こん○○わ、PARALLAXです。御返答、有難う御座います。

Oonishi Yutaka <yutaka-o@fsinet.or.jp> wrote in message
news:396359F6.970839D8@fsinet.or.jp...
>
>   日文です。混ぜて混ぜて(^^)

ども(^O^)/。では続編を。

> そう、大道寺玩具の香港での提携相手こそ、李家であった。
> 道士の家も時代の流れで商売をしないとやっていけないらしい(笑)

園美 「そう言えば、会長の始祖は随分と旧い血脈とか?」
偉い人「お、よく御存知アルね。そう、ウチのRie Amusement&Enter
    tainment(R.A.E.)が連なるグループは、元々漢代からの
    道士の家系なのヨ。私はその末弟アルけどね。」
園美 「はぁ、道士ですか。2000年も越えて、もう久しいのに…
    しかし、流石に同系を主体にしての発展著しいのには、」
偉い人「ちっちっち。それ違うね、園美さん。」
園美 「は?」
偉い人「同系だから発展できる訳ではないヨ。全て本家の御蔭ね。」
園美 「本家・・・李家、母体のタイロン(大狼)Corp.ですか?」
偉い人「そう。2000年を越える、営々と受け継がれた道教を祖と
    する力。万物の基を為す『流れ』を統御する力。」
園美 「はぁ・・・」
偉い人「園美さん、気付かれませんでしたか? この会議室に来る
    までの間に?」
園美 「はい、随分と変わった構造のビルですね。大きな吹き抜け
    が縦横に走っていますし、柱も多いですし、廊下の両端に
    鏡はあるし。彼方此方に有る装飾は会長の御趣味ですか?」
偉い人「ほっほっほ。ま、日本人には判らないでしょ。ま、だから
    南京であんな事が出来たんでしょけど。ほっほっほ。」
園美 「はぁ・・・・」
偉い人「園美さん? 亜細亜でこれから商売されるなら、これだけ
    は判っていた方が身のためヨ。この世を動かしているのは
    人ではない。人類でもない。『流れ』は確実に貴方を取り
    巻く。乗るのは易しいが逆らうのは難しい。作るのは尚更。
    亜細亜はそれを熟知している。知らないのは日本人だけ。」

にこり、と此方を見て笑う老人。何故か園美はぞくり、とした。

偉い人「道教がアナクロ?日本人は、これだから。我々華僑が発展
    してこれたのは、この世の『流れ』を把握するツールを持
    つから。発展する我々が本家を助ける?逆ね、それ。本家
    が我々を作る。グループを動かす。世界を扱う・・・」

園美は、目の前にいる老人が誰だか判らなくなった。彼は、彼は…

偉い人「道士が、商売を? 逆よ。商売は道士に拠るの。全ての
    『流れ』は、あるがまま。佇むがまま。行くがまま・・。

    1000年後。我々はまだここに在るよ。日本はどうかな?」

・・目の前で微笑む彼は、間違いなく4000年前から来た妖怪だった。


>   時間ギリギリにクラスに入ってくる小狼と苺鈴。小狼はドヨヨ−ン
> と暗く、対する苺鈴は幸せ絶頂そのもの。

千春 「また李君、なんか暗いよ?」
奈緒子「反対に苺鈴ちゃんは明るいね。何かしら?」

訝しげに二人を見る千春と奈緒子。その傍らでほくそ笑む利佳。
我が身の幸せを二人、特に苺鈴の上機嫌に映して。

利佳 (そう、苺鈴ちゃんも、なの。うふっ、うふふ、ふふ・・)

千春 「ねぇねぇ、また利佳ちゃん、笑ってるよ?」
奈緒子「ここ最近、多いね。利佳ちゃんも、何かあるのかな?」

がらっ

> とその時、淫行教師寺田が入ってくる
> 日直「起立、礼、着席」

   「おはようございま〜す」
寺田 「はい、おはよう。あた、たたたた・・・」
山崎 「あれ? 先生、腰痛ですか? まだ若いのに・・・」
寺田 「まだ若い、は余計だ委員長。まぁ、ちょっと屈むと、な。」
山崎 「・・使いすぎ、ですか?」
寺田 「・・まさか、判って言ってるんじゃないんだろうな?」
山崎 「・・僕も時々、座りっぱなしがキツくって・・・」
寺田 「・・今度、良い薬を紹介してやろう。翌朝塗ると効く。」

