Original Story(Re: C.C. SAKURA #57 (11/16))
こん○○わ、PARALLAXです。では引き続き、藤森@セイコーエプソ
ンさんの「カードキャプターさくら」傑作妄想記事を御覧下さい。
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Subject:OriginalStory#7(C.C. SAKURA #57 (11/16))
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藤森@セイコーエプソンです。
さくらちゃんの長編妄想第7弾の全文をお届けします。
アニメの第35話の後、劇場版と第36話の間のお話です。
アニメ版妄想小説No.7『さくらのお風呂パニック!』
今日は日曜日。藤隆お父さんは学会発表、桃矢兄ちゃんは
サッカーの試合に行っていて留守、さくらちゃんはお留守番です。
当番のお掃除とお洗濯を終え、お風呂に入っているさくらちゃん。
さくら:「ふう。やっとお掃除もお洗濯も終わった〜。
ケロちゃん、お手伝いありがと。」
ケロ :「毎度毎度なんでわいが洗濯手伝わなならんのや。」
さくら:「今日、この後、知世ちゃんが来るんだよ。
ケーキ持って来てくれるって言ってたから、
ケロちゃんにも食べさせたげるね。」
ケロ :「わ〜い、わ〜い!で、今日は何しに来るんや?」
さくら:「この間の香港旅行に行った時の写真、
できたから持って来てくれるんだって。」
ケロ :「そりゃ楽しみやなあ。
わいのかっこええ姿もいっぱい写っとるんやろな?」
さくら:「た、たぶんね。」
お風呂から出て、頭を洗い、続いて体を洗うさくらちゃん。
ケロちゃんはまだお風呂で泳いでいます。
#注:もちろん、泡で肝心な所は見えませんよ。(^^;
さくら:「あ、李君と苺鈴ちゃんも来るって。」
ケロ :「え゛〜っ!?なんで小僧に小娘まで...」
さくら:「だって、李君や苺鈴ちゃんがいっしょに写っている写真も
いっぱいあるんだもん。
みんなでどれを何枚焼き増ししてもらうか決めなきゃ。」
ケロ :「あいつらに写真やることあらへんのにぃ。」
さくら:「そんなこと言って、ケロちゃんケーキが減るのがいやなんでしょ。」
ケロ :「...ま、まあ、それは置いといてぇ。
さくら、ちょっとわいの背中洗ろてくれへん?」
さくら:「うん。」
さくらちゃんはお風呂から出たケロちゃんに石鹸を付けて泡立て、
ごしごしこすります。
ケロ :「は〜気持ちええなあ。すまんなあ、さくら。
特に背中の羽の間あたりはわいの手ぇが届かへんよって。」
さくら:「お爺さん、それは言いっこなしですよ。」
ケロ :「誰がお爺さんや!」
さくら:「ケロちゃん、なんか年寄りくさいんだもん。」
ケロ :「確かにわいは長く生きちょるけど、お爺さん呼ばわりはひどいで!」
さくら:「そうだよね、ゲームやってるケロちゃんはまるっきり子供だよね。」
ケロ :「...もうええわい。」
ケロちゃんを洗い終えたので、再び自分の体を洗うさくらちゃん。
ケロちゃんは泡だらけのまま、自分の体の他の部分を洗っています。
ケロ :「わいが元の姿に戻れたら、
わいの毛皮でさくらの背中を洗ってやれるんやけどなあ。」
#ここで、真の姿のケルベロスがさくらちゃんを洗っている所を
#妄想してしまいました。
#ううっ、ほほえましいんだか、危ないんだかようわからんシーンだ。
#さくらちゃんが大きな虎に襲われてるようにしか見えんかもしれん。(^^;
さくら:「ケロちゃんの真の姿って、毛皮があるんだ。
でも、別にいいよ。私、ちゃんと背中に手が届くし。
それに、なんか、毛皮で洗われるのくすぐったそう。」
さくらちゃんは手で輪っかを作り、
息を吹き込んでシャボン玉を作り始めました。
