"大島 敬行" <ooshima@janis.or.jp> wrote in message
news:boqm3u$1ao$6@cobalt01.janis.or.jp...
> "EBATA Toshihiko" <ebata@nippon.email.ne.jp> wrote in message
> news:3faf8fb8$0$19838$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp...
> > ふ〜む、1年ぶりに航空祭でF-15Jを見てけっこ〜でかいものだなと改めて思っ
> > たりしたのですが、ゼータって実在するとこんなかんじなんですな。
>
> AirCombat第二号のおまけは、コレ。
> イーグルってよく見ると三角翼だったのね、今まで可変翼だと誤解していた。

クリップド・デルタ翼とかいう形式です。
F−14の可変翼に比べれば、タネも仕掛けも無い主翼ですね。
前縁スラットすら付いて無いんだから。

もともとF−15自体が、タネも仕掛けも無い戦闘機ですけどね。
1・高性能の火器管制装置を搭載しようとしたら、装置が大きいので機体が大きくなりまし
た。
2・機動性を上げようとしたら、主翼面積が大きくなりました。
3・双方を支えるために、強力なエンジンを積みました。
という程度の・・・(言い過ぎ)。
まあ、兵器なんてものは、シンプルな方が良いに決まってるんだけど。

> 話は変わるが、F14トムキャットとF15イーグルとF16って、同じメーカー開発だと
> 思っていたけど、全然違うのね。(うっかり)

同じ会社の機体にしては、デザインコンセプトが違いすぎますね。
海軍の艦載機・空軍の正式戦闘機・空軍の補助戦闘機と、用途が違うにしても・・・。
もし同じメーカーの製品だったら、もともと海軍機であるF−4ファントムを空軍で採用し
たように、F−14の仕様を変更してそのまま空軍機としていたでしょう。
別々に作るよりは、はるかに費用対効果が高くなりますから。
しかし、F−14が生まれたのも、空軍でF−4を採用せざるを得なかったのも、F−11
1を海空共用としようと開発して、失敗(艦載機としては重すぎ。空軍では一応使える程度
の機体にはなりましたけど)したことが背景としてあります

昔の定説では、優秀な艦載機は陸上基地から運用しても優秀だが、優秀な陸上機は優秀な艦
載機にはならないというのがありました。
艦載機には空母上で運用するための補機の搭載とか、着艦時の操縦性など制約が多く、そん
なものが不要な陸上機を改造しても、うまく行かないことが多かったのです。
数少ない成功例が、F/A−18ホーネットのシリーズで、これの元祖はF−16と競争試
作されたF−17です。
エンジンが双発だったり、艦載機としての素養をある程度持っていたにしても、実際艦載機
とするには障害が多く、完成品はほとんど別物になっていたりしますが・・・。

> それとF16には通り名(?)って、無かったよね……?

ありますよ。
試作機YF−16をモデルアップした、昔のタミヤのプラモデルには、“エア・コンバット
・ファイター”と書いてありました。
現在は正式に”ファイティング・ファルコン”と呼ばれています。

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「蒸着せよ!!」 Red Lantis red-lantis@Yahoo.co.jp  ハイフンを抜いてくだ
さい。