奇妙な緊迫感が漂う、朝の教室であった・・・

#つづきません(再々爆)。


> 寺田「今日は残念なお知らせがあるんだ。李小狼と李苺鈴が二人とも
>   香港に帰ることになった」

山崎 「そんな!蛇頭のメンバを強制送還なんかしたら、黒社会の
    面子が黙っちゃいませんぜ!」
苺鈴 「だぁれがスネークヘッドよ!」
山崎 「え、だって李家って香港じゃ有力者なんでしょ?なら…」

どかばきっ ごすっ

千春 「雉も鳴かずば、撃たれまいに」な〜む〜、ちーん。


> 苺鈴「小狼と私、結婚するの!」
> 全員「(再び)えーーー!!!!!!」
> 小狼「ぁぅぁぅぁぅぁぅぁぅ……」
> 机に突っ伏したまま再起不能の小狼。

利佳 「じー( '_')」
寺田 (^^;)
利佳 「じーーー( '_')」
寺田 (^^;;;)
利佳 「じーーーーーー( '_')」
寺田 (^^;;;;;;;)
利佳 「・・・先生? 今日、進路相談、ちょっと良いですか?」
寺田 「・・・指輪と熊は、置いてきなさい。」
利佳 「・・・いや。」

奇妙な緊迫感が(一部で)漂う、朝の教室であった・・・

#つづきません(再々々爆)。


> 小狼「李家の実権は長老会という親戚の長老たちが握っているんだ
>   けど、どうやらそこに俺と苺鈴に『既成事実』がある証拠とか
>   いうものが持ち込まれたらしくて、責任とって結婚しろって
>   命令されたんだ……はあ」

(なお以下の会議はSOUND-ONLYで行われています(爆)。)

長老A「しかし『既成事実』と言っても」
同 B「たかが半裸の女性を抱えただけではないか。それだけで
    1028人の候補者から彼女を特定するのは」
同 C「時期尚早。そう言いたいのかね?」
同 D「数を揃えれば良いという物ではない。彼女は他の婚約者
    に比べ、抜きん出て次期領袖に近い時間を過ごしている」
秘書官「これまでの統計では、約8万7千時間。これは次点の婚
    約者である李美鳳嬢と比べても3倍近い差です。」
同 A「むつきを並べている頃まで計算に含めても、何の意味も
    なかろう。大体、次期領袖は未だ子供ではないか。」
同 B「左様。結婚とは互いの恋愛感情により先ずは成り立つ物。
    ここ(報告書)には、次期領袖の側は兎も角、李苺鈴嬢の
    一方的なアプローチしか見られないとある。これでは」
同 C「子供だから良いのだ。今から既成事実として成立させて
    置けば、他の候補者を維持する資産計上は不要になる。」
同 D「その通りだ。次期領袖の婚約者たちを育成している学園
    こと『後宮院』。年間で幾らの金が飛んでいるか?」
秘書官「今年度で12億8千元。前年比3%の伸びです。」
同 A「金の問題ではなかろう。最初から判っているはずだ。」
同 B「13億元なぞ、李グループの資産からすれば1日分の
    利子だ。証券公社が3時間で稼ぎ出している筈だが?」
議 長「そう、金の問題ではない。」
同 A「・・・では、何の?」
議 長「この第35次李小狼補完計画進捗報告書には載らなかった
    が、実は重大な事態が進行しつつある。」
同 B「重大な事態?」
議 長「次期領袖が、我々の選んだ候補者以外を選ぶ可能性がある」
同 C「なんですと!」
同 D「そんな重大な事態が、何故報告されていないのです!」
議 長「これは私のプライベートチャンネルから入ってきた情報
    だ。次期領袖の傍に付けてある『鈴』からもたらされた
    物ではない。」
同 A「あの老人か・・・我々に対する裏切りは死を意味する。」
同 B「侮ってはいけない。あれでも元SASの特殊調査員だ。」
同 C「『ネオ・アトラン』、未だ健在なり、か。」
同 D「情報操作は、彼の最も得意とする所、だからな。」
議 長「事は一刻を争う。『流れ』は、人の意思に拠る所は好ま
    ない。次期領袖と言えど、それは例外ではない。」
同 A「全ては『流れ』のままに。」
同 B「全ては『流れ』のままに。」
同 C「全ては『流れ』のままに。」
同 D「全ては『流れ』のままに。」

