X-No-Archive: Yes

仮象問題です。

問題提起が不完全。

先ほど投稿したが、なぜか、表示されないので再投稿。

どういう認識目的で、「人間の欲望」という言葉を究明しようとしているのか
それに即して主体的に選択した視点は何か
この関係においてのみ相対的に決まるものです。

「人間の欲望」は、『なんでしょうか』ではなく、「人間の欲望」を究明するため
の
『認識目的上の、重要な性質』はなにか、という相対的な表現で置き換えれば
その性質の部分的な正しさは救われるだろう。

ところで、問題として提起されたかたの認識目的はなんでしょうね?
また、「人間の欲望」という言葉にも、こうした究明は要求されるでしょうね。
どのような対象を指示させるのがもっとも望ましいか。もし、
1.こういう対象を指示するものとしましょう。ならそれでもよい。しかし、
2.こういうものだと対象としての性質(事物説明)をいうなら、言い切れない。
3.こういうようにこの言葉は使われています。(記号説明)というのも、
  議論は分かれて当然。

1.は真理値はもたない。しかし、2.3.は真理値をもつ。
1.は決定、提案であるが、2.は叙述文、3.は記号説明

いいすぎになることを恐れずにいうなら、
哲学のニュースグループで、記号論理学一辺倒の論者がいるようだが
1.のみで学術用語が存在するわけではない。2.3.も必要。
2.は経験分析、3.は意味分析。分析哲学の重要性は学術用語一つを定義
するにも、従来の用法を出来る限り尊重し、経験科学的な研究の成果を十分
考慮して、その言葉にどのような対象を指示させるのがもっとも望ましいか
という問題である。

はじめにもどって、不毛な議論は、よく定義を吟味せず議論をスタートすることで
起こるもの。
どういう認識目的で、「人間の欲望」という言葉を究明しようとしているのか
それに即して主体的に選択した視点は何か
この関係においてのみ相対的に決まるものという認識が必要と思います。
でなければ形而上学的議論だよね。