日を経つつきわまり往くは小水の魚のごとし。
よろしき身分なるものさへ、物乞いにありかむ。
わびしれたるものどものありくかとみればすなわち倒れ伏さむ。
早漏官邸のつら、道のほとりに飢え死ぬるものたぐい数さえ知らず。
取り捨つるわざさも知らねば、kazの孫ども
kazのくさき香世界に満ち満ちてかはりゆく形ありさま、
目も当てることかなはず。
谷村のごときインポは孫もなく、くさき香、早漏官邸のつらをけがさむ。