ぼぅん、と重い音を立て、バーチャルイメージが空間から消える。

議 長「次期領袖・・・李小狼。我らの手から逃れる事は、
    貴様自身の『血』が許さん。それを弁える事だ。」

ぼぅん。最期のイメージがバーチャル空間から消える・・・。

#議長の声は、キール・ローレンツのイメージで。


> さくら「ねえ知世ちゃん、キセイジジツってなんだろう?」
> 知世「大丈夫ですわさくらちゃん、いずれ私がみっちりと
>   実戦で教えてさしあげますから」
> さくら「う、うん、よくわかんないけどありがとう知世ちゃん」

知世 「はうっ! またしまった事ですわぁ!」
さくら「ど、どうしたの、知世ちゃん!?」
知世 「さくらちゃんと私では、既成事実なんか実践しようが
    ありませんわぁ!」
さくら「あ、なーんだ。それも大丈夫だよ、知世ちゃん。」
知世 「・・・え?」
さくら「うちのお母さんも昔、知世ちゃんのお母さんと『既成
    事実』を作ったんだって。その時の機材がまだある筈
    だって。」
知世 「・・・・・・え? それって・・・」
さくら「私たち、ず〜っと仲好しだよね。知世ちゃん?」

にこぉ、と笑うさくら。笑顔が固まる、知世。

知世 「さくらちゃん、その話、何方から聞かれましたの?」
さくら「お父さんから、聞いたの(てへ)。」

固まった笑顔のまま、1点の曇りも無いさくらの笑顔を見つめる
知世であった。


#・・・・・m(__)m


>   全て知世の掌の上とも知らず、観念した小狼にクラスメイトの
> 目も気にせず抱き着く苺鈴。

苺鈴 「これで私があいつらからリード! 見てなさい、小狼、
    美鳳、みんな。タイロン(大狼)Corp.は、私の物よ!」
知世 「これで香港からの御邪魔虫は、一気に御掃除ですわぁ」
さくら「知世ちゃん、ずっと、ずっと、仲好しだよね。」
利佳 「進路・・・今日決まる、私の未来・・・決まる、決める」
千春 「画鋲で穴を開けといたのにも気付かず・・・くすっ」

おーっほっほっほっほっほっほっほ・・・・

>                                   HAPPY END

・・・・そうかな?

> 大道寺財閥現会長・大道寺知世女史が公開した自叙伝から以上の
> ような状況が明らかになった。これについてさる経済学者は、
> このようにコメントしている。

知世 「・・・ありきたり、ですわね。」

そう言いながら、美貌の令嬢はNEWS-PAPERをデスクの上に放り投
げた。ディスポーザブルなペーパーディスプレイである事を感知
した机上の処理機構が知世の意思を読み取り、それを一瞬で焼却
ガス化する。そんな当たり前の事には目もくれず、知世は眼前の
に浮かぶメガフロートシティを見やった。真空を利用した浮力バ
ラストを持つ奇妙な形の超高層スクレーパーが林立するそこには、
彼方此方に同じマークの旗が翻っている。

知世 「・・・ここまで、来ましたわ。お母様。そして・・・」

つい、と下に目をやる。スクレーパーの林の下。縦横無尽に空中
回廊で結ばれたビル群の下には・・・

蒼く輝く地球が、その丸みを示していた。

その蒼く輝く星を見ていると、ふと何かを思い出しかける事があ
る。全てを包む優しさを秘めた、その蒼い輝き。いや、それは本
当に青だったか? 緑がかってはいなかったか? 

・・・「それ」とは、一体誰の事だ?

結局、思い出せやしない。ふと苦笑しながら、それでも知世は窓
から地球を見続けた。ここ、ラグランジェ3に浮かぶ「軌道都市
Dai-Do-Ji」の、展望会長室から。

ふ、と疲れて椅子の背にもたれる。そろそろこの体も限界が来た
ようだ。AEの秘書官に「何時もの着替え」を命じながら、知世
はもうどれほどこうしてきたろうか、と思いを馳せつつ、その左
手首を見やった。

そこには「23」の数字が浮かび上がっていた。

知世 「お母様・・・有難う御座います。お母様が御執心された
    『私』たちは、とても役に立っています。御蔭で私は、
    こうして死ぬ事も忘れ、大道寺の家を盛り立ててこれま
    した。本当に、有難う御座います。」

