日本は破産すべきか、ではなく、破産するのである。問題は破産からいかに復活するかにある。
誰ももう見ていない、借金金利の鼠算的級数的増加。
小泉の改革ごときで解決するなどと官僚でさえ、また、小泉でさえ思ってはい
ない。ただ、見ないようにしているだけだ。
外貨預金で逃げ出そうとしている谷村君らは、それでよい。沈没船から逃げ出
すネズミをなにも海中に追い落とす必要はない。逃げていけばよいのである。
問題は残された我が日本民族の子孫の行方だ。破産の海から大地に泳いでたど
り着けるか?
現状では無理なのである。
我国は、雛形として、労働市場という概念を、人間の労働の自由、基本的人権
に裏打ちされた生きがいとしての労働権という(生産性でも収益率でもない
)、哲学に立脚した労働観(イデオロギー)を樹立しなければならない。
馬鹿だろうと利口だろうと人間は生きている限り労働が必要なのである。何か
せずにはいられないのである。それこそが労働なのである。軌道修正すべき労
働観。
その上で、社会が循環し、人間の尊厳を維持できるシステムに労働を組み込
む。貨幣のあり方はことに重要であり、インフレ、デフレから、通貨をまもっ
たなかで経済を維持するには兌換通貨は必須。さらに、通貨の二重構造は不可
欠なのである。これが新世紀の経済である。
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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