北が六者協議に復帰を示唆している。
 金融そのものの枠組みから疎外され、中国から原油のパイプラインを閉められて、やっと復帰するらしい。
 さて、六者協議で何を協議するのだろうか?
 協議復帰そのものは米国の中間選挙時共和党のブッシュ政権に多少寄与するだろうが、アメリカ国民の関心の的はイラク情勢に尽きるとも言える中では、外交上の得点としてはカウントされないとすべきだろう。
 選挙が終わるまで、悪影響を与えなければ良いので、事実上何等進展は無いだろう。 

 
 六者協議自体既に中国の体面を保つだけの道具に過ぎない。
 その中国ですら、既に北の存在そのものが疎ましくなってしまっている。
 中国の体面を保つ為には日本も協議をボイコットする事は出来ないが、中身の無い時間稼ぎに何時まで付き合うか検討する必要は感じる。
 
 来年の春が来る迄、北の人口が幾ら減少するのだろうか? 既に国家としての呈をなしていない集団の支配下にいる人々は気の毒としか表現の方法が無い。
 信用に値しない集団に対しては、相手が言う事を只聞き置くのみしか無いので、事実上の没交渉は連続するし、必要に応じて北籍の者の国外追放に至る迄の国内法の整備を検討する段階に至って来たと思う。