泡だらけのさくらちゃんの姿を映して宙に舞うシャボン玉。
ケロ :「ほ〜。きれいなもんやなあ。
さくら、シャボン玉作るのうまいやないか。」
さくら:「えへへ。よ〜し、もっと大きなやつを...ふ〜っ!」
両手で目一杯大きな輪っかを作り、
息を吹き込んで巨大なシャボン玉を作るさくらちゃん。
さくら:「やったあ!できた!」
ケロ :「こ、こりゃまたでかい!...あり?」
巨大なシャボン玉はケロちゃんの所に飛んできて、
割れずにすっぽりケロちゃんの頭を包んでしまいました。
さくら:「アハハッ!ケロちゃん、宇宙服着てるみたい。」
ケロ :「な、なんや゛このシャボン玉?!わ、割れへん゛!」(くぐもった声)
さくら:「ほえ?」
ケロちゃんの頭を包み込んだまま、
ケロちゃんが手でつついても変形するだけでちっとも割れないシャボン玉。
気が付けば、さくらちゃんが作ったシャボン玉は
ほとんど割れずに宙に漂っています。
さくら:「な、何?」
ケロ :「こ、こりゃ、ま゛さか...」
さくら:「く、クロウカードの気配?!」
次の瞬間、排水口から流れ去ったはずの大量の泡が、
さっきお洗濯した時の大量の泡が逆流してあふれ出してきます。
いや、それだけでは考えられない大量の泡が排水口からあふれ出し、
どんどん増えていくのでした。
さくら:「ほえぇ〜っ!」
ケロ :「こ、これはバブルのクロウカードや゛!」
大量の泡のせいで、たちまちお風呂場全体が泡で
さくらちゃんのふとももまで埋まります。
さくらちゃんがクロウカードを封印しようと思っても、
封印の鍵も集めたクロウカードも脱衣所のかごの中。
さくらちゃんもケロちゃんも、泡だらけになりながら
あわててお風呂場のドアを開けて脱衣所へと逃げ出すのでした。
さくら:「ケロちゃん、鍵を早く!」
背中でお風呂場のドアを押さえるさくらちゃん。
お風呂場のドアなので、中から鍵をかけることはできても、
脱衣所の方から鍵をかけることはできません。
お風呂場の中では泡がどんどん増えて、
さくらちゃんが押さえているドアを圧迫します。
ケロ:「よ、よっしゃ!待っとれ゛!」
宇宙服のヘルメットのような大きなシャボン玉を頭にかぶったまま、
かごの中のさくらちゃんの服をかき回して封印の鍵をさがすケロちゃん。
さくらちゃんの下着が宙に舞います。
#脱ぐ順番からいくと、下着が一番上でその下あたりが
#封印の鍵とクロウカードでしょうね。
さくら:「け、ケロちゃん、は、早く〜っ!」
お風呂場のドアを通してさくらちゃんの背中を押す圧力がますます高まり、
さくらちゃんの力ももはや限界に近づいています。
ケロ:「あったで〜っ゛!」
さくらちゃんの服の下から封印の鍵を見つけたケロちゃん。
クロウカードは置いておいて、
とりあえず鍵をさくらちゃんに渡すため飛んで行きます。
さくら:「も、もうだめぇ〜っ!」
ケロちゃんがさくらちゃんに封印の鍵を渡すと同時に、
お風呂場のドアが押し開けられ、大量の泡があふれ出してくるのでした。
ケロ :「ひょえぇ゛〜!」
さくら:「ほえぇぇぇ〜!」
かろうじて封印の鍵は手に取ったものの、
大量の泡に押し流されていくさくらちゃんとケロちゃん。
さくらちゃんは、それでもなんとか封印の鍵を
封印解除(レリーズ)しようとします。
さくら:「ゴホッ、ゴホッ、や、や゛みの力を秘め゛し...ブクブク...」
泡が口にまで入り込み、呪文を唱えられないさくらちゃん。
大量の泡におぼれてしまったさくらちゃんは、
そのまま玄関近くまで流されてしまうのでした。
さくら:(だ、誰か助けて〜っ!)
ケロ :「.。o○(ブクブク)...○o。.(ゴボゴボ)...」
#妙な変換がされると思ったら、顔文字辞書か。なんだこの泡表記は。
★アイキャッチ入りま〜す★
...ピンポーン゛...(玄関のチャイムが鳴った音)
さくら:(と、知世ちゃん?た、助けて〜っ!)
