Yoshitaka Ikeda さんは Mon, 19 Jan 2004 09:30:45 +0900 頃に
Message-ID: <buf8ct$8jr$1@caraway.media.kyoto-u.ac.jp> で書きました:

どこに,フォローを付けようかと悩んだのですが,とりあえず
Yoshitaka Ikeda さんの記事にフォローします.

まず,諸氏が参照していないが興味深い資料として
http://www.nids.go.jp/dissemination/briefing/2003/pdf/200304.pdf
を挙げます.防衛研究所っていう国の組織です.

ikeda> 近隣諸国の多くが核兵器を持っている状況において
ikeda> 日本が持たないのは不安定化の要因になるかもしれません。
この考察がなりたつためには
1. アメリカの(核の傘による)抑止力は信頼できない
2. 日本独自の核(の抑止力)は信頼できる
の両者が成り立つ必要があるかと思います.これって正しい?

また,上記文書での考察では,政治条件を一切無視しても
コスト的にも技術的にも抑止力に足る核兵器を所持することは難しいと
コメントされています.また,政治的条件を考えると,核兵器保持は 
NPT 体制からの脱退を意味しますから,ウランの輸入 etc に大きな障害が
起きるであろう.現在の発電事情を考えると,これは大きかろうと
書かれています.

なかなか,示唆に富む文書ですので一読をお勧めします.

僕は,核よりもまず人工(静止)衛星 や準天頂衛星の整備.
テロ・工作員に対応する特殊部隊の配備・訓練が焦眉の急だと思うのです.
核だのミサイルだのって,それが揃ってからじゃないかな.
# ミサイル防衛とか新手の公共事業にしか思えない.
-- 
ktaz