引っ張って行く。
やがて霧の一族の戦船が現れると、主砲を三つ編み様に発射するが、巨大な身
体とは裏腹に俊敏な三つ編み様は砲弾を回避するものの、爆風で三つ編みが解け
てしまう。
すると、毛を逆立てて怒った三つ編み様は、砲弾を顔の前で止めると戦船に向
かって跳ね返して撃沈してしまう。
カスミはそんな三つ編み様に向かって走ると、三つ編み様に謝りながら、尻尾
を再び三つ編みにしてやると、機嫌を直したのか三つ編み様は、扉の場所を聞き、
結構あそこが気に入っているんだよと言う。
そして、三つ編み様は、口から今まで食べた心玉を吐き出していき、眠ってい
た街の人々は目を覚ますのだった。
#戦船を繰り出して、問答無用で抹殺しようとしますか。意外に安直だな、霧の
#者。
#三つ編みが解けた三つ編み様。二股ならぬ、三ツ股の猫だったんですね。年を
#経た猫の尻尾が二つに裂けるのが猫まただそうですから、三つ編み様は、もの
#凄く年寄り?
#カスミが三つ編みを編み直しただけで機嫌を直した三つ編み様。みんながそれ
#まで、三つ編み様の気持ちを考えずに扉の向こうに戻れと言うばかりで、最後
#には攻撃まで仕掛けてきたのに対して、カスミは三つ編み様の気持ちに立って
#考えて謝った。だから機嫌を直したのかな。扉の向こうは確かに三つ編み様は
#居心地は良かったのかも知れませんが、自分が居てはいけないから帰れと言わ
#れるのは、三つ編み様ならずとも面白くないでしょうから。
#そう言えばあの三つ編み、自分ではやれないと思いますから、以前やったのは
#…先代龍王様だったりして。
#ところで、戦船の中に居た人達は全員死亡?
●変形した鍵
カスミ「何時もと変わらないって、良いね」
扉の向こうに戻ろうとする三つ編み様に霧彦は謝る。
すると、「謝ることが出来るんだね」と言い、三つ編み様は霧の一族のことを
許す。
そして、カスミに「又会えるような気がするよ」と言い、姿を消す三つ編み様。
扉の向こうで眠っていた霧の一族の者も無事に脱出し、扉には再び鍵がかけら
れる。
すると、鍵の形が変形して行くのだった。
その鍵は、色んな物を開けるんだよという霧彦は、待っていた仙左右衛門に父
からの謝罪の伝言を伝えると、仙左右衛門もこれを了承する。
鍵を返そうとするカスミに、仙左右衛門はカスミに鍵を預けると言うのだった。
#霧彦が帰ろうとする時、「又明日、学校でね」と言われて、笑顔を返す霧彦が
#良いです。
#鍵をカスミに預けることにした仙左右衛門。三つ編み様を説得したことで、カ
#スミが鍵を持つのに相応しい存在だと認めたということなのでしょう。ただ、
#怒ったような口調で言うものだから、カスミと口論となってしまいましたが、
#カスミも判ってはいたようで、最後には「はい」と素直に答えましたね。
#ラストで自室の窓辺から変わらない日常が帰って来たことを喜ぶカスミ。ヘナ
#モンと一緒の生活こそが、カスミにとっての「日常」となったことを象徴する
#台詞であると同時に、次回の話へと繋がっていく台詞だと感じさせます。
●全体を通して
今回はタイトル通りでした(笑)。
人の心を喰らうという怖い能力を持つが故に先代龍王様に閉じ込められてしま
った三つ編み様ですが、みんなに忌み嫌われていたが故に根性がねじ曲がってい
る風にも見えます。
そんな三つ編み様の心を動かしたのは、誰に対しても素直に接することの出来
るカスミで、それが彼女の元に「開くもの」を呼び寄せたということなのでしょ
うか。
●次回予告
「あたし、カスミ。パパとママが、アフリカから私を迎えに来てくれることにな
ったの。やっと霞家を出て行ける〜。次回『霞家、春を呼ぶ』こんじょだ、根
性!」
今回、仙左右衛門にも認められ最後の団欒のシーンで「カスミンどこ?」の
シーンに象徴されるように、すっかりヘナモン世界での地位を確立したかに見え
るカスミですが、お別れの時が来るのでしょうか。
予告から見ると、作画は凶悪に美しそうなので楽しみです。25分でどこまで
描けるのでしょうか。
では、また。
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Keita Ishizaki mailto:keitai@fa2.so-net.ne.jp
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