木之本家の玄関前に来ていたのは、約束通り写真を持って来た知世ちゃんと、
途中で会った小狼に苺鈴ちゃん。
知世ちゃんが玄関のチャイムを鳴らしたのですが、返事はなく、
どうも家の中の様子がおかしい。
知世:「さくらちゃん、どうしたのでしょうか?」
小狼:「...この気配は...クロウカードだ!」
玄関の扉の隙間や鍵穴から染み出してくる泡。
他にも、2階の窓の隙間や換気口から泡があふれ出してきており、
扉は内側からの圧力できしんでミシミシと音を立てています。
苺鈴:「な、何?これえ!」
知世:「さくらちゃん?さくらちゃん!!」
ドンドンと玄関の扉を叩き、ガチャガチャとノブを回す知世ちゃん。
しかし、返事はありませんし玄関の扉には内鍵がかかっています。
小狼:「どいてろ!...雷帝招来!」
知世ちゃんを玄関の扉の前からどかせ、呪符魔法を使って扉の鍵を壊す小狼。
とたんに玄関の扉が内側からの圧力で吹き飛び、
大量の泡があふれ出してきます。
小狼:「うわあっ!」
苺鈴:「きやあ〜っ!」
玄関からあふれ出る大量の泡に押し流される小狼と苺鈴ちゃん。
小狼の言葉で扉の前からどいて、
横に立っていた知世ちゃんだけが難を逃れることができたのでした。
あっけにとられてとめどなくあふれ出す大量の泡を見ている知世ちゃん。
その中に、おぼれているさくらちゃんの姿が!
知世:「さくらちゃん!」
みずから大量の泡の中に飛び込み、泳ぐようにしてさくらちゃんの所に
たどり着き、さくらちゃんの体を捕まえる知世ちゃん。
自分も泡だらけになりながら、かき分けるようにして
ようやくさくらちゃんを玄関の横の方に引っ張り出すことに成功します。
知世 :「さくらちゃん、さくらちゃん、しっかりして下さい!」
さくら:「う、う〜ん...ゴホッ、ゴホッ!」
知世 :「さくらちゃん、大丈夫ですか?」
さくら:「と、知世ちゃん?あ、ありがとう...」
#いかん、ここで人工呼吸を妄想してしまった。(^^;;
#泡の中なら、一応呼吸ができるから窒息はしてないよな。
知世:「まあ。(はあと)」
さくらちゃんが身にまとう大量の泡の下は、
すっぽんぽんなのに気がついた知世ちゃん。
自分のコートを脱いで、さくらちゃんにはおります。
知世 :「寒いのに、こんな格好で外にいたら風邪をひいてしまいますわ。」
さくら:「あ、ありがとう。」
ケロ :「ちっとはわいの心配もしてや。」
さくら:「ケ、ケロちゃん?だいじょうぶだった?」
さくらちゃん同様、大量の泡と共に玄関から流れ出していたケロちゃん。
羽があるので、自力で空を飛んで泡から抜け出してきたのでした。
いまだに玄関から流れ出し続けている大量の泡。
さくらちゃんの家の玄関前だけでなく、通りの方まで泡だらけ。
玄関横の駐車場に避難したものの、
すでにさくらちゃんたちの腰のあたりまで泡につかっています。
知世:「この大量の泡もクロウカードなんですの?」
ケロ:「そうや。バブルのカードや。まさかこいつにこんな大量に
泡を出すことができよるとは、油断しとったで。」
小狼:「クロウカードはくせものぞろいだって言ったろ。」
苺鈴:「あ〜ん!一張羅が泡だらけ〜っ!」
さくら:「李君!苺鈴ちゃん!」
大量の泡に流され、道路にまで押し出されていた小狼と苺鈴ちゃんですが、
泡の上を小狼の風華の呪符魔法で歩いて、玄関前まで戻ってきました。
小狼:「こいつは泡を出すことしかできない。このまま封印できるだろう。」
ケロ:「わいが今言おうと思とったのに〜っ!」
さくら:「よ〜し!」
知世ちゃんのコートをはおり、泡だらけで腰まで泡につかりながら
鍵を封印解除(レリーズ)するさくらちゃん。
さくら:「汝のあるべき姿に戻れ!クロウカード!」
知世 :「泡だらけのさくらちゃんもかわいいですわあ。」
(いつのまにかビデオカメラを取り出して撮っている知世ちゃん)
道路にまであふれた大量の泡が姿を変えて封印の杖の先に集まり、
バブルのクロウカードは封印されるのでした。
しかし、大量の泡が消えた時、そこに残るのは...
小狼:「ぶっ!」(ボンッ!シュ〜...)
(真っ赤になって水蒸気爆発した小狼)
苺鈴:「きゃっ!」
知世:「さくらちゃん...輝いていますわぁ。(はあと)」
さくら:「ほえ?」
そこには、すっぽんぽんで靴下も履いていない上に知世ちゃんのコートを
はおっただけのあられもないお姿のさくらちゃんが...
