"Shin-ichi TSURUTA" <syn@emit.jp> wrote in message news:bcn6iu$21bl$1@nwall2.odn.ne.jp...

> 個体の命は死んだら終わりです。命は永遠ではなく、短いからこそ
> 尊く、価値があるのです。

短いといったって100年弱の時間というのは相当に長いし「象の時間鼠の時間」
じゃないけど、人間はずるをして所与の寿命を超えて生きているので充分な長さ
だと思います。仮に短いと感じるとしたら無駄な時間を過ごしているか、一瞬一瞬
を大事に生きていないかのいずれかなのでしょう。
 
> 寿命が100億年の生命にとって1年は、1/10,000,000,000の価値しか
> ありませんが、100年の生命にとって1年は1/100の価値もあります。
> 朝露のごとく儚い命だからこそ、その一瞬一瞬がとても大切なので
> す。たった一度だけの、やり直しのきかない人生だからこそ、悔い
> の無いように努力し、面白く、楽しく生きることが大切なのです。

自堕落放逸に生きる事も選択肢としてあるのでしょうが、100年の人生設計で
事象の理解も含めてやれる事には自ずと限りがあるので無駄に使いたくは無い
ですね。

> そこに「神」や「宗教」は不要です。何らかの理由で、気楽に面白
> 楽しく生きられない人が、自分を慰め誤魔化して生きていくために
> は必要かもしれませんが。

「弱者の杖」としての宗教は方便なのでしょうが、効率の悪いパタンが多いですね。
初夏の山野の木々の成長をまじかに観察した方が意の通らない一片の詩篇を読む
よりも心の慰めになりますね。自分の目や耳でこの宇宙と直に対峙出来ないが為
に擬似情報としての宗教世界観に逃避するのでしょうか?


-- 
*******************************************
EN yasuhiroendo@jcom.home.ne.jp 【月下独酌】    
*******************************************