たざきと申します

相変わらずの分析ですね :-) 
# 誉めているわけでは無い.

208兆円それ自体が問題なのではありません.予測される経済成長率に
比べて社会保障費の伸びが急激(かつ巨額)なのが問題なのです.
この問題は国家負担だろうが民間負担だろうが変わりません.
# 経済成長率ぐらいで社会保証費が増えていくのであれば,
# 負担率は変わらないので,大きな問題とは思えない

だから,福祉関連費用の伸び率を問題視するのであれば,
長期的には以下の二つの方策しか思い浮かびません.
 1. 福祉関連費用の伸び率を経済成長率程度に押さえる
 2. 経済成長率を福祉関連費用の伸び率にまで上げる

1. は負担元が国だろうが民間だろうが,福祉切り下げを意味するでしょう.
さらに,50歳以上ぐらいの人にとっては国が約束を変更する事にも等しい
ことです.
2. は今後数十年の人口動態を考えれば現実的ではないでしょう

多分,Sakaei 氏は 2. をイメージしていると思われるのですが,
経済成長率が急上昇する根拠は乏しい……というか,
希望しか述べていないと思われます.まぁ,僕も解決策を持っている
わけではないので考えは参考にしてるけどね.今のところ
予想と希望がごっちゃになった考え方なので,説得力に欠けていますです.


"Sakaei" さんは Fri, 18 Jul 2003 12:41:14 +0900 頃に
Message-ID: <bf7q9b$afo$3@news511.nifty.com> で書きました:

> 10年かけてプライマリーバランスを取ると言う。
> 208兆円に上る福祉市場の開放で、正しい改革ができていれば可能だ。

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たざき