#コートの前はあいていますが、さくらちゃんの手に持つバブルの
#クロウカードと封印の杖で大事な所は隠れているということにしよう。(^^;
さくら:「ほ、ほえええぇぇぇ〜!!!」
バブルの泡に洗われて、ツルツルピカピカのお肌になったさくらちゃん。
そのお肌を耳まで真っ赤にしたさくらちゃんは、
はだしのままあいている玄関から家に飛び込んでしまうのでした。
知世:「はあ...(満足のため息)これは、
今日は写真をお見せするどころではないようですわね。」
苺鈴:「ちょっと小狼!何赤くなってるのよ!」
小狼:「...(ぼ〜っ)...」
知世:「残念ですが、今日はもう帰りましょう。」
苺鈴:「小狼ってばぁ!(もう、私の裸だって見たことあるくせに!)」
苺鈴ちゃんに抱きかかえられて、
引きずるように連れて行かれるぼけたままの小狼。
知世ちゃんも帰ろうとしますが、その場の惨状を放ってはおけず、
残ってケロちゃんといっしょに後片付けです。
知世:「あらあら。クロウカードが散らばってしまっていますわ。
それに、さくらちゃんの服や下着まで...」
ケロ:「さくらが風呂入っとる時やったからなあ。
バブルの泡に押し流されて道路にまで散乱しとる。」
知世:「ケロちゃん、クロウカードを拾い集めていただけません?
私はさくらちゃんの服を集めますから。
そうそう、玄関の修理もしなければなりませんわね。」
玄関が壊れているけど家中ツルツルピカピカになった木之本家。
クロウカード等が散乱してはいますが、外の道路まできれいになっています。
ケロ:「あうう、家ん中も、きれいにはなっとるやろけど
メチャクチャやろなあ。洗濯はともかく掃除はやり直しやあ。」
知世:「ケロちゃん、ファイトですわ。私も手伝いますから。」
ケロ:「おおきに、知世〜。(泣)」
さくらちゃんと同じくピカピカになったケロちゃんと知世ちゃんにより、
散らばったクロウカードとさくらちゃんの服は集められ、家の中の片付けも
終わり、知世ちゃんの呼んだ修理業者により玄関の修理も完了。
知世:「ケロちゃん、それではさくらちゃんのこと、
よろしくお願いしますわね。」
ケロ:「まかしときい!ま、さくらのことやからす〜ぐ元気になるわい!」
今はさくらちゃんをそっとしておいた方がいいと思いつつも、なごり惜しげに
帰宅する知世ちゃん。(ケーキを置いていくのを忘れてます。)
ケロちゃんはこの後、知世ちゃんのケーキを食べそこねたことに気付いて
くやしがるのでした。
そして、夕方。桃矢兄ちゃんが帰ってきます。
遠目でもわかるほどピカピカの家に驚き、
家の中に入ってその輝きに目をみはる桃矢兄ちゃん。
桃矢 :「さくら、いるかあ?今日の掃除、ずいぶんがんばったじゃないか。」
さくら:「...」(ふとんの中にもぐっているさくらちゃん)
桃矢 :「おい、さくら、どうした?」
さくら:「ほえ〜ん!いいから出てってよう!」
ふとんの中から手を出してぬいぐるみをつかみ、
桃矢兄ちゃんに投げつけるさくらちゃん。
桃矢:「お、おい!」
ぬいぐるみをぶつけられ、さくらちゃんの部屋から逃げ出す桃矢兄ちゃん。
ケロちゃんは桃矢兄ちゃんが部屋から出て行くのを確認し、
さくらちゃんをなぐさめようとします。
ケロ :「前回、小僧の裸を見たんやから、おあいこやないか。」
さくら:「そういう問題じゃないもん!」
ケロちゃんにもぬいぐるみを投げつけるさくらちゃん。
ケロちゃんはあわてて窓から逃げ出すのでした。
桃矢:「...ったく、またなんかあったな。」
さくら:「ほえ〜ん...(泣)」
#「なんか」どころじゃない大変なことがあったんですよ〜。
#って、筆者はエリオル以上に大変な試練をさくらちゃんに与えとるなあ。
#...さくらちゃん、ごめん!結局、「さくらちゃんの裸を小狼になぞ
#見せてやるもんか」という親心より妄想の方が勝ってしまった...
#もし次回筆者の記事が配信されなかったら、
#筆者は大道寺財閥私設秘密警察により闇に葬られたと思って下さい。(^^;;
おしまい。
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ooξξ 藤森英二郎 セイコーエプソン株式会社
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いやぁ、このままフォロー記事を付けたくなるのはやまやまなんで
すが、これ以上長くなっても社会の迷惑。私のフォローはまた後日。
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p.s.藤森さん、本当にニュースサーバーのトラブルなんだろうか?
なんとなく私の周辺も、此処最近「ざっざっざっ」と言う足音
に取り囲まれているんですが。先輩、檻の向こうへは何を持ち
こめるんですか?(爆)
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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