そうは言うものの、最早母の面影はとうに自分の記憶から消えう
せている。ターミナルドグマを介する記憶転送システムは理論上
100%の記憶転送が不可能なため、こうして記憶が失われてゆ
く事は仕方が無い。そう、生きる為には、捨てなければならない
ものもあるのだ。例え肉体交換が20年に延びた、今でも。

   「会長。『地上』との、会議のお時間です。」

ふと気付けば、もうそんな時間。見かけ上は少女のメイドロボッ
トが、柔らかい涼やかな声で話し掛けてきた。デザインにはうる
さい自分が一目見て気に入ったロボットで、このシティの随所に
配置してある。彼女もそんな1体だった。

知世 「はい。今、参りますわ。」

令嬢が、つい、と立ち上がる。長大な足首までの黒髪がなびく。
毎朝毎夕にメイドロボットに手入れさせている髪だが、弱重力を
守らせている衛星軌道都市では煩わしさを感じなかった。

す、と彼女をサポートする別のメイドロボット(デザイン同じ)が
広がろうとする髪を纏める。また別のメイドロボット(デザイン
同じ)がブリーフケースを持つ。3体のロボットたち。

知世は彼女らの、ショートに纏めた栗色の髪、緑色の目、柔らか
く健康そうな頬、そしてその口癖、

知世 「本当に可愛らしいわ、貴方たち。」
   「ほぇ?」

が、とっても好きだった。

会議室には「地上」が待っている。500年も前から地上の60
%を支配する資本グループ「Rie」。彼らと上手くやって行く
のが、宇宙の義務。頑迷な過去そのものとの付き合いも、義務。

もはや「太陽系の郷愁」な存在でしかない地球であっても、宇宙
で生きる者にとっては大事な事。私の一言が地球の生殺を握ると
は言え、鬱陶しい事だ。何の資源も生産手段も持たなくなったと
は言え、地球は地球だ、と言う事なのだろう。

知世 「お待たせしました。Dai−Do−Jiです。」

SOUND−ONLYで繋がるバーチャル空間に、イメージ映像
が浮かび上がった。

   「李、です。今日の議長(ホスト)はAE(人工実存)の私が
    努めます。『小狼』と、お呼び下さい。」

小狼・・・ふ、とまた何か記憶に引っ掛かったような気がした。

が、それも気のせいだろう。知世は、憂鬱な会議に身を任せた。

。
。。。
。。。。。。


>   なお、李小狼当主が帰国する際に、数枚のクロウカードを香港に
> 持ち帰ったらしいが、それによって52枚のカードを揃えることが
> できなくなったさくらがその後に行われたであろう最後の審判や
> 数々の事件においてどのような苦境に立たされたかを示す資料は
> 一切現存していない。


知世 「あら?」

ふと見ると、メイドロボットの1体が凍り付いている。どうやら
彼女も「肉体の限界」が来たようだった。

知世 「しかたありませんんわね」

くす、と笑い、彼女の背中を開く。メイドロボットの「コア」が
そこにある。苦もなく彼女は、それを引き出した。この作業ばか
りは、他のメイドロボットや部下たちには任せられない。

それは1枚のカード。複雑な文様が表裏に描かれ、しかも1枚
1枚の絵柄が異なるカード。

引き出したカードには鳥の絵が書かれていた。

書かれている文字は600年も前の古代文字だからデータベース
にでも掛けなければ読めるものではない。しかしこれをもし直接
軌道都市のインテリジェンスシステムに掛けたら「えらいこと」
になる。カードが持つ「マジックエナジー」が、軌道都市を維持
する「魔法炉」の制御機構に干渉でもしたら、それこそ・・・

だから、このカードは選ばれた人、つまり私のような「魔力ゼロ
&霊力ゼロ」の者にしか触れない。

新しいメイドロボットの体を、数体掛りでえっちらおっちらと運
んでくる。心配そうに見つめる同じ顔の中で、知世はそれを少女
の背に差し入れた。きぃんと言う独特の起動音の後、魔法力を駆
動力とする全てのシステム同様に彼女を中心とした「失われた陣」
が一瞬浮かび上がる。

暫く後、彼女が起動した。知世が彼女に訊ねる。

知世 「あなたの、名前は?」

にこ、と笑い、彼女が応える。

   「はい、木之本さくらです。」

満足そうに、23体の自分自身を乗り換えて600年を生きる、
大道寺知世が微笑んだ。

>                                   HAPPY END

・・・・ですね(^^)。


>   尻を見たらこうなりました(核爆)

尻だらけにしてみました(重力子爆)。


では。
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